NFLプレイオフプレビュウ05-06
NFLプレイオフプレビュウ NFC編
1.SEAシーホークス(13−3、西優勝)
…攻:A 守:B 勢:B SB到達確率:20%
・Week5から11連勝という断トツの強さで、早々に地区優勝を果たし、第1シードも確保したSEA。
・とはいえ、SEA以外はオール負け越しという、断トツの低レベル地区内の対戦で6勝全勝と荒稼ぎしての13勝に、どこまで価値があるかというと微妙なところです。
・チームを引っ張るのは、1880y27TDと大爆発し、MVPにも輝いたけど、それでも地味な気がしてならないRBショーン・アレキザンダと、そのランを支えるOLたち。
・地味であろうと圧倒的な決定力を誇るエースRBの特徴は、ブロックの使い方が巧いという、やっぱり地味なスキル。
・アレキザンダ爆発の影響もあってか、キャリア初めてQBレートが80台を突破した好調QBマット・ハゲルベック率いるパス攻撃は、もちろん地味。
・エースWRが800y弱のボビー・イングラムとか地味にもほどがあるという感じですが。
・1000yWRが1人もいないけど、400y以上捕ってるのは5人もいるというのは、NEに似ています。
・NEと違うのは、ハゲルベにはトム・ブレイディほどのカリスマ性はないということ。
・プレイオフで本当に守備の強いチームと当たったり、あるいはキャッチアップしなければいけない場合に、絶対的なエースWRがいないというのは大きく響くような気がして仕方ないです。
・ディフェンスはリーグ17位と、昨年よりはだいぶましになりましたが、NFCのプレイオフ6チームの中ではやや見劣りする感は否めません。
・パス守備25位というのは、オフェンスがボンボン点取るから相手もボンボン投げてくるという面もあるので簡単に悪いとは言えませんけど、回数投げられてる割にINTが少ないということからしても、あまり頼りにはならなそうです。
・攻守ともライン戦で優位に立てるかが全てになりそう、そこで負けたら普通にやられると思います。
・第1シードといっても、初戦のシンデレラ候補WASはレギュラシーズンで負けてる相手ですし、次も超強力守備のCHIか、チキ・バーバーを完封したCAR、スーパーへの道はかなり険しいです。
2.CHIベアーズ(11−5、北優勝)
…攻:C- 守:A+ 勢:A SB到達確率:25%
・鉄壁の守備を軸に、こちらもWeek5から8連勝という、まさかの快進撃で第2シードを手に入れたCHI。
・CHIのNFC北地区も、レベルは高いとはいえない地区ではありますが。
・しかし、CARを3点に抑えた試合を含め、8連勝中の平均失点がなんと一桁の7点台という、楽天のブルペンの防御率よりいいんじゃないかという、恐ろしい数字を叩き出したディフェンスは間違いなく本物。
・ラン守備11位、パス守備5位という数字ですが、試合を見た印象(見たのがシーズン序盤なのでだいぶ曖昧ですけど)としては、とにかく中央のラン守備がやたら堅いというイメージが残ってます。
・そして、NFCのプレイオフで残ってるのは、どこも中央へのランを軸にしているチームばかりという。
・守備2位(失点1位)、攻撃29位という、ものすごい極端な守備偏重型チームらしく、オフェンスはラン主導で、「点を取る」というより「陣地を進める」という感じのジリジリ型。
・エースRBのトーマス・ジョーンズは、1335yと思いのほか走ってますが、試合を支配できるほどのランナーではなく、あくまで陣取り要員ということだと思います。
・昨年のリーディングWRが加わったにも関わらずリーグ31位だったパス攻撃は、どうやら開幕からずっと先発を務めていた新人QBカイル・オートンではなく、足首骨折から終盤に戻ってきたQBレックス・グロスマンで行く様子。
