DVDレビュー
METAL DVD REVIEW
メタル系DVDのレビューです
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AMON AMARTHWrath of the Norsemen
スウェーデンのヴァイキング・デスメタルバンド、アモン・アマースのライブDVD。
さて、サウンドの方は昨今のヴァイキングメタルのようなフォーキーなクサメロはなく、
ザクザクとしたギターリフで聴かせる、言うなれば
ヴァイキング風のデスメタルという感じ。
やや腹の出た巨漢のヴォーカルの野太い声と風貌は、それこそヴァィキングというにぴったりながら
曲の方はけっこう似たりよったりのものが多くて、最初は良いのだがどうしてもしだいに飽きて来る。
ステージには剣と楯を持った戦士のエキストラが登場するなどときおり見せ場はあるが、
演奏としてはむしろ正統派で、テクニカルな部分もなく、映像的にはそれほど楽しめる部分はない。
観客はほとんどが男で
(そりゃそうだろう)けっこう熱(苦し)く盛り上がっている様子も映される。
Disc1と2には2005年のライブを、Disc3には2004年のWackenでのステージを収録。
DVD3枚が全部がライブ映像というのもすごいが、合計7時間以上を見るのもまた大変だ(笑)
ヴァィキング度・・7 ライブ映像・・7 ライブ演奏・・7 総合・・7.5
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ANGRA「REBIRTH WORLD TOUR  LIVE IN SAO PAULO
ブラジルのメロディックメタルバンド、アングラのライブDVD。2003作
2001年、母国ブラジルはサンパウロでの公演を収録。
アンドレ・マトスの後任、エドゥの歌う映像は初めて見たが、
さすがにSIMBOLSでの活動経験もあり、ライブパフォーマンスも堂に入ったもの。
さらさらの金髪をかき上げながら、どの曲もかろやかに歌いこなしている。
演奏陣はまったく安定していて、キコのギターはもちろん、ドラムの安定感もさすが。
やはり個人的に最も琴線に触れたのは1stの名曲“CARRY ON”が始まったときで、
エドゥのハイトーンが最も輝いていたのもこの曲においてだろう。
ラストはIRON MAIDENの“THE NUMBER OF THE BEAST”のカヴァーで締めくくる。
会場の録音設備のせいか音質が今一つで、レンジが狭く音に迫力がないのが残念。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・8 音質・・7 総合・・7.5(音質のせい)
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ANNIHILATOR「Ten Years in Hell」
カナダのスラッシュメタルバンド、アナイアレイターのDVD。2006作
デビューからすでに17年を数えるこのバンドの、歴史を振り返る作品。
過去の貴重なライブ映像や、インタビュー等からなる、ドキュメンタリー風の作りで
若き日のメンバーの姿や、10数年の変遷をたどってゆくバンドの様子が見て取れる。
2枚組みのDisc2では、ジェフ・ウォーターズ自身がバンドの歴史を細かく語っている。
純粋なライブ作品ではないので、熱心なファンでないとあまり面白くはないかもしれない。
バンドの歴史映像度・・8 ライブ映像・・7 ファン向けDVD度・・9 総合・・7
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APOCALYPTICA「The Life Burns Tour」
フィンランドのチェロ4人組みメタルバンド、アポカリプティカのライブDVD。2007作
2005年、ドイツ、デュッセルドルフでのステージを収録。
ステージ上にはドラマーを中央にして四人のチェリストが横に並ぶ。
この様子だけでも、すでに普通のメタルライブとは異なる雰囲気だ。
メンバーはチェロの4人のうち二人は長髪で、一人はモヒカン。
この三人は意外と若そうだし外見的にもいかにもなメタラーなのだが、
残る一人はスーツにサングラス姿という物静かな雰囲気。
演奏が始まると、疾走するドラムに
チェロの四重奏がけたたましく鳴りだし、
髪を振り乱してヘドバンしつつチェロを弾く姿はかなりのインパクトだ。
“Master of Pappets”“Fight Fire With Fire”といったMETALLICAのカヴァー曲は
アルバムで聴いたときよりも数段アグレッシブで、アレンジの完成度も高まっていて、
とくに“Master〜”の間奏部の静かな所などは、クラシカルな厳かさに引き込まれる。
オリジナル曲の方も、最近のアルバムでの楽曲の質の高さを披露してくれ、
ギターがいなくても弦楽四重奏の重厚な響きが音に説得力をもたらしている。
ここまで来るとただのイロモノバンドではない、チェロでもここまでメタルが出来るのだという
信じがたい可能性を眼前に提示して見せる、このバンドの偉業に敬服する。
“Seek And Destroy”“Creeping Death”“Enter Sandma”といったMETALLICAの代表曲で盛り上げ、
ラストはペール・ギュントのクラシックの超絶カヴァー“Hall of the Mountain KIng”で締めくくる。
インパクト・・10 ライブ演奏・・9 チェロでもメタル度・・9 総合・・9
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ARCTURUS「Shipwrecked in Oslo」
ノルウェーのプログレ・ブラックメタルバンド、アークチュラスのライブDVD。2006作
2005年ノルウェーでのステージを収録。
導入部の町並みの映像はCONFESSORのDVDと同じで、同イベントでの収録と思われる。
ピエロや動物など、さながら仮装舞踏会のような衣装を着た奇怪な人々。
ステージには要塞のような巨大なドラムセット。ライブが始まると、
スペイシーなシンセをバックに、独自のシンフォニックなメタルサウンドが展開される。
仮面をかぶったりメイクをしたりと外見も
シアトリカルな雰囲気のメンバーたちは、
皆実力ある演奏を聴かせるが、中でもやはり
Hellhammerのドラムは素晴らしく
パワフルなツーバスと、繊細かつ手数の多いプレイで楽曲を見事に支えている。
プログレ的ですらあるSverd氏
(COVENANT)美しいシンセワークとともに、
宇宙をイメージする視覚効果もともなってメタルでありながらも
スペースサイケ的でもある。
どの曲も不思議な間合いとプログレ的な空気をかもし出しており、
ブラックメタルでも単なるシンフォニックメタルでもない、もはやジャンル分け不能の音楽性である。
あえていうなら「シンフォニック・スペースメタル」とでも名付けるしかないだろうか。
カメラワークも良く、このバンドに限っては映像の特殊エフェクトも世界観を効果的に演出している。
ライブ映像・・9 ライブ演奏・・9 シアトリカル&スペース度・・10 総合・・9
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ARTROSIS「LIVE IN KRAKOW」
ポーランドのゴシックメタルバンド、アートロシスのライブDVD。2002作
ポリッシュゴシックとしてはベテランの域にも数えられるこのバンド、
ライブ映像を見るのは初めてだが、やはりドラムが打ち込みなので
サウンドにはメタリックな荒々しさや熱気はなく、ギターが刻んでいてもどこか整然とした印象。
観客の方も、満員というわけではなく微妙にまばらで、曲に合わせてヘドバンする
ファンもいるが、ただ突っ立っているだけの人も多く、そのへんもメタルらしからぬ雰囲気。
そんな中、VoのMedeah
嬢の美しさは、映像的にまさに紅一点、
しっとりとした動きやその表情、端麗な横顔を見ているだけでも嬉しい。
母国語の歌唱は、アルバム同様どこか妖しげで、決してぐいぐいと引っ張って
聴かせるタイプではないが、なんとなくその浮遊感の中に引き込まれる。
おそらくは、バンドとしてデジタリィな部分と、メタル的な熱気を抑えることを
目指しているように思われるので、ドラマーがいなくてもかまわない、ということなのだろう。
ある意味、ポーランドという風土を表すバンドのひとつだと思う。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・7 Medeah嬢・・9 総合・・7
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BATTLELORE「THE JOURNEY」
フィンランドのコスプレ・ゴシックメタルバンド、バトルローのDVD。2004作
ファンタジー風のコスプレで話題を呼んでいるこのバンド、その初の映像作品ということで、
否が応にも期待が膨らむ(笑)まさか…ライブでまでコスプレしていないだろうと思ったら…してました(笑)
フロントに立つのは鎧を着込んで片手に
バトルアックスを握りしめた男Voで、その見た目インパクト大。
他のメンバーも演奏の妨げにならないくらいにそれぞれの属性(マジシャン、シーフ、ウォーリアー等)
にそったコスプレとメイクをしていて、ファンタジー・ゴスとしての彼らの「やる気」が表れている。
音の方はしごくまともなゴシックメタルで、演奏の安定感もありなかなかのもの。
とくに女性Voであるカイサ(エルフ)嬢の歌唱は思った以上に魅力的で、
男Voとの掛け合いでその美声の効力をいかんなく発揮している。
不満としては、ライブ映像が6曲/26分と短いのと、せっかくのコスプレ姿なのだから、
カメラワークを工夫して一人ずつのアップをもっと映すなどして欲しかった。
他に、ビデオクリップ
(ほとんど指輪物語のノリ)、インタビューもあり、ライブの音源のボーナスCDも付属。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・8 コスプレ度・・9 総合・・7



