Super Bowl XXXIX PREVIEW & REVIEW


トップ ログ テクスト リンク アバウト BBS 



How do you like Super Bowl ?
…Super Bowl XXXIX PREVIEW [1]

 いよいよ、1週間切りましたスーパーボウル。最初はまたポジション毎のプレビュウを書こうと思ったのですが、思いのほか筆が進まない。4年で3度もスーパー出てくるようなチームについてなど、もういい加減書きたいことありませんわ私。去年書いたし。常勝の弊害がこんなところに。そこでポジション毎ではなく、マッチアップ毎に見所を。


[PHI] WRフレディ・ミッチェル vs SSロドニー・ハリソン [NE]

 まずは脇役による前座試合。何かと騒がしいテレル・オーウェンスやタイ・ロウがケガでションボリしてるということでこれといった波乱もなく、平穏無事にスーパー当日を迎えるかと思いきや。代理戦争勃発。意外なところから舌戦の火種が。しかも「ハリソン?知らね」などという、ツッコミどころ満載でよく燃えそうな火種を提供してくれました。どう考えても世の中にはあなたの方が知られてないからミッチェル。せいぜい、ランドール・ゲイ以上アサンテ・サミュエル未満くらいの知名度。そもそも、元プロボウラーでもある10年選手のロドニー・ハリソンを「知らない」というのは、失礼というより単なる無知を曝け出しているだけのような気もしないではない。しかし、NE側もこの程度の発言に思いっきり釣られるのもどうだろうとも思います。このマッチアップ、ハリソンというと名うてのハードヒッターでありますし、一方のミッチェルはさほど体格が大きいというわけでもない。となれば、知ってることまで忘れさせるようなスピア・タックル炸裂によるKO劇の期待大。前座らしく派手に砕け散って(背骨とか)盛り上げてもらいたい。
2005/2/2.



How do you like Super Bowl ?
…Super Bowl XXXIX PREVIEW [2]

 スーパーボウルのマッチアッププレビュウその2。

[PHI] CBリト・シェパード&シェルドン・ブラウン vs WRデイヴィッド・パッテン&デイヴィッド・ギヴンズ [NE]

 先発二人ともプロボウル級という、強力守備の中でも最強ポジションの一つといえるPHIのCB陣。先発二人ともシーズン1000yにすら軽く到達しない、ハワイに向かおうとしてアリューシャン列島に漂着しそうなくらいプロボウルからは遠いNEのWR陣。一見するとマッチアップ的にはPHI圧勝、へたしたらシャットアウトもあろうかというように思えます。しかし、NEのWRコンビは身体能力はたいしたことないもののインサイドワークには光るものがあります。さらにディオン・ブランチ、ベセル・ジョンソンなど先発二人とさほど力差のないWR(先発がたいしたことないので差も何も)が、リングサイドでじっと乱入して袋叩きにする機を伺っていたりします。PHIのCB陣は能力的に優位に立つとは言っても、先発定着したのは今季からで経験豊富とは言いがたいだけに、時には鬼道にも手を染めるNEオフェンス相手には油断できません。このマッチアップを万が一PHIが落とすようだと、NFCチャンピョンシップのPITのように40点取られて爆死という危険性も秘めています。

 しかし、PHIもNEも、ともにリーグトップクラスといわれていた先発CB二人(PHIはトロイ・ヴィンセント、ボビー・テイラーが移籍、NEはタイ・ロウ、タイロン・プールが故障)が消えたにも関わらず、代わりに先発昇格したキャリアの浅い若手が、PHIの二人はプロボウル級と言われ、NEの方もINDのハイパーオフェンスを封じ込めるという、誰が本当の「リーグトップクラス」なのか分からなくなるような活躍を見せているという。いくら何でもチームに3人も4人も「リーグトップクラス」がいるはずないわけで、これはディフェンス全体のシステムがしっかりしているからこその「リーグトップクラス」ということなのかと思います。いわば、DENで毎年違うRBが走ってもみんな1000yラッシュ達成するというのと同じような話。CBとWRというのは、システムが支配するアメリカンフットボールの中で最も一対一の勝負が求められるポジションだというようなことを誰かが言ったりしますが(誰?)、この2チームを見てると必ずしもそんなこともないような気もしてきます。

2005/2/3.