・オートンは試合には勝ってたとはいえQBレート59.7とかなりアレでしたので、エースが戻ってきたならそちらで行こうということなんでしょうけど。
・ただ、グロスマンも2試合に出てQBレートがオートンと全く同じ59.7という、かなり微笑ましいエースぶりで、果たしてグロスマンが正解なのかどうかは極めて疑わしくなってます。
・JAXのレフトウィッチorギャラード問題と同じような状況ですが、こちらは開幕からほとんどオートンが先発しており、グロスマンにはそもそもエースらしい実績が皆無ということを考えると、ずっとオートンで行くべきだったような気がします。
・まあ、グロスマンでもオートンでも、どちらにしろパスはろくに投げないし、投げても通らないので、そこまで大きな問題ではないかもしれません。
・最強ディフェンスが攻撃のリズムも生み出し、全てが良い方向に転がってスーパーまで駆け上がりますか。
・それとも最弱オフェンスが本来の力をいかんなく発揮し、全く点が取れずに盛り上がりどころゼロであっさりコケますか。
3.TBバッカニアーズ (11−5、南優勝)
…攻:C 守:A 勢:B+ SB到達確率:5%
・3年前のスーパーボウル後のなんだかよく分からない没落から、なんだか気付いたら復活してきたTB。
・復活の要因は、新人王RBカーネル・"キャデラック"ウィリアムズの出現による、人並みなラン攻撃の確立という話ですが。
・どっちかというと、QBブライアン・グリーシーの早すぎず遅すぎない、絶妙のタイミングでの死亡が大きかったと思います。
・グリーシーの跡を継いだのはQBクリス・シムズ息子、やってることはグリーシーと大差ないのですが、先発がグリーシーでないということが大事なのです。
・看板のディフェンスは失ヤードではリーグ1位(ランパスとも6位)をマークしてますが、失点となるとリーグ8位、NFCのプレイオフ6チームの中では4番目とむしろ下位だったりするので、守りだけで勝つのは難しい。
・かといって、ラン守備が強力なチーム揃いのNFCを勝ち抜くのに、新人RB頼みのオフェンスはあまりに厳しい。
・そもそも、このチームは寒さに尋常じゃなく弱いので、第1シード取る以外はスーパーボウルにたどり着くことはありえないです。
・キャデラックもアラバマ生まれということでエンスト必至ですし、せいぜいディヴィジョナルプレイオフでCHIにて凍死というところだと思います。
4.NYジャイアンツ (11−5、東優勝)
…攻:A- 守:C+ 勢:B+ SB到達確率:10%
・まさかの大躍進とPHIの大没落で、激戦のNFC東を制したNYG。
・オフェンス4位、ディフェンス24位と、突如として完全な攻撃型のチームに転向してしまいました。
・引っ張るのは、NFL最強の眉毛を持つ双子の弟、RBチキ・バーバー。
・なんと1860yも走ってます、ランパス合わせてとかロン・デインと2人でとかでなく、ランだけでバーバー1人で。
・パス攻撃を司るのは、NFL最凶のデコを持つ兄弟の弟、QBイライ・マニング。
・INTが多く、パス成功率、QBレートともマイケル・ヴィック級なのですが、長いパスをブンブン投げて、TDもその分多く稼ぐという。
・血統に似合わぬ山師的なQBぶりで、試合終盤にも結構強いのが侮れません。
・ターゲットにはWRプラクシコ・バレス、TEジェレミ・ショッキーとこれまた一発ある選手がおり、どこを相手にしても当たれば倒せるパンチ力は秘めてそうです。
・ディフェンスは、他チームに比べるとLB、DBとかなり見劣りがするので、DEマイケル・ストレイハン、オシ・ウメニョニョーラの併せて26サックコンビのパスラッシュに全てを賭けます。