BLIND GUARDIAN「IMAGINATIONS THROUGH THE LOOKING GLASS」
ジャーマンメタルのベテランバンド、ブラインド・ガーディアンのライブDVD。
2003年、地元ドイツでの膨大な数の観衆に包まれた野外ライブでのステージ。
選曲的には、私の好きだった2nd、3rd、4th、5thあたりの曲も多く取り上げていて、
「BANISH FROM SANCTUARY」「VALHALLA」「THE LAST CANDLE」あたりの、
かつてのアグレッションを感じる楽曲が、個人的にはとてもなつかしく、嬉しい。
サポートのBを入れVoに専念する現在のハンズィは、往年のファンからすればやや残念だが、
その重厚な歌唱はより説得力を増しており、アンドレとマーカスのギターコンビは
時に流麗なハモリを聴かせ、トーマスの力強いツーバスのドラミングともども、
演奏の逞しさ、音の力強さには、バンドとしての年季と積み上げてきた自信とが感じられる。
指輪物語が映画化される以前から、彼らが曲のテーマに取り上げていた、
ライブではおなじみのバラッド“LORD OF THE RINGS”の大合唱は感動的だし、
5thからの“THE SCRIPT FOR MY REQUIEM”“I'M ALIVE」「ANOTHER HOLY WAR”
といった、アグレッシブさと緻密さの同居した、完成度の高い楽曲もやはり素晴らしい。
そして「A NIGHT AT THE OPERA」からの“AND THEN THERE WAS SILENCE”は、
このライブのひとつのハイライトで、シンフォニックに展開しながら盛り上がりを繰り返す、
その感動的な演奏に「これって、こんなに凄い曲だったか?」と、慌ててアルバム版を聴き直した。
続いてバグパイプの音色から“SOMEWHERE FAR BEYOND”が始まると、画面を前に自然に頭を振っている
自分がいることに気づく(笑)。ライブを通して合唱しまくりの観衆の盛り上がりも尋常でなく凄いが、
大曲“IMAGINATIOMS FROM THE OTHER SIDE”では、6台のカメラによる撮影で
ほとんど一小節おきにカットが変わってゆく、その手間ひまのかけられた編集作業にも敬服する。
ライブは20曲目の“MIRROR MIRROR”で、すべてを燃焼し尽くすようにして幕を閉じる。
…まさにお腹一杯。古くからのブラガーファンも唸らせる、
必見のライブ作品である。
DVD2の方は、インタビューやツアードキュメント、2002年のボーナスライブ映像などを収録。
選曲・・8 ライブ演奏・・8 これぞブラガー!度・・9 総合・・9
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CATAMENIA「Bringing the Cold to Poland」
フィンランドのシンフォニックブラックメタルバンド、カタメニアのライブDVD。2006作
2006年ポーランドでのステージを収録。シンフォニツクに分かりやすく疾走するスタイルで
数あるシンフォブラックの中でもけっこう好きなバンドである。しかし…ここで聴けるライブの模様では
演奏、音質ともにかろうじて中の下という感じで、なんとかアルバムの楽曲を再現してはいるが、
肝心のヴォーカルの迫力の無さはいかんともしがたく、バンド全体的にもどこかアマチュア臭さが残る。
観客の反応もどこか醒めていて、これならむしろ地元で収録した方が良かったのではと思う。
北欧シンフォブラックとしてはすでに中堅の部類に入る彼らだが、ライブではこの程度なのかと少々残念。
ところでこのバンド、いつからツインヴォーカルになったの??どちらにしても雪原の狼は見えなかった…
シンフォニック度・・7 ライブ演奏・・7 ライブ映像・・7 総合・・7
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CHILDREN OF BODOM「Chaos Ridden Years Stockholm Knockout Live」
チルドレン・オブ・ボドムのライブDVD。2006作
スウェーデンはストックホルムでのステージを収録。
今やすっかりエクストリームメタル界のプリンス的存在となったこのバンド、
フィンランドを飛び出して、日本、そしてアメリカにまでもその人気は拡大しているようだ。
初期のキラデス路線から、4th以降はモダンなアレンジを取り入れだして進化を続けているが
このライブではその
抜群の演奏力を見せつけながら、スタジオ盤以上の勢いを感じさせる。
巧みなギターワークを見せつけながら、ヴォーカルもこなすアレキシのパフォーマンスには、
やはり華があり、バンドの顔としての存在感を見せつける。それに絡むヤンネのシンセワークは
華麗に楽曲を彩りつつ、ヘヴィネスの中にキャッチーな聴きやすさを付加しているし、
手数の多いドラムのプレイも素晴らしく、このバンドの屋台骨をしっかりと支えている。
最近のモダンな楽曲も、アルバム盤よりもずっと生き生きと聴こえ、メロデスうんぬんを超越した
“チルボド印”のメタルサウンドをたっぷりと満喫できる。
メロデデス度・・7 ライブ映像・・8 ライブ演奏・・9 総合・・8
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CLOSTERKELLER「ACT V(LIVE 2003)」
ポーランドのゴシックメタルバンド、クロスターケラーのライブDVD。2003作
デビューは1989年という相当なベテランバンドらしいが、曲を聴くのはこれが初めて。
サウンドは、やはり同郷のARTROSISMOONLIGHTにも通じる雰囲気で、
ポーランド語の歌唱からも上記のバンドにけっこう似ている感じだが、
むしろMOONLIGHTの方がこのバンドに影響を受けた、ということなのだろう。
女性VoのAnjaさんは、その服装や風貌、声質などから、“酒場のベテラン女歌手”的な雰囲気で、
上半身裸のギタリストは中年太りで腹が見苦しいとか、視覚的にはちょっとイマイチかも…(^^;)
ステージに怪しげなダンサーが出てきたりと、雰囲気ものとしても耽美な要素が多いのだが、
楽曲の方はどれも似たりよったりで、これだというドラマティックな盛り上がりもさほどないのでつらい。
マニアックなゴシックメタルファン向け。ボーナスにはビデオクリップ、オーディオトラック等を収録。
いかにもポーランドらしい翳りのある雰囲気のPVに、このバンドの本質が見える。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・7 楽曲・・7 総合・・7
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COHEED AND CAMBRIANeverender
アメリカのプログレ・ロックバンド、コヒード・アンド・カンブリアのライブDVD。2009作
1st〜4thアルバムを、4日かけて完全再現するという、プログレ的発想のライブアルバム。
スタジオアルバムの方も、メタルやプログレ、エモなどの要素を取り込みつつ、
それをナチュラルに融合させた、ドラマティックなロックサウンドが見事であるが、
このライブ演奏においても、その豊穣なセンスを遺憾なく発揮、
随所にテクニカルなパッセージを織り込んで、メロウな叙情とロックとしての躍動感、
ProgMetal的な構築力で聴かせる、絶品の演奏が素晴らしい。
キャッチーな聴き心地と、適度に力の抜けた自然体のグルーブ、
たとえばPINK FLOYDやDREAM THEATERなどの要素を内包しつつ、
決して派手さや激しさにはとらわれない、絶妙の立ち位置が心憎い。
プログレ、メタルという垣根を超えた、知的なドラマティックロックが楽しめる。
ドラマティック度・・9 ライブ演奏・・9 知的ビジョン・・9 総合・・9
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CONFESSOR「Live in Norway」
アメリカのテクニカル・ドゥーム・スラッシュメタルバンド、コンフェッサーのライブDVD。2006作
1992年にアルバムを1枚出してそのまま消えたかと思われたこのバンドが、2005年に復活。
2nd「Unraveled」を発表、その年に行ったノルウェーでのライブを収録したのがこのDVDだ。
曲調はやや古めかしいスラッシーなリフと、ゆったりとしたうねるようなリズムによるもので、
その変拍子だらけ、複雑なキメだらけの曲にハイトーンのヴォーカルが歌を乗せる。
分かりやすく言えばWATCHTOWERMESHUGGAHをスローなドゥームメタル化したという
感じだろうか。そして、なんといっても最大の見所は
スティーブ・シェルトンのドラムプレイで、
類まれなるグルーブ感と、リズムのタメ、そのプレイのセンスには惚れ惚れする。
ボビー・ジャーゾンベク、ヴァージル・ドナーティと並びうる
変態系最強ドラマーの一人だ。
ライブ作品としても、音質、映像ともに抜群の作りで、とくにカメラワークが素晴らしく
ドラムカメラがあるおかげで、じっくりとこの超絶なドラミングを視覚的にも楽しめるのである。
テクニカルなリズムのメタルが好きな方、凄いドラマーのプレイを見たい方はまず必見。
廃盤の1stCondemnedには高額なプレミアが付いているだけに、このDVDで聴けるのは貴重だ。
ライブ映像・・9 ライブ演奏・・9 変態リズム度・・10 総合・・9
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CRADLE OF FILTH「HEAVY LEFT-HANDED & GANDID」
英国のシンフォニック・ブラックメタルバンド、クレイドル・オブ・フィルスのライブDVD。
彼らの地元でのライブ映像12曲に、新曲のビデオクリップ、その他、映像特典多数の内容。
まず、ライブの方はやはり安定した演奏力による見事なステージ。
特に目を引くのが
Voのダニの表現力で、高音の絶叫から囁き声、低目の語りやデス声まで
変幻自在。またドラムの実力も相当なもので、激速ブラスト〜スローテンポ〜三連という
起伏の多い展開を見事な手数の多さでこなす。ギター、キーボードの重ねや、
そこに絡む女性コーラスなどアレンジ面でもそつがなく、
この手のシンフォニックブラックメタルとしてはやはり最高レベルだと頷ける出来だ。
異形の美女がステージに現れたりして、邪悪で耽美な雰囲気作りに一役買っている。
PVはサイコホラー的な作りで、ギャグとホラーの境目を行くようなB級映画的なイメージングだが、
それもまた楽しい。このビデオクリップ、「残酷バージョン」と「
さらに残酷バージョン」の2通りが入っていて
見比べてみるのも面白い。血みどろのスプラッタシーンや裸がいっぱい出てくる(笑)。
その他のボーナスとして、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」をもじったような、深夜の森でのロケ映像や
メンバーのフォトやインタビューなど、満載の内容でお腹いっぱい。
ビデオクリップ・・7 ライブ映像・・8 ライブ演奏・・8 総合・・8
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CRADLE OF FILTHPeace Through Superior Firepower
英国のヴァイパイア・ブラックメタラー、クレイドル・オブ・フィルスのライブDVD。
すでにベテランの域に入りつつあるこのバンド、人気の方はまだまだ衰え知らずのようだが、
個人的にはかつてのようにあまり彼らのサウンドに熱狂できなくなったのはどうしてだろう。。
演奏で目立っているのは正確なブラストを叩き出すドラムと、
女性コーラスのサラ嬢の美声くらいで、
肝心のダニのVoは、さすがに長年の活動で喉を使いすぎたのか以前にライブで見たほどの迫力はない。
またギタリストのセンスと実力が並程度である点も、アルバムで聴く以上の高揚感を楽曲に感じない要因か。
ステージ上には着ぐるみの怪物や、綱を登る美女、巨大な人形などが現れ、趣向が凝らされているが、
それらもこけおどしでしかなく、
やや太り気味のダニの姿は、ビジュアル面でも全盛期は過ぎたかという印象。
ライブ映像よりは、むしろダークで耽美、背徳感のあるビデオクリップの方が楽しめた。
DVDとしては、以前に出た「Heavy Left Handed & Candid」の方が勢いがあって出来がよい。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・7 楽曲・・7 総合・・7
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DARE 「LIVE IN MUNCH」
イギリスのケルティック・メロディアスハードロックバンド、デアーのライブDVD。2005作
かつてかつてTHIN LIZZYに在籍していたダーレン・ワートンを中心にしたバンド。
ライブの方もアルバム同様、アイリッシュの伝統的メロディをハードロックに融合させた
演奏を聴かせてくれ、伸び伸びとした爽快な音楽が楽しめる。
雨の中のライブというのもいい感じだし、曲間に折り込まれる海や自然の映像も美しいが、
ステージ映像の方はダーレンのアップが多すぎて、どうもかなり見づらい印象。