How do you like Super Bowl ?
…Super Bowl XXXIX PREVIEW [3]

 注目のテレル・オーウェンスですが、医者のストップをふりきり強行出場とのこと。まあ、オーウェンスでなくとも、ここまで来て「やっぱ無理みたいテヘ」とは言えない。といってもアンディ・リードも、2週間の準備期間を与えられておいて、出るか出ないか分からないエースWRに全てを賭けるほど能天気な肥満体ではない(どちらかというと選手のことは人か駒かでいったら3:7くらいで駒だと考えてるようなタイプ)。基本的にはデコイ役、いざという場面でだけフル稼働という程度に考えておいて、「実際、出場してみたらダメでしたテヘ」という場合でも大過ないように備えてると思います。これでリバースだのスラントパスだのでオーウェンス使ったら、駒どころかホッカイロ並。
 ベストの状態ではないといっても出てくる以上は、ヘタレのトッド・ピンクストンや大口叩かれのフレディ・ミッチェルよりは遥かに怖い存在であることは間違いないです。NEとしてもやはり1番手CB(それでもアサンテ・サミュエルなわけですが)をつけざるをえないでしょうか。ただサミュエルをマークにつかせることができれば、その時点でオーウェンスの(デコイとしての)役割は成功ということになり、NEとしては面白くない。かといって、まさかトロイ・ブラウンにオーウェンスをマークさせるわけにも。いかなくもないとベリチックは考えてるかもしれませんけど。あるいはLBあたりに見させるんでしょうか。うーむ、興味深い。


[PHI] Kデイヴィッド・エイカーズ vs Kアダム・ヴィナティエリ [NE]

 ご存知、アダム・"クラッチャー"・ヴィナティエリは今季、絶好調。レギュラシーズンでは脅威のFG成功率93.9%(リーグ1位、キャリアハイ)、33回蹴って2回しか外していません。チャンピョンシップにおいても、大差のゲームとなったので決勝FGとはいきませんでしたが、キッカー殺しのハインツフィールドで48y先制FGをサクッと決めて、さすがというところを見せつけました。ただ、昨季までは普段はたいしたことない(実はFG成功率が70%台のシーズンが4度もある)のに大舞台になると神が降りてきてビシッと決めるというタイプだったのが、レギュラシーズンのうちから神降りっ放しビッシビシ決めっ放しというのは、逆にどうなのか。少し気がかりです。無理矢理、心配してみた。
 対するPHIのKデイヴィッド・エイカーズも一流。5年連続で成功率80%台キープと抜群の安定感を誇ります。ただ、レギュラシーズンにおける「抜群の安定感」など、たいした役にも立たないのがスーパーボウル。レギュラシーズンの3点とスーパーボウルの3点では、ワキに汗をかく量が段違いです。そうしたワキ汗ないしワキガを乗り越えて決められるか、特に外しがちな最初のFGの時の表情に注目です。

 こうした大舞台、しかもディフェンスの強いチーム同士の対戦ということで、試合を左右する可能性がかなり高いキッカー。今季のプレイオフでは、どちらかというと悪い方に左右させて絶望のドン底に沈むキッカーが目立っていますけど。スーパーボウルに残った2チームはさすがに名手を揃えてますが、このキッカー受難の嫌な流れに呑み込まれるようなことがあるとドロドロとした試合になる可能性も。PHIは、勝負の鬼NEを相手であることを考えると、キッカーで勝負が決まるような接戦はそもそも避けたいところかもしれません。避けられるものなら。
2005/2/5.