・こういう、他のポジションがアレでも、パスラッシュだけは強烈というディフェンスは、数字以上にビッグプレイ能力が高いので、一発勝負のプレイオフでは怖い存在です。
・と、攻守ともシンデレラチームになりうる要素が揃ってるように見えますが、案外、評価が低いのはマニング弟が嫌いだからではなく、反則が多いチームだからです。
・トム・コフリンのチームにしては、軽率な反則が多いモラルの低さがどこかで致命傷になると見てます。
・なってくれ。
5.CARパンサーズ (11−5、南2位)
…攻:B+ 守:A 勢:B- SB到達確率:30%
・シーズン前から本命に押し続けてきたCAR、終盤ちょっとヨレましたが、無事プレイオフに進出、ここまで来ればこっちのものです。
・とにかく「復活」や「新顔」のチームが多い今年のプレイオフの中で、2年前にスーパーボウルまで行ったばかりで、プレイオフでの勝ち方を覚えているというのは大きいです。
・山師の先輩であるQBジェイク・デローム率いるオフェンスは、獲得yはリーグ21位止まりながら、得点ではリーグ8位を叩き出すというさすがの山師ぶり。
・パス攻撃は、昨年のムシン・ムハマドに続いてリーディングレシーバに輝いたWRスティーヴ・スミスに大きく依存したものですが、たまにひょっこり出てきては渋いキャッチを決めるWRリッキー・プロールなども含めて、勝負強さがあります。
・心配なのはラン攻撃、12TDを上げたRBスティーヴン・デイヴィスの故障離脱はかなり痛い。
・代わりにエースに昇格したRBデション・フォスターは器用ですが、デイヴィスに比べるとショートヤードが欲しい時にノーゲイン、ロスすることが多い印象で、いまいち信頼しかねます(個人的には、もっとRBニック・ゴーイングスを使ったら良いと思うんですが)。
・リーグ3位のディフェンスは、DTクリス・ジェンキンズが例によって壊れてしまったものの、それ以外は先発陣が健康を保っていてほぼ磐石。
・NFCはラン攻撃主体のチームが多く、CBリッキー・マニングJrの出番がなさそうなのがやや残念ですが。
・デイヴィスの負傷で自信はかなり揺らぎ加減なんですが、それでもデロームの勝負強さに期待して本命はこのチーム。
6.WASレッドスキンズ (10−6、東2位)
…攻:B 守:B+ 勢:A SB到達確率:10%
・5勝6敗というところから、終盤、怒涛の5連勝でDALを蹴落とし、プレイオフに滑り込んだWAS。
・勢いということでいえば、あるいは最もあるチームなんじゃないでしょうかよく知りませんけど。
・実は、放送のあった最終週の試合(@PHI)をビデオ録画失敗してしまいまして。
・結局、今シーズンWAS見たのは、そのPHI戦の試合序盤でQBマイク・マクマーンとWRレジー・ブラウンなぞにかなりやられてた様子と、あとは終始押されながらもWRサンタナ・モスへのロングボム2発だけで勝ち逃げしたWeek2の@DALだけ。
・なので、どうやって10勝もしたんだかよく分かってないです。
・個人成績で目立つのは、実力通り1500y走ったRBクリントン・ポーティスと、何かの間違いじゃないかというリーグ2位のレシーヴy稼いだWRサンタナ・モス。
・何でしょう、NYJ育ちのWRはWASの水が合ってるんでしょうか。
・そして、完全に終わった選手かと思いきや、35歳にしてキャリアハイの23TDを決めたQBマーク・ブルネル。
・個人的には、自分をボロボロにして捨てたNYGのトム・コフリンに復讐するブルネルというのは見たいものがあります(NYGと当たるのはNFC決勝なので厳しい可能性ですが)。
・意外と高い決定力、シーズン終盤の連勝の勢いから、ほのかなシンデレラチームの香りが漂ってきてるのにちょこっと期待して、10%つけてみました。
2006/1/13.