普通のカメラワークで撮ってくれていれば良かったのに、と思わずにいられない。
ケルティック度・・7 ライブ映像・・6 ライブ演奏・・7 総合・・7


DARK TRANQUILLITY「LIVE DAMEGE」
スウェーデンのメロディックデスメタルバンド、ダーク・トランキュリティのライブDVD。
2002年、ポーランドでのライブ映像にドイツ、ギリシャでのブートレッグ映像にビデオクリップという内容。
1st「SKYDANCER」2nd「THE GALLERY」までは、私にとって最も好きなメロデスバンドの1つだった。
しかし、3rd「THE MIND'S EYE」以降は失速し、その後「PROJECTOR」「HAVEN」と発表するも、
そのサウンドはすでにメロデスとしての疾走感を放棄し、どちらかというと
ゴシックメタル的な曲調になっている。
数年前、CHILDREN OF BODOMと共に来日した時は、楽しみにして見に行ったものだが、
チルボドの素晴らしさに比して、こちらダートラの方はまったく退屈だった、という記憶がある。
今回このDVDを見ても、それはあのとき見たものと同じで、ゴシックメタルとしてはメロディの煽情性に欠け、
当然デスとしての突進力もない、どうにも中途半端な位置に彼らはいるように思える。
また、当然ながら、最新作「DAMEGE DONE」からの選曲が多いのだが、
ここで曲を聴いても、さしてCDを買いたいとは思わないのは曲に魅力がないということ。
かろうじて2ndの名曲「PUNISH MY HEAVEN」にだけはかつての興奮が甦ったが、
全体としては曲調、演奏ともに飽きがくる内容で、自意識過剰気味のVoも、なんだか気に食わない(笑)。
ボーナスのブートの方は、映像、音声ともにイマイチで、当然であるがおまけ以上のものではない。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・7 楽曲・・6 総合・・7
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DEATH「LIVE IN L.A.(Death & Raw)」
アメリカのテクニカルデスメタルバンド、デスのライブDVD。2001作
リーダーのチャック・シュルディナーが脳腫瘍で他界したのは2001年の12月だったか。
このライブ映像は、彼の雄姿が見られる貴重なものとなった。おそらく1998年頃のライブか。
正規リリースする予定はなかった映像だけに画質の点ではいま一つながら、
テクニカルデスの元祖であったこのバンドの凄まじい演奏がしっかり堪能できる。
とくに
ドラマーの手数の多さは驚異的で、かつてのジーン・ホグランを思わせるほど。
デスメタル的な疾走よりは、テクニカルな切り返しや巧妙なリフのつなぎによって
楽曲を構築しているという印象で、一般のデスメタラーには向かないかもしれないが、
私のようなプログレなもの、変態なもの、テクニカルなものを楽しめる方々には、
CDの方でもいいのでぜひ一聴をお勧めしたいバンドである。知的な楽曲センスと演奏力、
このアートなデスメタルバンドが病によって終焉を迎えたのはまことに残念なことであった。
テクニカル度・・8 ライブ映像・・7 ライブ演奏・・8 総合・・7.5(映像とかも含めると)
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DIMMU BORGIR「WORLD MISANTHROPY」
ノルウェー出身のシンフォニック・ブラックメタルバンド、ディム・ボガーのライブDVD。2枚組。
2001年のライブ映像と、バックステージ、インタビュー、ビデオクリップといった内容。
すでにシンフォニックブラックとしてはCRADLE OF FILTHと共にメジャーな存在となったこのバンドである。
ライブでのパフォーマンスは安定しており、シンフォニックなキーボードの味付けと暴虐パートの切り返し、
という極端さを有効に生かし「聞かせ所」をつかんだ演奏はさすがという感じ。
CRADLE OF FILTHのニコラスの手数の多いドラムもバンドのサウンドに違和感なく溶け込んでいる。
しかしステージのプロフェッショナルぶりに比してバックステージ映像の下品なこと。
ある意味見るに耐えないような(ゲロやケツ丸出し、便器etc..)場面や、自己満足的なジョーク映像、
それに練習風景などは、この手の雰囲気モノバンドのスタンスとして見せるべきでない気もした。
まあ、おそらくメンバーなどにはかつてのダーティなロックンローラー気質というものがあるのだろうが、
少なくともライブシーンの合間に毎回入れるほどの価値はないと思う。
ライブ映像もフラッシュ効果などのせいで画面がせわしなく、とても目が疲れる(^^;)
ライブ演奏・・8 ライブ映像・・7 バックステージ・・2 総合・・7
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DISSECTION「Rebirth of Dissection」
スウェーデンのメロディックブラックメタルバンド、ディセクションのライブDVD。2006作
90年代に1st「Somberlain」、歴史的傑作2nd「Storm of the Light's Bane」を発表後、
リーダーのJon Nodtvedtが殺人容疑で捕まり、バンドは活動停止、
服役を終えたJonを待ってバンドは復活、2006年に復活作「Reinkaos」を発表する。
だが、ライブツアーもこなし、これからという時に…Jonは自らの頭を撃ち抜いて自殺をとげた。
このライブ映像は2004年地元スウェーデンでの復活ステージで、これが最初で最後のDVD作品となった。
イントロから続く“Nights Blood”が始まると、もう鳥肌もの。楽曲は激しく疾走しつつも
しっかりと美しい展開があり、メロディックなツインギターの絡みが素晴らしい。
後のチルボドもメロディをパクったほどの名曲だ。JonのVoとギターはブランクを感じさせず、
手数の多いタイトなドラムも含め、バンドとしての演奏力はさすが。
ドラマティックな構成を存分に見せつける“Unhallowed”も名曲だ。
北欧らしい土着的なメロディラインとともに、ここまで
有機的にツインギターが絡むバンドはなかなかいない。
客席には若いファンの姿も多く盛り上がりもすごい。このバンドの魅力を余すことなく伝えるステージで
これから若いファンなどがもっと増えそうなのだが…それだけに、Jonの早すぎる死はあまりにも惜しい。合掌…
1stからの代表曲“The Somberlain”…間奏部で反復されるギターフレーズ、これってこんなに悲しい曲だったのか。
ライブ映像・・8 ライブ演奏・・9 ツインギター度・・10 総合・・9
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DREAM THEATER「IMAGES AND WORDS LIVE IN TOKYO / 5 YEARS IN A LIVE TIME」
ドリームシアターの過去に発売された2作品のカップリング作品。DVD2枚組
1枚目は2nd「IMAGES AND WORDS」の日本ツアーの時のライブ映像に、
ビデオクリップ等を加えたもので、すでにビデオで見ている方も多いだろう。
改めて見返すと、この時期での彼らの演奏には新進気鋭の勢いと若さの熱情があり、
とくにマイク・ポートノイの鋭いドラミングには感心させられる。
「SURROUNDED」を楽々と歌いこなすラブリエも明らかに全盛期はこの頃で、
その見事な歌唱力に改めてうっとり。メンバーが全員長髪なこともあり、絵的に全盛期か(笑)。
2枚目は4th「FALLING INTO INFINITY」の時期で、KEYはデレク・シェリニアン(PLANET X)。
個人的にはこのアルバムがあまり好きでないせいか、どうしても曲よりも演奏がメインという感じ。
1994〜1998の彼らの姿が見れるという点では、その変遷を含めて興味深い作品ではある。
ライブ映像・・8 ライブ演奏・・8 お買い得度・・8 総合・・8
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DREAM THEATER「LIVE AT BUDOKAN」
ドリームシアターの2004年ジャバンツアー、武道館でのライブを収録したDVD。
今更このバンドの超絶な技巧と、一糸乱れぬその完璧な演奏については言及するまでもないが、
今まで以上にヘヴィかつメタリックな印象の「Train of Thought」からの楽曲は、
ライブではさらにたたみかけるような迫力ある音圧で迫ってくる。
とくに“BETOND THIS LIFE”の間奏部…ルーデスとマイクとの凄まじい掛け合いから、
再び音が重なってゆき、曲がつながる部分のグルーヴィングは聴いていて鳥肌ものだし、
バラード“HOLLOW YEARS”での、ギターソロ後半からのじわりとくる盛り上がりは感動的で、
ラブリエの深みを増した歌唱(今回は調子いいね)、ルーデスの繊細なKEYとピアノ、そして
ペトルーシのギタリストとしての表現力が合わさり、まさに前半部のハイライトともいえる演奏である。
過去の曲のインスト部をつなげたメドレー、“INSTRUMEDLEY”では、その鋭角な技巧にくわえて、
アレンジでの遊び心も見せつけてくれる。 2ndからは“PULL ME UNDER”のみなのは残念だが、
1stからの名曲“ONLY A MATTER OF TIME”がルーデスのKEYで聴けるのは嬉しいし、
全18曲のラストを飾るアンコール曲が“IN THE NAME OF GOD”というのも、
1曲目とラストを最新アルバムからの曲で締めるという、セットリストとしては見事な構成だ。
当然のことながら、録音のクオリティも素晴らしく、また各プレイヤーの手元を多く映すカメラワークも秀逸で
細かな技巧を重視するこうしたバンドの映像作品として、実にツボを押さえた作り。全体として感じたことは、
彼らはバンドとしてもプレイヤーとしても今もなお向上し続けており、「真の演奏技術」というのは、凄まじい技巧的なプレイをしながらも、
それを「楽しむ」余裕があり、「技術以上の何か」を聴き手に伝えられるということなのだと、見ていて実感させられた。
DISC2には、日本ツアーのドキュメント等が収録されていて、メンバーのインタビューでは彼らが「伝説の会場、武道館」でのライブに、
非常な気合を入れて臨んでいたことが分かる。また機材等の説明もあり
、彼らは今回ステージでモニタースピーカーを使わず、
イヤーモニター(イヤホン)を使用し、あの正確な高速ユニゾンを完璧にこなしていたのであった。
なんにしても、過去に武道館でライブをした数々のバンドの中で、彼らが最も複雑な音楽を演奏したことは疑いようもない。
尚、輸入盤DVDはリージョン1であるが、日本語字幕が選択できとても親切設計。
ライブ演奏・・10 ライブ映像・・9 選曲・・8 総合・・8.5
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DREAM THEATER「WHEN DREAM AND DAY REUNITE」
ドリーム・シアター
のOFFICIAL BOOTLEGライブDVD。2004作
デビュー作「WHEN DREAM AND DAY UNITE」から15周年を記念して行われた
同アルバムの完全再現ライブの模様を収録。
こうして聴いてみても、彼らの1stはテクニカルメタルとしての魅力がたっぷりで、
リズムの遊びや、やや唐突な曲展開が当時いかに斬新であったかが分かる。
1st最高の名曲“Only A Matter Of Time”の格好良さは、ラブリエのVoで聴くと、

(キーが高いのでやや苦しそうだが)
改めてそのドラマティックなサウンドにしびれます。
アンコールの“To Live Forever”では、いいオッサンと化した初代Voのチャーリー・ドミニシが登場、
ラストの“Metropolis”では、デレク・シェリニアンも加わり、ツインヴォーカル&ツインキーボードとなり
間奏部ではデレクとルーデスの夢の掛け合いも聴かせてくれる。
ボーナスにはリハーサルの模様や、1stアルバム当時の映像などもたっぷり収録。
ライブ映像・・8 ライブ演奏・・9 テクニカルメタル度・・9 総合・・8.5