How do you like Super Bowl ?
…Super Bowl XXXIX PREVIEW [4]


[PHI] QBドノヴァン・マクナヴ&RBマイケル・ウエストブルック vs LBマイク・ブラベル&テディ・ブルスキ [NE]

 4度目の正直でついにスーパーの舞台にたどり着いたドノヴァン・マクナブとその愉快とは必ずしもいえない仲間たちが、MVPペイトン・マニング、新人王ベン・ロスリスバーガーを立て続けに鬱病に追い込み、悶死させてきた恐怖のNE・LBコンビに挑むという。NEディフェンスは、3-4を軸とした変幻自在複雑怪奇なフォーメーションで相手QBをパニックに陥らせ、弱らせておいてから、じっくりいただくというやり口。INDのハイパーなパスオフェンスも、PITの重量パワーランも粉みじんにしてきたこのディフェンスに、PHIのオフェンス、RBマイケル・ウエストブルックへのショートパスと病み上がりとヘタレと大口叩かれのレシーバー陣で、太刀打ちできますか。できませんか。
 ショートパスすら通せなくなるNEディフェンス相手に光明を見出すとしたら、やはりQBマクナブの脚力ですか。プロボウルの面子を見ても明らかなように、リーグで活躍する黒人アスリート系QBの多くは不思議とNFCに偏っており(AFCではスティーヴ・マクネアくらい)、今季のNEはそうしたタイプのQBとは一度も戦っていないのです。過去のスーパーボウルでも、カート・ワーナー、ジェイク・デロームと鈍足QBしか相手にしてません。NEのディフェンスは、全般的に身体能力、スピードよりも知性、読みで勝負するタイプなだけに、プレイを崩されても独力で打開できるマクナヴの脚というのは嫌なはず。マクナヴはマイケル・ヴィックとは違いますのでスクランブルばかり警戒するわけにもいきませんし。またショートヤードが欲しい時もマクナヴが頼みということになりそうです。ウエストブルックやらドーシー・レヴェンズやらがジェローム・ベティスよりもショートヤードで確実だと思うなら(思うのは自由ですから)、RBにボール持たせてもいいですけど。

 ただ、ショートパスとスクランブルだけでは頂点には立てません。傷ついているとはいえ、テレル・オーウェンスという大駒も戻ってきたことですし、どこかで必ず勝負のロングパスを投げるべき場面というのはあると思います。その「投げるべき場面」はいつか。基本的にNEのパス守備というのは、ロングパスを通さない守備ではなく、投げさせない、投げる前に潰す守備。無闇なロングパス狙いは、逆に痛手(サック)をくらうことになりますので、しっかり勝負の時というのを見極めて、それまで我慢しないといけません。間違っても試合開始早々のFGフェイクとかに勝負を賭けないようにアンディ・リード。
2005/2/6.



How do you like Super Bowl ? 
…Super Bowl XXXIX PREVIEW [5(完)]


[PHI] Sブライアン・ドーキンス&ジム・ジョンソン守備コーディネイタ vs QBトム・ブレイディ&チャーリー・ワイス攻撃コーディネイタ [NE]

 スーパーボウル・プレビュウ、ラストを飾るはやはり、3度目のスーパーボウルMVPを目指す不敗の魔術師、QBトム・ブレイディと常勝のフトッチョ、チャーリー・ワイスOCの黄金コンビ。冷徹な目で相手ディフェンスを見切り、氷の拳を確実に急所に打ち込んでやりますとも。対するは戦慄のヘルメット小僧Sブライアン・ドーキンスらをジム・ジョンソンDCが巧みに操るPHIディフェンス。前哨戦でダンテ・カルペッパー、マイケル・ヴィックという現NFLにおける身体能力系QBの重量級、軽量級チャンプを完璧に打倒し、頭脳系最強のチャンプに挑みます。見切るか、仕留めるか。至高の思考がぶつかり合う崇高な頭脳戦、お好きな人には堪らないもの。
 ショートパスとランを中心としたNEオフェンスは一見すると地味、堅実、郵便貯金という印象ですが、そのくせに1試合平均27.3点、リーグ4位というアズキ相場並の破壊力を秘めているという。ミステリイ。NEの試合は、このミステリイの謎を解きながら、真犯人(チャーリー・ワイスOC)の思考を辿りながら見るという楽しみがあります。TDから逆算して組み立ててるような美しい伏線の張り方には惚れ惚れとします。INDのハイパーオフェンス、ATLのヴィック大作戦などより、NEオフェンスのパズル解きの方がよっぽど見てて面白い。
 PHIディフェンスとしては、持ち前のアグレッシヴにブリッツを仕掛けるスタイルで、ブレイディの精密機械を少しでも狂わそう、というよりペシャンコに叩き潰すくらいの勢いで行くべきか。狂わそうにも狂いませんからブレイディは。ただブレイディを叩き潰す前提として、とりあえずRBコーリー・ディロンのランを確実に止めてパスシチュエーションに追い込む必要があるわけですが。「とりあえず」にしてはかなりハードルの高い前提。
 特にNEが大得意とする1stシリーズの攻防は要注目です。ここでサクッとNEが先制点挙げるようだと、そのままスイスイと逃げ切ってしまいかねません。
2005/2/7.