NFLプレイオフプレビュウ AFC編
1.INDコルツ (14−2、南優勝)
…攻:A+ 守:B+ 勢:C SB到達確率:50%
・シーズン序盤は何かの間違いじゃないかというほどの堅守で、徐々に守備が緩くなってきた中盤以降は持ち前の攻撃力で、開幕13連勝を達成したIND。
・得点失点ともリーグ2位という数字からは、死角は見当たりません。
・ただ、今年はNHKでやたらとINDの試合を放送していたので、数字からは見つからなかったものも見つからないではないです。
・オデコ兄ことQBペイトン・マニング率いるオフェンスは、「妥協なきオーディブル(河口正史氏命名のこれ、キャッチーです)」により、どんな小さな相手ディフェンスの穴も見逃さず、そこを的確に突いていくので、抑えるのはとても困難。
・まず、定位置にセットしたままスナップされるのを待ち構えるだけの単純な4-3守備では、ボコボコにされて終わりです。
・ですが、あいにくPIT、NEと3-4守備のエキスパートがしっかり残っているので、マニングにとっては頭が痛くて毛が抜けるところ(3-4守備は穴が見つけにくいというか、穴があるように見せて誘ったりするような守り方をしたりする)
・マニングのもう一つの武器はノーハドル、これは相手ディフェンスに考える時間を与えず、ディフェンスを単純化させることで、よりオーディブルの威力を増すという効果があるわけですが。
・これに対処するためには、限られた時間でも守備を組織できるリーダーシップと知性に優れたLBか、穴が開きそうでもそれを瞬時に埋められる守備範囲の広いSというのが有効だと思われます(つまり、前者がNEのLBテディ・ブルスキで、後者がPITのSトロイ・ポラマル)。
・ただ、マニングのパスを止める前提として、まず大事なのはRBエジェリン・ジェームズのランを止める、それもマニングがランをコールする気が起こらないくらい完璧に止めるという、結構厳しめの絶対条件があったりします。
・ディフェンスの方は、怖いのは怪物DEドワイト・フリーニーと神風Sボブ・サンダースの2人くらいなので、それくらいは各々何とかしてください。
・戦力的に本命であることには違いありませんが、シーズン最終盤になって連敗し、最終週もARI相手に手こずったり、トニー・ダンジーの息子が急死するという不幸があったりで、あわやパーフェクトかと言ってた頃の勢いはカケラもなくなってることも確かです。
・ぜひ砕け散れ。
2.DENブロンコス (13−3、西優勝)
…攻:B+ 守:B 勢:B+ SB到達確率:5%
・開幕からの連勝を続けるINDの影で、こっそり13勝もしていたDEN、いつの間に。
・DENの試合は、CHIと同じくシーズン前半の方に見ただけなのですが。
・その時の印象では、今年もあいかわらずそれなり(悪い意味で)だなとしか思わなかったのですけど。
・ブロンコらしく、馬力はあるけど知性が足りないというか。
・つまらない反則も多く、詰めが甘いので、大事な試合に勝ちきる力はないチームだと思ってたんですけど、13勝もするということは成長したのかもしれません。
・リーグ5位のオフェンスは、数字は良いですが、QBジェイク・プラマーがパスy3000台前半(3366y)、十台TD(18)に一桁INT(7)と、2年ぶりに普通の人に戻ってしまったこともあって、ややインパクト不足。
・特にパス攻撃は、新エース候補だったWRアシュリー・レリーがあいかわらずの一発屋ぶりを続けたおかげでで、結局、リーディングWRはロッド・スミス35歳というのは寂しいものがあります。
・ラン攻撃は、パワーのRBマイク・アンダーソンとスピードのテイタム・ベルを同格に使い分けて、2人とも1000y前後走らせるというスタイルでリーグ2位をマーク、分業制は試合終盤までフレッシュさを保てるという利点があり、シーズンを勝ち抜いていくのには有効な手段ではあります。
・ただ、プレイオフになると、相手ディフェンスも「フレッシュであろうとなかろうと全力で動いて止める」という気持ちできますので、絶対的なエースRB不在の裏返しでもある分業制がどこまで威力を発揮できるかは微妙なところです。
・ディフェンスの方は、リーグ29位とアレなことになってるパス守備が課題。
・昨季のプレイオフでも、IND相手にCBチャンプ・ベイリーの逆サイドの新人CBが陰惨なイジメにあい、今にも遺書を書き始めるんではないかと心配になるほどの大惨事になってましたが。