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DREAM THEATER
Score 〜 20th Anniversary World Tour Live With The Octavarium Orchestra 」
ドリーム・シアターのライブDVD。2006作
バンド結成20周年を記念してのワールドツアーのラスト、ニューヨークでの公演を収録。
第一部はバンドの過去を振り返るように、初期の楽曲をアルバムごとに披露。
なんとDTとしてのデビュー前のMAJESTY時代の曲も聴かせてくれる。
やはり、個人的にも2nd以前の曲における、テクニカルな熱い演奏はたまらない。
ラブリエの歌唱は、歳をとったと感じさせる外見に反してじつに素晴らしいし、
ペトルーシのギターにしろ、ジョン・ミュングのベースにしろ、難易度の高い楽曲を易々とこなしている。
ルーデスのテクニカルなキーボードワークにはややマンネリ感があるのだが
相変わらず楽しげに叩きまくるポートノイの正確無比のドラミングは、やはり見どころになっている。
第一部は“The Spirit Carries On”で感動的に幕を閉じ、第二部はいよいよオーケストラとの競演。
目玉はやはり組曲
“Six Digrees〜”の完全再現で、緻密に展開してゆく楽曲と完璧なバンド演奏、
そして生のオーケストラの厚みが加わって厳かにして壮大…おそらくこれを生で見たら泣くに違いない。
各メンバーのテク見せつけまくりの大曲“Octavarium”から、そしてラストは“Metropolis”で締めくくる。
全160分超の濃密なステージ。disc2にはメンバー自身がバンドの歴史を振り返る興味深いドキュメンタリーや
Octavariumの間奏部用に作られたアニメーションなどを収録。とりあえずDTファンは全員必買!
ライブ映像・・9 ライブ演奏・・10 壮大度・・10 総合・・9
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DREAM THEATER
「Chaos in Motion 2007-2008

アメリカプログレメタルの大御所、ドリーム・シアターのライブDVD。2008作
2007〜2008年にかけてのワールドツアーでの、35カ国、115公演から集めたライブス映像を収録。
これはひとつのライブ作品というよりは、途中にバックステージ映像をまじえながらの
壮大な
ツアードキュメントというべき内容のDVDだろう。MANOWARもこういうのやっていた。
2007年のアルバム「Systematic Chaos」自体は個人的にはDTの作品の中では
凡庸なアルバムだったと思うのだが、ライブでの演奏はなんだかんだでやはり素晴らしい。
なんというか、楽曲の出来うんぬんではなく、その一瞬ごとのアンサンブルの説得力というのか、
その辺のバンドなどではけっしてかもしだせない、きめ細やかなグルーブと躍動感が味わえるのだ。
映像の方はカメラワークなど公演ごとにバラつきがあるのだが、3時間にわたってこのモンスターバンドの
世界ツアーの雰囲気が自宅で味わえるという点では、なかなかお得な作品ともいえるだろう。
ラブリエはじめ、メンバーたちの太り具合が時の流れを感じさせるが、演奏のキレに衰えはなし。
DTファンであれば見て損はない作品。DVDのみと、3CDが付いた5枚組ボックスという豪華盤もあり。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・9 ドキュメンタリー・・8 総合・・8
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DOROFur Immer
WAROCKのVoであり、ドイツを代表する女性ロックVo、ドロ
(ペッシュ)のライブDVD。2003作
80年代ウォーロックで活動し、その後ソロへ転身、ロック魂溢れるドロねーさんのライブです。
なんといいましょうか…元々容姿や歌唱力で売るタイプではなく、ややしゃがれた声質が特徴で、
昨今の美声系女性Voとは異なり、ダーティなロッククイーン的な立ち位置なのですね。
“女版ウド・ダークシュナイダー”ともいうべきか、そんなドロ姐さんの2002年のツアーをメインに収録。
WAROCK時代の曲から最近のソロの曲まで、23曲たっぷり聴かせてくれます。
古き良きハードロックという感じで、とてもロックしています。けっこう熱いです。
ただ、全盛期は過ぎたかというドロ姐さんの歌
(と容姿)を聴き(見)続けるのはきついかもです。
むしろ、ビデオクリップの方が、若き頃の美しい姐さんのお姿が見られて嬉しいかもです。
その他、ドキュメンタリー、インタビュー他、DVD2枚で合計5時間半…とても見きれません(^^;)
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・7 ドロ姐さん・・6 総合・・7
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ENSIFERUM「10th Annibersary Live」
フィンランドのヴァイキングメタルバンド、エンシフェルムのライブDVD。2006作
バンド結成10周年記念に行われた、母国ヘルシンキでのライブを収録。
ヤリ脱退後に加入したNORTHERのPetri Lindroosを含めて、フロントに立つ三人は皆上半身裸。
ほっそりとした
美形のペトリ青年はヴァイキングというよりは、むしろ貴公子のようだが、
ギターを弾きながら勇ましく歌う様は、すでにこのバンドの顔になりつつあるようだ。
紅一点の女性Key奏者も、淡々と弾きながらもヘドバンをかますなど、なかなか頑張っている。
フォーキーなメロディを乗せて疾走するサウンドは、この手のバンドの中でも聴きやすく、
歌はデス声であるが重苦しさはないので、案外普通のメロスピファンにもアピールしそうだ。
途中、ゲストの女性Voを迎えてフィンランドのトラッド曲を演奏したり、
(これがなかなかはまっている)
さらには同郷のAMORPHISのVoをゲストに曲をカヴァーするなど、ファンならまあ楽しめる内容だ。
ヴァィキング度・・7 ライブ映像・・7 ライブ演奏・・8 総合・・8





EPICA「We Will Take You With Us」
オランダのシンフォニックゴシックメタルバンド、エピカのスタジオライブDVD。2004作
若手バンドながらすでにヨーロッパのみならず日本でも人気のこのバンド、
このDVDは彼らのスタジオライブ作品で、
ストリングス隊に合唱隊を擁しての演奏は
シンフォニックかつ荘厳な楽曲とともに、アルバム盤以上に彼らの魅力が現れている。
そして赤毛の
シモーネ嬢の美しさは、映像的にもとても引き立っていて
そのオペラティックな美声はアルバムで聴く以上に表現力の高さを見せてくれる。
バンド+ストリングスの演奏約40分に、ピアノとチェロをバックにしたアコースティック演奏を15分ほど、
ビデオクリップ2曲に、それぞれのメイキング、インタビューなども収録。
このバンドの魅力を再確認するには充分な作品である。
映像・・8 演奏・・8 シモーネ嬢・・10 総合・・8
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THE GATHERING「IN MOTION」
オランダの女性Voゴシックメタルバンド、ザ・ギャザリングのDVD
1996年オランダでのライブ映像と、1997年ポーランドでのライブ映像にビデオクリップ2本を加えた内容。
1996年のライブはおそらくアルバム「MANDYLION」発表直後で、
少女のようなアネク嬢が可愛らしく飛び跳ねているのがなんとも初々しい。
1997年の映像になると、ぐっと大人っぽく妖艶さを身につけたアネク嬢が堂々としたな歌唱を聴かせる。
曲の方もややまどろみがかった陰鬱さを増し、バンドとしての深化を感じさせる。
ビデオクリップは3rd「MANDYLION」からの1曲と、5th「HOW TO MESURE A PLANET」から1曲
見比べてみると、女性というのは変わるものだ、と(笑)実感出来るかもしれない。
こうしてみるとやはりアネク嬢が加わった3rd「MANDYLION」」4th「NIGHTTIME.BIRDS」のころが
彼らがゴシックメタル的な重厚さを持っていた時期だったと思う。
5th以降はデジタルさとアンニュイ度を高めてゆく彼らの初期の映像が見れることは嬉しい限りである。
ライブ映像・・8 ライブ演奏・・8 アネク嬢・・8 総合・・7.5
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THE GATHERING「A Sound Relief」
オランダ女性Voゴシックメタルの元祖ともいうべき、ギャザリングのライブDVD。2005作
メンバーはなんだかインテリ風になった今やメタルとは無縁な感じの風貌のギターに、
ヴィンテージな音を鳴らすキーボード、ドラム、女性ベーシスト
(そういえばベースも女性になっていたのね)
そして今やオランダを代表する歌姫となった
アネク嬢、という編成で、曲はしっとり&倦怠系が中心。
そんな中、アネク嬢の歌唱は以前にもまして静かなる表現力を備えており、
お腹の膨らみかけのその姿
(おめでたですな)や、表情などには今までにない母性と色気漂っている。
ときおり挿入される、タツノオトシゴのCG画像にどんな意味があるのかはともかく、
行儀よく座席に着いて曲を鑑賞し、拍手を送る観客の姿を見ても、
このバンドがすでにヘドバンするメタルバンドとは異なる位置にあることを示している。
DISC2のボーナス映像の方には、ツアードキュメントやビデオクリップが収録されており、
こちらもセンスのよい映像編集がヨーロピアンな情緒をかもし出している。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・8 アネク嬢・・8 総合・・7.5
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HAGGARD「AWAKING THE GODS LIVE IN MEXICO」
ドイツの管弦楽団入り16人編成のクラシカル・ゴシックメタルバンド、ハガードのライブDVD。
このバンドのスタジオ盤CDの2nd「AWAKING THE CENTURIES」は聴いていたが、
大仰な仕掛けとシアトリカルな構成のわりにはさほど凄いという印象は受けなかった。
しかし、このライブ映像では彼らのサウンドのダイナミズムには圧倒されるものを感じる。
ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、クラリネット、フルート等の管弦楽隊が典雅な音を響かせ、
そこにギター、キーボード、それにデス声、女性Vo、コーラス等が重なってゆくさまは圧巻。
クラシカルで中世音楽的な荘厳さを、デス声入りゴシックメタルに融合させた彼らのスタイルは、
ある部分THERIONにも通じるところがある(ただしサウンドの大がかりさではこちらが上)。
いかにもメタラーという風貌のバンド陣に比べ、バックの管弦メンバーの演奏時の顔つきは
本物のクラシックミュージシャンのそれで、対照的なのも面白い。
いかにもゴシックらしく、ステージ上の譜面台を照らすのが蝋燭というのも徹底している。
音質も良好。ついでにヴァイオリン奏者(ヴィオラ?)にすごい美人がおり(チェロの隣の方)、
カメラさんも分かっているのか、楽隊の中では一番多く映る。ありがとう(笑)。
シンフォニー度・・9 大仰度・・9 ライブ演奏・・9 総合・・8.5