The LATERAL encyclopedia (スーパーボウル短評)

 遅れに遅れましたが。今日のプロボウルで今季のNFLは完全に終了ということで、その前にスーパーについて振り返っておかねばと。試合の流れを通じてのレビュウについては、FalseStartさんや、R/Dの週期さんなどで書かれていますので、各項目についてのみちょこちょこと。


QBトム・ブレイディ
 4年で3度目のリーグ最強QBのタイトル獲得で、いよいよ永世球聖の座にたどり着いた冷徹流。ちょうど今日のプロボウルでの先発QB2人(ペイトン・マニング、ドノヴァン・マクナブ)を破ってのスーパー制覇という。「最高」を上回る「最強」の存在であることをきっちり証明してみせました。まったくマニングなどどの面下げてブレイディを差し置いてプロボウルで先発してるのだという。ただ唯一の誤算は、WRディオン・ブランチにボールを集め過ぎたせいで3度目のスーパーMVPを獲り損なったこと。パス成功率69.7%、QBレート110.7という過去2回のスーパーボウル制覇時を上回る数字を残しておきながら、ブランチごとき(まあ、ごときでしょう)にMVPを奪われるとは思わなかっただろうに。

QBドノヴァン・マクナヴ
 迷宮のようなNEディフェンスの前に、試合始まっていきなりサックをくらい、まるで迷子になった子供のような挙動に。プレビュウでマクナヴの脚が鍵を握ると書きましたが、迷子になってしまってはどこに走っていいかも分からなくなった様子(1ラッシュで0y…)。ランオフェンスを機能不全に追い込んでおいて、QBを狙い打ちにして欝にさせるという、NE守備お得意のカタにきっちりハメられ。特にラストドライヴ、せっかくチャンスをもらいながら、RBへの中央へのショートパスを投げてしまい20秒近く浪費したプレイなど、まるでルーキーのようなハマリっぷりでした。ギリギリまで我慢してキワドイところにTDパスを通すようなマクナヴらしい場面も(少しですが)あるにはあったのですが。まあ、しかし。RBブライアン・ウエストブルックのランは平均3y以下とあっさり封じられるし。ここぞというところで頼れるTEチャド・ルイスは負傷離脱で2TE隊形が使えないし。WRフレディ・ミッチェルはやっぱり口だけだし。ヘタレWRはビッグキャッチを見せたと思ったら虚弱ぶりを発揮してロッカールームに引っ込むし。故障上がりで万全には程遠いWRテレル・オーウェンスに、レギュラシーズン以上に依存せざるを得ないという状況では。ハマらない方がおかしいとも言えます。ご愁傷様。

CBランドール・ゲイ
 この試合でゲイがマークしたタックル数は、両チームの中でもダントツトップの11という、CBとしては異常な数字。これは、策士アンディ・リードの捻り出したNE守備攻略策の標的として集中砲火を浴びたということ。と同時にパスはボコボコ通されながらも(パスが通らなければタックルも何もない)、粘り強くWRにまとわりつき、自分のところで確実に仕留めて損害の拡大を防いだということも示してます。ボコボコにされフラフラになりながらも、最後までダウンせずに踏ん張るゲイの脅威のタフガイぶり(そしてゲイに確実に仕留められ、ラン・アフター・キャッチを全く稼げないPHIのWR陣の脅威のヘッポコぶり)は、アンディ・リードにとって大誤算だったはず。おそらくリードの策というのは、NE守備の中でも際立って層の薄いCB、その中でも新人のゲイのところにボールを集めれば、この大舞台、テンパッてどこかで大ポカをするはず、という狙いだったのだと。リードの策を空を切らせ、崩壊を防いだゲイ、ディフェンス面での影のMVPと。いってもいいと思います。