・どうやら今季もベイリーの逆サイドは新人(ドモニク・フォックスワースとかいう全然知らん人)が守ってる様子なので、どうか死なないでください。
・第2シードではありますが、AFCのプレイオフチームの中ではINDに勝つ可能性が最も低いチームだと思ってるので、SB確率もワイルドカード並の数字をつけさせてもらいました。
・ただ、NEにはレギュラシーズン中勝ってるだけに、PITがINDを倒してさえくれたら可能性もなくはないのですが。
3.CINベンガルズ (11−5、北優勝)
…攻:A 守:C+ 勢:A- SB到達確率:10%
・急上昇の新星QBカーソン・パーマーとともに大躍進を遂げて、AFCでは唯一シンデレラっぽい空気をまとうCIN。
・QBパーマー、WRチャド・ジョンソン、RBルディ・ジョンソンと、核となる選手が揃い、OLも安定しているオフェンスは爆発力あり。
・特に、ビッグマウスのチャドがプレイオフでどのようなプレイ(と仕込み)を見せてくれるかは楽しみです。
・プレイオフのような大勝負では、チャドのような大駒があるとないとでは、勝負所での何かやってくれそう感が全然違ってきますから。
・得点4位のオフェンスに対して、ディフェンスはリーグ28位、失点26位という、取ったり取られたりな戦いぶりは、昨年までのINDを思い起こさせるものがあり、となるとプレイオフではあっさりコケるということになってしまいますが。
・ただ、へっぽこ守備と思って油断してると、10INTの一発屋系CBデルサ・オニールを中心に、TOレシオがリーグ1位の+24とボール奪取力が異常に高いのがCIN守備の恐ろしいところ(躍進の最大の要因はオフェンスよりもむしろこのTOレシオの高さだと思う)。
・こういう勝負を決めることのできるディフェンスというのは、プレイオフでは武器になります。
・攻守ともにシンデレラ要素溢れるCINですが、気になるのは、シーズンの最後2試合を連敗で(それもBUF相手に37失点したり)終わってしまったこと。
・もうプレイオフも決まってたから適当に手を抜いたんでしょうけど、そういうところでもきっちり勝ちきって、連勝の波に乗ったままプレイオフに乗り込めないと、階段は上りきれません。
・「勢い」というガラスの靴を履いてないシンデレラなど、ただの小汚い家事手伝いですから。
・山は、シーズン中にホームで負けてる初戦のPIT戦か、そこを乗り切えて勢いをつければ、次のDENには勝てそうな気がしますし、NEがINDを倒してくれてればスーパーまで一気に行く可能性もありそう。
4.NEペイトリオッツ (10−6、東優勝)
…攻:B+ 守:A- 勢:A SB到達確率:25%
・コーチ流出ケガ人続出でチームはボロボロ、ホームでINDにボコボコの惨敗など、完全に終わったと思った散々なシーズン序盤、そこから、なんとか立ち直ってきた王者NE。
・10勝6敗というのは、NFCの第6シードであるWASと並ぶ今プレイオフ最低勝率で、しかもうち5勝は同地区相手という。
・地区優勝できたのはNE以上に同地区ライバルがズタボロのヘロヘロだったからという感もなきにしもあらずですけど。
・それでも、プレイオフ負けなしのQBトム・ブレイディ&ビル・ベリチックHCコンビの勝負の鬼っぷりには打倒INDを期待せざるをえません。
・というか、NE以外にINDを倒せるチームはまずないと思います(CIN、PITは5%くらいは可能性ある)。
・カギを握るのは、数字上はリーグ26位とどうにもならないようで、12月に入ってからの平均失点が12点以下とここにきて復調モードのディフェンス。
・特に、Week9のIND戦の時は病み上がりで、相手ブロックに巻き込まれまくっていたLBテディ・ブルスキ、奴なら何とかしてくれます。
・何とかしてもらわないと、CBアサンテ・サミュエルが炎上して終わりです。
・オフェンスは、キャリア初めて4000y投げつつ、1000yWRが1人もいないという、無類の投げわけっぷりを見せた(ここらが特定のターゲットにばかりこだわるひよっ子QBとは違う)プレイオフ神QBトム・ブレイディは健在。
・RBコーリー・ディロンが昨年ほど当てにならないのがあれですが、そこはケヴィン・フォークやらパトリック・パスやらを走らせ分けてなんとかするんでしょう。
・Week16の@NYJ戦でプレイオフ用決戦兵器ブレイベルSPもテスト済、決定力に不安はありません。