HIM「THE VIDEO COLLECTION 1997-2003」
フィンランドのゴシックロックバンド、ヒムのビデオクリップ集。
すでに地元ではゴスロックのカリスマとして君臨しているバンドだが、
音楽性はいかにも
フィンランドらしい哀愁と倦怠の美がただようゴシックロックで、
「キャッチーだがどこかもの悲い」雰囲気をかもし出していて、どの曲も非常に聴きやすい。
ときどきメタリックになるギターやピアノ、キーボードなどがサウンドに厚みを加えていて、
けっこう低音ながらときおり声を裏返すヴィレ・ヴァロの歌声は、いかにもナルシスティック。
ENTWINETO DIE FORNEGATIVEといった同系バンドたちにも
おそらく多大な影響を与えていたであろうことが、このバンドの音を聴くとあらためて知れる。
PVもセンスのいいアートなイメージで、サウンドとの相乗効果で耽美な世界観を映画的に彩っている。
中性的な色気を放つVoヴィレの表情は、同性の私が見ても時折どきりとしてしまうほどで、
その哀愁ただよう歌声とともにそのお美しい容姿には、ゴシック好きの女性たちはもうメロメロでしょうな(笑)
ゴシック度・・9 ビデオクリップ・・9 楽曲・・8 総合・・8
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HIM「Love Metal Archives Vol.1」
フィンランドのゴシックロックバンド、ヒムのDVD。2006作
甘いマスクとマイルドな歌声で、日本でもじわじわと女性ファンが増えている
美形ヴォーカリスト、ヴィレ・ヴァロ率いるゴシックロックのカリスマバンド。
フィンランドらしい倦怠の美をまとわせた楽曲はとても耳触りが良く、
こうして映像付きのビデオクリップで見れば、彼らの魅力がいっそう引き立つ。
男の色気をただよわせるヴィレ様の美麗なお姿とその鼻息まじりの歌声には
女性ならばうっとりすること間違いなし。ビデオクリップ15曲、ライブ映像25曲に、
インタビューなど、合計5時間以上を収録。ファンにはまさに必携の一本だ。
ビデオクリップ・・9 ライブ映像・・8 たっぷりヒムづくし度・・10 総合・・8
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IN FLAMES「USED AND ABUSED...IN LIVE WE TRUST」
スウェーデンのベテランメロデスバンド、イン・フレイムスのライブDVD。2005作
DISC1は地元スウェーデンでのライブをメインに、ロンドンのHAMMERSMITHでのライブも収録。
ハマースミスは会場が広いせいか、サウンド的に低音のバスドラが分離してしまっているが、これは仕方がない。
メンバーは皆半袖の襟付きシャツで、ドレッドヘアのVoにいたってはネクタイまでしている。
これがニューメタル風のファッションということなのだろうか…それはよく分からないが(笑)
観客には若者が多く、おそらくイギリスなどではニュースクール系メタルとしての人気もあるのだろう。
スウェーデンでのステージの方は、メンバーもぐっとくだけた風で、演奏と音の迫力もアップ。
(ちなみにここでVoのアンダースが着ているのはGUNS AND ROSESのTシャツ
)
こちらは狭いライブハウスだがその分観客の熱気もものすごく、彼らの地元での人気ぶりもうかがえる。
やはり4th〜7thあたりの曲がメインで、アルバムで聴くよりもずっとアグレッシブで迫力があるが、
初期から聴いてきている自分にとっては、メタルコア的なノリが苦手なこともあり、どうも好みの音ではない。
そんななか、“Behind Space”“Moonshield”といった昔の曲はやはり燃えるのであった。
disc2にはビデオクリップ、TV番組風のツアードキュメンタリー等を収録。
ライブ演奏・・8 ライブ映像・・7 メロデス度・・6 総合・・7
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IT BITES「Live in Tokyo」
英国のプログレハードバンド、イット・バイツのライブDVD。
1986〜1989年のあいだに3枚のアルバムを残し、キャッチーなメロディとテクニカルな融合で
プログレとHRを組み合わせたバンドとしては先駆けでもあった彼ら。
これは今まてオフィシャルサイトでしか手に入らなかった、全盛期の彼らのライブ映像…
しかも伝説の
1989年の日本公演の模様が見られるDVDだ!
この手のプログレ系バンドにしては、女性の黄色い声が多いのにも驚きだが、
ヴォーカルをとりながらギターをこなすフランシス・ダナリーを見れば
彼らは確かに四人編成でやっていたのだということが改めて実感できる。
普段着の自然体で、ときに日本語のMCもまじえながらのステージは実に楽しそうで、
演奏の方もさすがに安定しているので、肩の力を抜いて楽しめる。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・8 音質・・7 総合・・7.5
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KREATOR「LIVE KREATION REVISIONED GLORY」
ジャーマンスラッシュメタルバンド、クリエイターのライブDVD。2003作
80年代から、SODOM、DESTRUCTIONとともに「ジャーマンスラッシュ三羽ガラス」として
その地位を築いてきた彼らだが、今だに現役として活動を続けているのだから、
その熱意と体力には恐れ入る。このDVDは2002年のツアーを中心に、韓国、ブラジル
そしてヨーロッパ諸国での彼らのステージがたっぷりと堪能出来る。オールドファンからすれば、
「TERRIBLE CERTAINTY」、「EXTREM AGGRESSION」そして「COMA OF SOULS」あたりからの
楽曲はなつかしく、当時そのままの熱さと速さで演奏されるアグレッシブな楽曲には感銘を受ける。
ミレ・ペトロッツァのダミ声の歌い方、低いポジションで前屈した弾き方はかつてと全く変わらない。
熱い演奏。そして熱いファン。ただの直線スラッシュでなく、どこかにヨーロピアンな湿り気を感じるリフ。
メロスピ、メロデス全盛の今に、このようなピュアなスラッシュメタルバンドがまだ生きているというのは
なんとも頼もしいことだ。1982年〜2001年までのビデオクリップも収録され、彼らの活動の歴史が分かる。
アグレッシブ度・・9 スラッシュメタル度・・10 ライブ演奏・・8 総合・・8
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LACRIMOSA「The Live History」
スイスのゴシックメタルバンド、ラクリモーサのライブDVD。
1993年から2000年までのバンドの歴史を、当時のステージ映像で見られる。
このバンドの場合は、VoのTILO WOLF氏とKeyのANNE嬢の二人ユニットであり、
ライブステージにおいても当然ながらその二人が中心となる。
TILO氏のパフォーマンスは、その
側頭部剃り込み型長髪というヘアスタイルもそうだが、
ナルシスティックな動きや陶酔ぎみのハスキーな歌声などはビジュアル系ゴシックのそれで、
メタルというよりはむしろ
デビッド・ボウイなどに通じる中性的な部分を志しているかのように見える。
楽曲の方は、さすがに古いものに関しては、たんなるノイジーな叫びだけのものや、
メタル色を押し出してくる前の未整理なものもあり、DVD全体としてのクオリティを求めるなら
2000年のライブをフルステージで見せて欲しかったという気もするが…
バンドのヒストリーに関心があるファンであれば、楽しめるとは思う。
ともかく、
ゴシックのゴシックたる根底の精神を見せつけてくれるバンドであるのは確かだ。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・7 ゴシックですよ度・・9 総合・・7


Lamb of GodKilladelphia
アメリカのニュースクール系メタルバンド、ラム・オブ・ゴッドのライブDVD。2005作
この手の若手コア系バンドの中では、個人的にも評価が高いこのバンド。
まずツインギターのリフがしっかりメタルしていて、ほのかな叙情性があるのがよろしい。
ライブの方も演奏は安定していて、クールなリフを中心に組み立ててゆく楽曲は
かつてのAT THE GATESなど北欧のオールドスタイルメロデスに通じる部分がある。
メンバーの出で立ちはメタルというよりも短パンTシャツというコア系なのだが、
彼らの精神にはしっかりとメタルへのリスペクトがあるのだろう。
ただ、1曲はよくても何曲か続けて聴いているとやや単調に思えるのは仕方がないか。
クールなリフ度・・8 ライブ映像・・7 ライブ演奏・・7 総合・・7.5
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LANA LANE「Storybook -Tales From Europeand Japan」
シンフォニックハードの歌姫、ラナ・レーンのDVD作品。
1997年〜2003年までのライブ映像を中心に、各楽曲をメンバーの解説つきで振り返る。
映像的には年度によってバラつきがあり、ライブ作品としてのみ考えると物足りないが
日本を中心にブレイクしたこの実力派のシンガーと、バンドのコンポーサーたる
エリク・ノーランダーのコンビによる、このバンドの歴史が俯瞰できて興味深い。
音質の方は非常に良好で、実力者ぞろいのメンバーによる演奏はさすが。
1997年前後の古い映像では、まだ垢抜けないラナの雰囲気も新鮮だ。
古き良きプログレ感覚と、ハードロック要素をシンフォニックなアレンジに包み込み
表現豊かな女性ヴォーカルが歌い上げる、このアーティストのスタイルを
多くの映像とともにあらためて感じ取れる作品だ。
シンフォニックハー度・・8 ライブ映像・・7 ライブ演奏・・8 総合・・8
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LANA LANE「10th Anniversary Concert」
シンフォニックハードの女王、ラナ・レーンのデビュー10週年を記念したライブDVD。2006作
2005年の日本公演を完全収録し、同音源のCD付きの2枚組。
これまでにも日本でのライブ音源をまとめた作品を出すなど、彼らにとっては
日本は最初にアルバムがブレイクした国でもあり、やはり特別な思いがあるのだろう。
さすがデビュー10年のキャリアからか、このステージも落ち着いた堂々としたもので、
ツインギター編成で音の厚みもばっちり。ラナも見事な歌唱力を披露している。
エリク・ノーランダーのヴィンテージなキーボードワークもプログレファンには見どころだろう。
過去のスタジオ作から19曲をたっぷり聴かせてくれる。ツアードキュメント映像も収録。
シンフォニックハー度・・8 ライブ映像・・7 ライブ演奏・・8 総合・・8
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MAGO DE OZ「A COSTA DA ROCK」
スペインのフォーキーメタルバンド、マゴ・デ・オズのライブDVD。2003作
日本での知名度はまだまだだが、ヨーロッパではかなりの人気を誇るらしいこのバンド。
正統派のメロディックメタルにフォークの要素を大胆に取り入れ、スペイン語で歌われる歌詞とともに
異国的で、田舎っぽい楽しいメタルを作りつづけている。
このライブ映像でも、大きなステージに満員の観客を集め、非常に熱気と彼らの人気ぶりが伝わってくる。
ツインギターにフルート、ヴァイオリンが重なり、フォークなメロディを奏でながら、
濃い目の顔のヴォーカルがスペイン語のハイトーンで熱唱すると客は大盛り上がり。
後半ではそこにさらにアコーディオンも加わり、ステージには×××の着ぐるみが出現(笑)
ただし、曲の方はフォーキーな要素を除けばごく普通の正統派メタルなので
演奏パフォーマンスとしてはそう見るべき部分は少ないが、この陽気さとノリはスペインならでは。
DVD2枚組で、DISK2にはビデオクリップやバックステージ映像などが収められている。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・8 スペイン度・・9 総合・・7.5
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MANOWAR「FIRE AND BLOOD」
アメリカのメタルバンド、マノウォーのライブDVD。2枚組
ヘヴィメタルの権化として世界中に熱狂的なファンを擁するこのバンド。
映像作品としては「HELL ON EARTH」のPARTUということになる。
DISC1は、ヨーロッパ各地を回るツアーにおけるステージやインタビュー、
そして各国のファンの様子などを写したもので、いかにこのバンドがヨーロッパで
人気を誇っているかが見て取れ、ステージ以上にそのファンのすごさに圧倒される。
マノウォータトゥーをした多くの「信者」、女性のおっぱいポロリ、ジョーイ閣下のキスしまくり映像など、
ライブを通しての熱きファンとの交流こそが、このバンドの信条なのだろうと思わせる。
もちろん演奏も「これぞ男のメタル」という、パワフルなもので、ジョーイ・ディマイオの
サムライを思わせる動き(ベースがまるで剣のよう)など、パフォーマンスも堂に入ったもの。
DISC2の方はブラジルでのライブで、曲と演奏が純粋に楽しめる作りとなっている。
この275分には、デビューから15年以上、この路線でメタル魂を失うことなく活動しつづける
このバンドの凄さが集約されており、私のようなさほど熱心でないリスナーでさえも、
「一度くらいはこんな人生が送れたら」などと、ふと考えてしまうほど(笑)。
HAIL AND KILL!
ライブ演奏・・8 ライブ映像・・7 メタル魂度・・10 総合・・7.5