CBマット・ウェア
 逆にPHI守備陣で集中砲火を浴びたのが、同じく新人CBのこちら。そして大炎上。しかし身を挺して、ブレイディの3度目MVPは阻止したともいえなくもない。

WRテレル・オーウェンス
 明らかにコンディション不良ながら、試合開始早々からパスキャッチ。こうして試合の頭にキャッチを見せておいて、あとはオトリとして使うんだろうな、と思ったのですが。その後もガンガン投げ込まれ。リバースこそなかったものの、スラントパスでも使われるというホッカイロ並の扱いを受け、9キャッチ122y獲得という。MVPディオン・ブランチにもそう引けをとらない、PHIではダントツトップの成績をマーク。ベストの状態でなくても、その中でベストを尽くす姿はまさにプロフェッショナルの鏡であります。トッド・ピンクストンとか、一度この鏡に映してみたらいい。たぶん石化しますから。しかしベストは尽くしてるといっても、キャッチ後のランの迫力不足は否めず。オーウェンスが万全なら、試合はどうなっていたことか。

WRトッド・ピンクストン
 オーウェンスに頼らざるを得ない状況に追い込んだ元凶その1。マクナヴの上擦るパスをスーパーキャッチし、ヘタレの称号を返上したかと思いきや。足をピキッといわせ、新たに虚弱くんの称号を獲得してみせた、とんだタイトルホルダー。

WRフレディ・ミッチェル
 元凶その2。挑発したSロドニー・ハリソンは2INTの大活躍だし。わずか1キャッチ11yでは生け贄としてすら役に立ちません。

RBコーリー・ディロン
 ランで試合を支配とはいきませんでした(それでも平均4.2y走ってますけど)が、それならそれでスクリーンパスで流れを引き寄せるゲインを見せ、ブリッツ仕掛けたSブライアン・ミッチェルに強烈なブロックをお見舞いするなどパスプロテクションでも貢献するという、王者NEの一員らしい賢いプレイぶり。

Pジョシュ・ミラー
 両チームあわせてFGはNEのわずかに1本のみと「キッカーが勝負を決めるのでは」という予測は思いっきり外れましたが、その代わりにパンターが勝負を決めてみせました。再三の好パントでPHIに渡りかけた流れを食い止め、最後も敵陣5y内にビタリと止めるスーパーパントでマクナヴを諦めさせてみせる活躍ぶり。7回蹴って平均45.1y、20y内に3回蹴り込むという、レギュラシーズンの成績(平均42.0y、20y内19回)を大きく上回るパフォーマンスをこの大舞台でみせたのはお見事です。NEはキッカーだけでなくパンターもクラッチャーだったという。

HCビル・ベリチック
 変幻自在のディフェンスと隙を確実に突くオフェンスで、3点差の圧勝劇を演出。特に残り1分48秒、NEオフェンスという場面。わずか3点差、PHIにはタイムアウト3つ。NEとしては好フィールドポジションからのスタート、1stダウンを1度取ればほぼ勝負を決せられる。どういう方針でプレイするかなんとも難しい状況だと思ったのですが。1stダウンを狙う素振りも見せずに、ランプレイを3回続けてPHIのタイムアウトを搾り取ることに徹して、ボールをあっさり相手に渡してみせたことにベリチックの凄みを感じました。普通に考えたらTD取られたら逆転という状況で、相手に攻撃権を渡すのはかなり怖いはず。しかしベリチックの計算では、あそこでは1stダウン狙いに行くよりもランで時間消費に行った方が安全に勝てると。見切っていたということなのでしょう。ああ、恐ろしい。
2005/2/14.