・プレイオフの組み合わせも、初戦は極寒のフォックスボロで南から来る若いJAXを引きずりこんでの試合、その次に(CINがコケなければ)シーズン終盤の急失速から再加速しきれていないINDということで、ほぼ完璧です。
・ただ、@INDはやはり厳しいですし、たとえINDを倒しても、その次のAFC決勝でCINあたりにやられる可能性もかなりあります、確率はかなり高めに見て25%というところ。
・イチローが2分の1の賭けを乗り越えられるなら、王者は4分の1くらいの賭けは素で乗り越えてきそうですが。
5.JAXジャガーズ (12−4、南2位)
…攻:B- 守:A- 勢:B SB到達確率:5%
・12勝4敗という、他地区なら余裕で優勝できそうな、堂々たる成績でようやくプレイオフに乗り込んできたデルリオJAX。
・しかし、ワイルドカードで引き当てたのは最悪の組み合わせ、既にハイ消えた感が。
・まず、初戦の@NEが辛過ぎ、南地区のチームにあのフォックスボロの寒さがいかに堪えるかはINDが散々証明してくれてます。
・またプレイオフ経験のある人間が(HC含めて)ほとんどいないJAXにとって、プレイオフで若いもんをあしらわせたら右に出る者がいないNE、という意味でも最悪です。
・たとえ、NEに勝ったところで、待ち受けるのはNEを倒してくれてニコニコしてる、今季2連敗したINDという。
・トーナメント表を見れば見るほど、ない。
・あと、ケガしていたQBバイロン・レフトウィッチが土壇場で回復が間に合ってしまったらしいというのも、機動力のある代役QBデヴィッド・ギャラードで連勝してたチームにとっては微妙なところ。
・レフトウィッチはなかなか期待してる選手ですが、試合勘が鈍ってる状態でNEの守備をリードできるような能力はないです。
・たとえギャラードでいくにしても(たぶんレフトウィッチ先発ですけど)、レフトウィッチがサイドラインでウロウロしてると、ギャラードがミスする度にカメラでレフトウィッチが映される、みたいな気まずいことになるでしょうし。
・いっそどちらかがスタジアムに向かう途中で交通事故に遭って天使のミスで死んでしまって富豪の肉体に乗り移りでもしてくれた方が。
・攻守とも「堅い」チームで、好みのタイプなのですが。
・今年はトラウマにならない程度に頑張って負けて下さい。
6.PITスティーラーズ (11−5、北2位)
…攻:B 守:A 勢:A SB到達確率:5%
・シーズン中盤以降に3連敗するなどかなり苦しむも、新鋭RBウィリー・パーカーがラン攻撃を支え、トミー・マドックスやチャーリー・バッチといったベテランがQBベン・ロスリスバーガーの穴を埋めたり掘り返したりしながら、最後に盛り返して何とか第6シードに潜り込んできたPIT。
・間違いなく2年目のジンクスに陥ると思っていたQBベン・ロスリスバーガーも、ケガに苦しんだり、あいかわらず3000yに遥かに届かないくらいしかパス投げてなかったりはしたものの、QBレートは昨年並の高水準をキープしたというのは、たいしたものです。
・ただ、ジンクスを克服できたからといってプレイオフで活躍できるかどうかは別物、昨年はプレイオフに入ったとたんにパフォーマンスガタ落ちで、NEに虐殺されたりしましたが、今年は果たして。
・ベンのプレッシャを軽くするためにも大切なラン攻撃は、新エースのパーカーに、戻ってきたジェローム・ベティス&デュース・ステイリー、意外とちょこちょこ出てくるヴァロン・ヘインズと手駒は豊富。
・個人的に、パーカーのような軽いタイプはプレイオフではあまり信用できないのですが、引退が噂されるベティスが最終週で3TD挙げるなどここにきてラストスパートをかけてきてるのは好材料。
・打倒INDという点からも、中央へのパワーランがカギとなるだけに、ベティスには最後の一花咲かしてもらいたいところです。
・強力な3−4ディフェンスは健在ですし、対マニングで重要なLB、Sにも人材が揃ってます、打倒INDのNEに次ぐ2番手はここかと(かなり離れた2番手ですが)。
・ただ、NEと違ってIND戦に辿りつくには@CINという難関を乗り越えないといけないということ、そしてCINにもINDにも勝ったとしても、決勝が@NEになってしまうとまず間違いなく昨年以上のトラウマを負いそうなことを考えると、可能性はこんなものか。
2006/1/16.