MANOWAR「HELL ON EARTH V」
HMの権化、戦う男のマッチョ・エピックメタルバンド、マノウォーのライブDVD。2003作
「HELL ON EARTH」と題された、世界各国のツアードキュメント入りのシリーズ3作目。
DISC1の方は世界中をツアーする彼らのステージや、ファンの姿を映し出したドキュメントで、
ブラジル、フランス、スペイン、チェコ、オランダ、オーストリア、スイス、スウエーデン、ポルトガル、
ドイツ、ベルギー、ギリシャ、イタリア、デンマーク、フィンランド、果てはエストニアやロシアまで、
まさに欧州各国を巡業しつつの熱いステージと、ファンとの交流が記録されている。
また今回は、女性ファンをステージに上げてのオッパイポロリシーンが多く、
世界各国の女性や熱狂的なファンの姿を見比べられて、これはこれでなかなか面白い。
DISC2の方は彼らの第二の母国ともいえるドイツでのライブステージで、
いつも以上に気合の入った演奏と、熱唱するエリックの姿が堪能出来る。
「HEART OF STEEL」のドイツ語版「HERZ AUS ATAHL」の大合唱には
ドイツのファンたちの熱狂ぶりと、このバンドの欧州での人気ぶりが改めて分かる。
ボーナスとして、なつかしのビデオクリップとメイキングなども入っており、
コナン・ザ・グレートばりの衣装を着て剣を持った当時のメンバーたちの姿が笑える。
DVD作品としては、もはやライブ映像よりもツアードキュメントがメインとなっている感は否めないが、
心からヘヴィメタルを愛し、ファンを愛する、このバンドの変わらぬ気質が窺える。
ツアー映像・・8 ライブ演奏・・8 メタル魂度・・10 総合・・8
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MANOWAR「Hell on Earth IV」
アメリカのエピックメタルバンド、マノウォーのDVD作品。2005作
前作HOEVでお腹一杯だったのでもう買うまいと思っていたのだが、ついまた買ってしまった。
今作も純粋なライブ作というよりは、編集されたライブ映像を含めて、世界各国のファンの様子や
メンバーらのインタビューなどを盛り込んだ、「マノウォー・ドキュメント」的な作りとなっている。
ライブ演奏はもちろんだが、それ以上に熱狂的な世界のMANOWRファンの映像を見ているだけでも楽しめる。
例によって女性ファンのオッパイポロリも多数あり。DVDのDisc2にはメンバーのインタビューやドキュメント、
それにお馬鹿なTV番組など、下品かつ笑える作りとなっている。CDには「GODS OF WAR」からの新曲を収録。
ライブ映像・・7 世界のブラザー度・・10 メタル魂度・・9 総合・・7.5
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METALLICA「Cunning Stunts」
メタリカの2枚組ライブDVD。1998作
アメリカ、テキサスでの1997年のステージを収録。ちょうど「RELORD」を出す直前の時期か。
楕円形のステージを360度囲んだ大観衆は圧巻だが、登場したメンバー達の姿は全員短髪で、
ちょいワルオヤジ風のジェイムス、メタリカTシャツを着たジェイソン、顎にピアスをしてゲイみたいなカーク、
そしてラーズは短パン姿と、かつて長髪を振り乱してスラッシュしていた連中の面影はない。
演奏の方も、よく言えば安定していて聴きやすいが、かつての強烈なパワーはもう感じられない。
“Creeping Death ”“One”“Fade to Black ”という往年の代表曲に加え、1stからのメドレーまで演奏、
Disc2では“Master of Puppets ”“Motorbreath”と、熱い曲たちを聴かせてくれるが、
彼らの音自体にもうメタルの神は宿っていないのか、それらはファンへの義務としての選曲にすら感じる。
メタルでなくなった、「ブラックアルバム」以降のファンにすれば、これがメタリカなのだろうが、
自分にとってのメタリカはそのアルバムですでに終わっていたのも事実。「RELORD」の曲は聴くに耐えない。
しかし観衆の熱狂ぶりはもの凄く、彼らが何を演奏しようとも大歓声と拍手と口笛で支える。
ここにいるのはメタリカではなく、ビッグになりすぎた
メタリカという名のモンスターなのだと悟った。
そして衝撃的なのは、Disc2の“Enter Sandman”のラストで、この迫真のアクシデントシーンは
メンバーの演技を含めやりすぎなほどの演出。会場で見ていたらかなりのインパクトだったことだろう。
ライブ映像・・8 ライブ演奏・・7 メタルパワー度・・7 総合・・7.5
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MOONLIGHT「AWAKEN MEMORIES LIVE」
ポーランドのゴシックメタルバンド、ムーンライトのライブDVD。
最新のライブ映像に加え、1996年のライブ、ビデオクリップ等を収録している。
ぽっちゃり系の女性Vo、Maja嬢の歌唱をメインにしっとりした楽曲が堪能できる。
ギター、キーボード、ドラムと演奏陣はどれも前に出すぎず、曲を演奏することに専念している感じ。
このバンドのサウンドは、アーティスティック……ひと言で言うと「体温低い系」なので、
(とくに最近の作品は通して聴くと、眠くなってくる)、ゴシックメタル中級者以上向けといえる(笑)。
むしろ1996年のライブ映像の方が、バンドとしてまだ若く、(一応)はつらつとしていて
ノリのよい曲も多く、楽しめる(マーヤ嬢もこの頃はまだ「ぽちゃ一歩手前」という感じだし)。
北欧やオランダ勢とはまた違った、静寂と翳りのあるゴシックメタルとしては、
東欧独特の色が出ているバンドなのだと思う。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・8 マーヤ嬢・・8 総合・・7.5

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NIGHTWISH「FROM WISHES TO ETERNITY=LIVE」
フィンランドの女性Voシンフォニック・メタルバンド、ナイトウッシュのライブDVD。
ライブ15曲にビデオクリップ4曲、メンバーインタビュー、バックステージ映像など、たっぷりの150分。
地元フィンランドだは絶大な人気を誇るだけに、ライブの方も気合と観客の熱気に包まれた
テンションの高いもので、さすがにターヤのVoも含めて演奏はしっかりとしている。
ただ、私としては彼らの音楽はこの独自の声質の女性Voあってのものだと考えているので
曲の方はごく正統的なメタルなこともあって、15曲続けて飽きずに見るほどの気力はなかった。
もちろん1曲づつをとればそれなりに聴ける曲が多いのだが、絶対的なメロディや展開をもった
曲がさほどないこともあり、今後はそうした曲作りの新機軸がバンドにとっての課題となりそう。
面白かったのは、ビデオクリップの2曲がどちらもメタル色の薄いバラード的な曲だったことで、
おそらく映像的にもしっとりしたこのVCが母国の一般チャートにおいても受ける要因となったのだろう。
バックステージ映像は、彼らの音楽性から考えるとちょっと幻滅するような下品な部分が多く、
熱心なファンは見ない方がいいかもしれない(ターヤの映像が少ないのもつまらん)。
CHILDREN OF BODOMのアレキシやSINERGYのキンバリーもバンドと仲良しのようで登場している。
ビデオクリップ・・7 ライブ映像・・7 ライブ演奏・・8 総合・・7.5
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NIGHTWISHEnd of an Era
フィンランドの女性Voシンフォニックメタルバンド、ナイトウィッシュのライブDVD。2006作
2006年10月に行われたツアー最終日、母国ヘルシンキでのステージを収録る
ご存じの通り、このライブを最後にバンドの顔であったターヤ・トゥルネンが脱退する。
ステージの方はそんなメンバー間の問題など感じさせぬくらい見事なもので、
5th「ONCE」と5th「Century Child」からの曲を中心に、
全18曲たっぷりと聴かせてくれる。
中でも7、8回も衣装を着替えるターヤの姿は、その堂々とした歌唱とパフォーマンスからも
いまさらながらメタル系の女性Voとしては唯一無二の存在であったと思わさせられる。
相変わらずのバンダナ姿のドラマーや、美形のキーボーディストのツォーマス、
巻髭(?)のベースのマルコの一人だけヴァイキングメタラーのような風貌と、みな個性的で
一番キャラが薄いのがギターというのも、ある種のこのバンドの特徴だろう(笑)
カッチリとしたリズムに、整った演奏はいかにも現代のシンフォニックメタル的で
ロック的な荒々しさは皆無である点も、メタラー以外の若者にもアピールする所以か。
会場を埋めつくす大観衆の中には、感極まったのか泣き出す少女たちの姿も。
ボーナスのドキュメンタリーでは、すでにこのライブの直後にターヤへの解雇を告げることを決めている
他のメンバーたちのインタビューや、オフステージでの、なんとなく苦しげな表情が見えてしんみりとする。
ライブ映像・・8 ライブ演奏・・8 最後のターヤ度・・10 総合・・8
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OPETH「LAMENTATIONS」
スウェーデンのプログレッシブ・メロデスバンド、オーペスのライブDVD。
最新作「DAMNATION」において、デス色の皆無な北欧静寂ロックを作り上げた彼ら、
このライブの方も前半は「DAMNATION」の楽曲で、アコースティックギターやキーボードなどが美しい
はっきりいってANEKDOTENとツアーをしたらハマりそうな(おいおい・・^^;)曲が続く。
メンバーの方はみな知的な感じで、演奏技術ももさすが。とくにドラマーの技量には唸らされる。
そうしてMCをまじえつつ曲は進む。フロントマンのミカエルの優しい笑顔が印象的。
さて、ようやく開始から1時間ほどが経過したころ・・・第二部の開幕とばかりにようやく
このバンドが仮にも「デスメタル」であることを裏付ける楽曲が始まると、
さっきまでのマイルドな歌声とはうってかわって、凶暴なデス声で歌い始めるミカエル。
客の方も「待ってました」とばかりに盛り上がる。エッジの効いたツインギターに手数の多いドラム、
ヘヴィな暴虐性と、北欧らしい寂寥とした叙情が一体となったサウンド。静と動とはまさにこのこと。
メロデスに知的な芸術性と、静寂の美、北欧の叙情性を盛り込んで、聴き手を魅了する。
こんなバンドは他にはない。たとえば北欧プログレなどが好きな方にも知ってもらいたい。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・8 デスメタル度・・5 総合・・8
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OPETH「In Live Concert at The Royal Albert Hall」
スウェーデンのプログレッシブ・デスメタルバンド、オーペスのライブ作。2010年作
ロンドンのロイヤルアルバートホールでの2010年のステージを収録。
ジャケはDeep Purpleのオーケストラとの共演ライブアルバムへのオマージュ…というかパクり。
よく見ると「Loyal Disharmonic Orchestra」と書いてあり、オーケストラは出て来ないのでご注意を。笑
さて、演奏の方は静と動、緩急を織りまぜたOPETH節ともいうべき見事なもので、
二本のギターが有機的に絡む巧みなリフとフレーズをメインに構成された楽曲に、
Ash Ra TempelのTシャツに身を包んだミカエルのデスヴォイスとジェントルな歌声が絡まってゆく。
派手さよりもむしろ渋さを、モダンさよりも70年代ロック的なレトロな生々しさを絶妙に表現する。
これぞプログレッシブ・デス。過去のアルバムからもほぼまんべんなく選曲されていて、昔からのファンにも嬉しい。
臨場感を引き立てるカメラワークも良好だ。熱心なファンなら3CD+2DVDという豪華ボックスをお勧めする。
ライブ演奏・・9 ライブ映像・・9 プログレッシブデス度・・9 総合・・9
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PAIN OF SALVATION「BE」
スウェーデンのプログレッシブ・メタルバンド、ペイン・オブ・サルヴェイションのライブDVD。2005作
彼らの5枚目のアルバム「BE」をライブで完全再現したもの。
当然のように、単なるライブ作品ではなく、映像にも気を配られたある種
映画的な作品
奥行きのある、まるで舞台のようなステージ上にはグランドピアノや管弦楽隊、中央には池まである。
バンドメンバーのみならず楽隊の面々も白塗りで化粧をした、一種異様な雰囲気の中演奏が始まる。
白い衣装で登場するダニエル・ギルデンロウ、マンドラを弾きながら静かに歌いはじめる。
パーカッションとマンドリンの音色に彩られた、およそメタルらしからぬ民族的なイメージの楽曲。
ピアノとストリングスの美しい間奏曲や、コンセプトに沿ったSEと映画的な映像などをまじえつつ、
演奏はときにはヘヴィに、あるいはプログレメタル的な変拍子を盛り込んでいきながら
全体的には楽曲はゆるやかに、粛々と進行してゆく。曲のコンセプトによって、髪を束ねサングラスをし、
ジャケットを着たりして役を演じながら歌うダニエルの姿は、まるで舞台の主演男優のようだ。
私は実は「BE」のアルバムは未聴だったのだが、この映像作品を先に見て良かったと思う。
音だけでは伝わりにくいだろう曲のコンセプトとビジョンとが、このDVD作品では、
シアトリカルなステージと映像編集のおかげで、視覚と聴覚とがシンクロして感じられる。
ダニエルのときにナルシスティックなまでの、やや過剰な演技に感嘆するか、あるいは引いてしまうかで、
この作品にのめり込めるかどうかが分かれるだろう。楽曲単位の爽快感や見せ場がさほどないという点ではやや物足りないが、ともあれ、
これが鬼才ダニエル・ギルデンロウの世界であり、彼の中ではすでに表面的な音楽や曲の技巧うんぬんなどは超越しているのかもしれない。
これは
70分間の映画。人間の外面と内面をえぐるような、この音と映像によるコンセプト作は
テクニック、楽曲云々ではなく、内面に語りかけるプログレッシブロック作品として屹立している。
作品映像・・9 ライブ演奏・・8 シアトリカル度・・9 総合・・8.5
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RAGE「FROM THE CRADLE TO THE STAGE」
ジャーマンメタルの重鎮、レイジの結成20周年を記念するライブDVD。2004作
ジャーマン随一の多作バンドとして、名実共に不動の位置にあるこのバンド、
何度かのメンバーチェンジの後、再び三人編成となってのライブ映像である。
まず、すっかり太ってスキンヘッドのオヤジ然となった、ピーヴィ・ワグナーの姿には
年月の流れを感じずにはいられない(笑)楽曲の方は 20thライブにふさわしく新旧とりまぜていて、
私のようなオールドファンには「INVISIBLE HORIZONS」「DON'T FEAR THE WINTER」「REFUGE」といった
かつての名曲たちはなつかしく楽しめる一方で、現在の彼らに合っているのは昔の曲ではないな、とも感じられた。
ギターのヴィクターはヘヴィリフからテクニカルなソロまでこなす器用なテクニシャンという印象だが、
やはりここにもう一本リズムギターがあったらさらに音が厚くなろうに…などとも思ってしまう。
しかし、今なおベースを弾きながら歌い続けているピーヴィの姿を見れば、あくまでトリオ編成へのこだわりという意味で、
それはそれで立派なものだとも思う。あと、絵的にはドラムのモヒカンと、角(?)の付いたシンバル群がインパクト大。
全26曲…これを飽きずに楽しめるのは相当のファンだとは思うが、年季の入った演奏は地元の観客の盛り上がりともども、
このバンドの年輪を感じさせる。DISC2には、バンドのヒストリーやビデオクリップ等を収録しており、
初期から現在までの映像を追ってゆくと、このバンドの音楽性の変遷が見て取れる。

ライブ演奏・・8 ライブ映像・・7 楽曲・・7 総合・・7
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SHAMAN「RITUALIVE」
ANGRAを脱退したアンドレ・マトスが結成したシャーマンのライブDVD。2003作
2003年ブラジル、サンパウロでの公演を収録。「シャーマンのマトス」としては初の映像になるが、
相変わらず長髪をなびかせてファルセットぎみにシャウトする所は、マトス節健在というところ。
音的には、ANGRAよりもサウンドにやわらかみと調和、そして民族色とシンフォック性が感じられ、
演奏陣も安定感があり、アルバム以上に生き生きとしたステージになっている。そして、なによりゲストが豪華!!
まずはSAGRADOのマルクス・ヴィアナが2曲で流麗なヴァイオリンを聴かせてくれ、
このバンドの民族色を彩り豊かに表現してくれている。キーボードを弾くのはプログレバンドBLEZQI ZATSAZ
ファビオ・リベイロで、さすがにシンフォニックな音色は南米シンフォの系譜を感じる。
そして、このDVDのハイライトは14曲目からで、ステージにトビアス・サメット(EDGUY)、サシャ・ピートが現れて
メロディアスな疾走曲「PRIDE」につづき、名曲「CARRY ON」が始まると会場は大盛り上がり。
さすがにマトスのヴォーカルは高音部では苦しそうだったが、やはりこの曲にはこの声が似合う。
ラストはHELLOWEENの名曲「EAGLE FLY FREE」。ステージにはアンディ・デリスマイケル・ヴァイカート
にわかにここはHELLOWEENのライブか?という状態に(笑)デリスの歌唱に関しては素晴らしいとは言えないものの、
客を楽しませようとするSHAMANのステージとアンドレ・マトスには、エンターテイナーとしての精神が感じられた。
ライブ映像・・8 ライブ演奏・・8 ステージング・・9 総合・・8

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SONATA ARCTICA「FOR THE SAKE OF REVENGE」
フィンランドのメロスピバンド、ソナタ・アークティカのライブDVD。2006作。
このDVDは2005年の日本ツアーからの収録で、全20曲93分、
ソナタファンには、彼らのきらびやかなサウンドがたっぷりと堪能できる。
ところで、まったくファンではない自分としては、彼らのパフォーマンスについては、
楽曲もそこそこ、演奏もまあまあ…というくらいで突出した魅力は感じないのだが、
メタルとしては重くなく、とても聴きやすいという点で、初心者メタラーに支持されるのは理解出来る。
ファンタジックで北欧的なオープニングのCGアニメーションはなかなか良かったが。
ライブ演奏・・7 ライブ映像・・7 楽曲・・7 総合・・7
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STAR ONE「LIVE ON EARTH」
アルイエン・アンソニー・ルカッセンによるプロジェクト、スター・ワンのCD+DVD。2003作
ラッセル・アレン(SYMPHONY X)、ダミアン・ウィルソン(元THRESHOLD)、フロール・ヤンセン(AFTER FOREVER)
らの豪華なVo陣に、ベースにはFINCHのメンバーだったピーター・ヴィンク。
曲はメタリックなHAWKWINDという感じだったSTAR ONEからをメインにしながらAYREONからの曲も取り入れていて、
これはなかなか嬉しい。演奏の方はAYREONでのアルバムの緻密さを思うと、ややラフな印象で
プレイにもルカッセン(元VENGENCE)のもともとのロック気質が表れている気がする。
ステージはスクリーンやら高台などがあり、いろいろ凝っているのだが案外に狭く、仕掛けのわりにはどうもせせこましい感じ。
気になるのがカメラワークの悪さで、正面からの固定カメラをメインに、ときどきヴォーカルメインのアップ映像が入るという
つまらなさで、こんな映像ならDVDはいらない、CDだけでも充分というのが正直な感想。また、メンバーが多く、
とくにヴォーカル陣の動きの統一のなさは、バンドというよりはプロジェクトのためのユニットといった感はぬぐえない。
ライブ映像・・5 ライブ演奏・・7 楽曲・・7 総合・・7
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STREAM OF PASSION featuring Ayreon「Live in the Real World」
オランダのシンフォニックオヤジ、アルイエン・ルカッセンによるプロジェクト、
ストリーム・オブ・パッションのライブDVD。2006作
ファンタジーをやったりSFをやったりと、まったく創作意欲の衰えないオッサンだが、
今度は女性Voをフロントにしたゴシックメタル的なユニットで勝負してきた。
先にCDで聴いていたが、やはりこういうバンドは映像つきで見るとより楽しめるものだと納得。
女性Voの
マルセラ嬢は、THE GATHERINGアネク嬢を思わせる声質で、
中音域での歌唱には内的な表現力が込められている。ときにヴァイオリンも手にして大活躍。
もう一人のVo/Choのディアーナ嬢も、ときにバックコーラスに、ときにフロントに出て
マルセラ嬢とのツインヴォーカル状態になったりと、器用に役割をこなしている。おへそもキュート♪
驚いたのはギターも女性だったのですね。しかも金髪ロンゲでなかなか派手なおねいさん。
テクの方も相方のルカッセンに負けじと、リードをとり、速弾きのソロもこなす腕前。
こうして女性が3人もステージにいるのだから、華のある絵は見ていてもなかなか楽しいのです。
曲の方は、SOPのものにまじえて、AYREONからの旧曲などもけっこう披露してくれ、
カメラワークもツボを押さえていて、前に出た
STAR ONEのDVDよりもずっと出来がよい
同タイトルのライブCDも出ているが、女性Vo好きにはやはり映像つきの方をオススメします。
ライブ演奏・・8 ライブ映像・・9 女性活躍度・・9 総合・・8
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THERION「Celebrators of Becoming」
合唱入りシンフォニックメタルバンド、セリオンのライブDVD。2006作。
メキシコでのライブ、ツアーレポート、2001年WACKENでのライブ、バンドのヒストリー
以上
DVD4枚に、メキシコライブのオーディオCD2枚の…計6枚組ボックス!
肝心の合唱は男2人女性3人によるもので、ステージ右に4人が陣取っています。
フロントに出るのはCRADLE OF FILTHでもおなじみ
巨漢のサラ嬢で、
ライブ用のメンバーである、男性フロントヴォーカルとともに一番目立ってますね。
演奏自体はキーボーディストがいないので、むしろ正統的なメタル音像で、
コーラスの入らない部分はやや音が薄く感じます。また、アルバムほどの崇高な雰囲気はないので、
あるいは、彼らはライブとアルバムは別物として考えているのかもしれません。
しかし荘厳なコーラスがハマった瞬間は、他のバンドにはない彼ら独自の世界観を感じるので、
今後ともこの特異な方向性を堅守していってほしいものです。
WACKENのライブ映像や、1992〜2001年までの歴代のビデオクリップもファンなら楽しめるでしょうし、
disc4ではこのバンドのデビューからの歴史が年代ごとに見られて、最初はノイジーなデスメタルだったのが、
少しずつメロディを導入してゆき、やがて合唱入りのシンフォニックメタルへと進化してゆく過程が分かります。
値段的に気軽に買えるものではないですが、ともかくセリオン好きには一見の価値ある作品です。
ライブ演奏・・8 ライブ映像・・8 セリオンファンは必見度・・9 総合・・8
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THRESHOLD「CRITICAL ENERGY」
イギリスのプログレハードバンド、スレッショルドのライブDVD。2004作。
まずメンバー6人で、ドラマーが黒人(しかも左利き)なのが珍しく
さらにギターの片割れも左利きで、なんとなく絵としては奇妙なアンバランスな印象。
音の方は、意外にもかなりメタリックなギターがガリガリやっていて、少しびっくり。
音像はプログレメタルなのだが、曲調はけっこう正統的なメロディアスハードっぽく、
やや古くさいHR風のギターリフが出てきたり、かと思えば曲によってはDREAM THEATER的な部分も
垣間見えたりする。(おそらく、古い曲、最近の曲が混ざっているせいだろうが)
全体的に、テクニカルな部分もあるにはあるものの、メロディにしろ曲にしろなんとも煮え切らない感じ。
もう少しシンフォニックにするのか、それとも完全にProgMetalで行くのかを定めてもらえないと、
どちらの耳で聴けばいいのかが曖昧でどうもすっきりしないのだな。ベテランだけあって演奏は安定している。
ライブ演奏・・8 ライブ映像・・7 楽曲・・7 総合・・7



THY DISEASE「Extreme Obsession Live」
ポーランドのデスメタルバンド、ザイ・ディズィーズのライブDVD。2004作
知らないバンドであったが、サウンドは質が高くシンセ入りのメロディックデス/ブラックという感じで
北欧メロブラの要素とVADERBEHENOTHなどポーランドのデスメタルの質感を足して
ややモダンに仕上げたという印象。メンバーは皆若く、20代の前半くらいだろうか。
演奏力もまあまああって、とくにドラムは童顔の長髪美少年であるが
VADERのにDocに影響を受けたとおぼしき手数とリズム感が若いながらもなかなか見事だ。
暴虐さよりも全体のまとまりで勝負している感じなので、音は普通に聴きやすく、
ツインギターによるリフの重ねと、そこに加わるシンセもなかなかよいセンスをしている。
今後は楽曲そのものの質が上がってゆけば、大いに期待できるバンドだろう。
DIMMU BORGIRのカヴァーに、ボーナスオーディオにはVADERのカヴァーも収録。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・8 楽曲・・7 総合・・7.5
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TIERRA SANTA「LAS MIL Y UNA NOCHES」
スペインの正統派メロディックメタルバンド、ティエラ・サンタのライブDVD。2004作
彼らの音はこのDVDで初めて聴いたのだが、第一印象としては
スペイン版IRON MAIDEN」である。モロにリフがメイデンそっくりなものもあるし、
音の端々から彼らがその偉大なバンドに多大な影響を受けていることが分かる。
昨今流行りのメロスピ路線ではなく、正統派のメタルサウンドが基盤だが、
キーボードの導入はサウンドにドラマテイックさ助長しているし、個性的なスペイン語の歌唱は、
やはりインパクトは大きい。全18曲収録。スパニッシュメタル入門用にも最適。
ライブ映像・・7 ライブ演奏・・8 スパニッシュ度・・10 総合・・7
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VADER「MORE VISION AND THE VOICE」
ポーランドのデスメタルバンド、ヴェイダーのライブDVD。2002作1998年、地元ポーランドでのライブを収録。
「Night of Apocalypse」に比べると、元がビデオ作品だっだけに、映像、音質共にやや落ちるが
演奏の方はまったく見事で、Docの超人的なドラムをはじめ暴虐かつテクニカルな楽曲が繰り広げられる。
メインとなるライブは50分ほどでやや物足りないが、ボーナスにビデオクリップが3曲
2001年のブートレグのライブステージや、インタビュー等も収録されている。
暴虐度・・8 ライブ映像・・6 ライブ演奏・・9 総合・・7.5
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VADERNight of Apocalypse
ポーランドのデスメタルバンド、ヴェイダーのライブDVD。2004作
2002年の地元ポーランドでのライブ映像で、演奏は4人編成とは思えぬほどのすさまじさ。。
大抵この手のデスメタルバンドの場合は専属Voのケースが多いのだが、
デス声で歌いつつ、髪を振り乱してギターを弾くPeterの姿は、まさにバンドのフロントマン。
そして、クールな顔で猛烈なブラストビートを叩き出すドラムのDocentも、このバンドの核を担っている。
彼らの音は激烈でありながらもスラッシュの延長上にあるような雰囲気なので、
ツインギターの重なるリフの格好よさや、ときおり聴かせるメロディなども聴きやすさの一因だろう。
もちろん演奏力も抜群で、ブレイクにおけるユニゾンの統一感などはさすがのひとこと。
これだけ暴虐な音であっても、メタルとしてひとつひとつのリフがちゃんと機能しているのが凄いし、
それが彼らの格好よさなのだろう。SLAYER+MORBID ANGELといった形容が正しいかはともかく
現在においてそうした偉大なバンドの名を堂々と挙げられるのは、このバンドの他にはそう多くはない。
テクニカルデスとしても、そして王道デスメタルとしても、実に見応えのあるライブ映像だ。ボーナス映像には、
2003年の“Metalmania”フェス、2004年のMetallica & Slipknotのサポートアクト時のステージを収録。
こちらも気合入りまくりの物凄い演奏が堪能出来る。デスメタルに少しでも興味があるなら見るべきだろう。
激烈度・・9 ライブ演奏・・10 ライブ映像・・7 総合・・8.5
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WITHIN TEMPTATION「MOTHER EARTH」
オランダの人気ゴシックメタルバンド、ウィズインテンプテーションのDVD。
彼らの2nd「MOTHER EARTH」からのビデオクリップとライブ映像4曲、バックステージ映像による構成。
ビデオクリップは森と湖の中を
純白のドレスをまとったVoのシャロン嬢が舞うイメージ通りの美しいもので、
はじめからDVDを意識したデジタルなエフェクトもありなかなかの出来。
優美なシャロン嬢とメタリックな衣装の他のメンバーのギャップが面白い。
ライブ映像の方はさほど金をかけた様子がなく、カメラワーク的にも面白みに欠けるもので、
いかにもボーナス映像的な印象。ドレス姿で飛び跳ねたりヘドバンしたりするシャロン嬢がとても楽しそう。
バックステージ映像では、ツアー中のバス内でメンバーたちが談笑する様子やインタビューなど。
ステージメイクを落としたシャロン嬢もやっぱり可愛いのであった。
ビデオクリップ・・8 ライブ映像・・7 ライブ演奏・・7 総合・・7


WITHIN TEMPTATION「MOTHER EARTH TOUR」
オランダのゴシックメタルバンド、ウィズイン・テンプテーションのDVD。DVD2枚+ライブCDという3枚組。
1枚目は、2ndアルバム「MOTHER EARTH」ツアーのライブ映像とビデオクリップが3本。
やはり素晴らしいのはVoシャロン嬢の歌唱で、1stの頃はそれほどとは思わなかったのだが、
ここにきて彼女の歌の表現力は聴くものを惹きつけずにおけぬほど高まっている。
アルバム「MOTHER EARTH」」は1stにあったデス声を排除しそれが大成功したわけだが、
このライブ演奏を見て、このバンドとシャロン嬢の成長を改めて強く感じることができる。
見ていて思わず涙腺がうるむほど、
情感の込められたその歌唱にゴシックメタルの未来を見る。
やはりこのジャンルで重要なのは肝心の女性Vo。その歌唱の説得力なのだ。
1st「ENTER」からのデス声入りナンバーもアルバムよりもずっと格好良い。
もちろん他のメンバーの演奏のまとまりも見事で、女性声を生かすアレンジの素晴らしさが再認識できる。
2枚目はメンバーのインタビューや地元でのテレビ番組出演の映像(ICE QUEENのアコースティックverが素敵)

各地を回るライブツアー
でのバックステージ映像、合唱隊を加えたライブ映像等々、見どころたっぷりの内容。
ライブ映像・・9 ライブ演奏・・9 シャロン嬢・・10 総合・・9



WITHIN TEMPTATION「THE SILENT FORCE TOUR」
オランダのゴシックメタルバンド、ウィズイン・テンプテーションのライブDVD。
地元オランダ、ジャワ島でのライブ映像を中心に、
DVD2枚+CDという豪華仕様。
海にほど近い特設ステージには満員の観客。ステージから右手には豪華客船が見える。
“DECEIVER SOULS”のイントロが始まり、黒いドレス姿のシャロン嬢登場。
いっそうの妖艶さをまとったそのお姿と、堂々たる歌唱には、もうすぐにうっとり。
その後は3rd「THE SILENT FORCE」からの楽曲をメインに、安定した演奏で聴かせる。
何度も衣装替えをして、
胸元くっきりのドレス姿を見せてくれるシャロン嬢は、
“CAGED”では自らが檻の中に入って空中高く持ち上げられたりと、仕掛けもいろいろ。
ゲストにヴァイオリンやデス声ヴォーカリスト(ORPHNAGEかな?)が現れたり、
1stからの曲“CANDLES”では、当時のメンバーがドラムを叩いたりと見どころも多い。
盛大に紙吹雪が舞う中、白いドレス姿のシャロン嬢の歌う“Ice Queen”には、
つい画面の前で頭を揺らしてしまう。DVD2にはバックステージ、メイキング、インタビュー等を収録。
ようやく出た日本盤にはCDは付いていませんのでご注意を。
ライブ映像・・8 ライブ演奏・・8 シャロン嬢・・10 総合・・8.5
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ZYKLONStorm Detonation Live
ノルウェーのデスメタルバンド、ザイクロンのライブDVD
2004年、ドイツで行われた「PARTYSAN OPEN AIR」でのステージを収録。
あまり広くない野外ステージに、ザイクロンTシャツに身を包んだ四人のメンバーたち。
DVDでは前触れもなく曲が始まり、暴虐かつヘヴィなデス・ブラックサウンドが炸裂する。
ベースを片手に暴虐デス声で咆哮する、フロントマンのSecthdamonの存在感はなかなかのもの。
EMPERORのSamoth & Trym組もさすがの貫祿で、長髪を振り乱してヘドバンしつつ弾きまくるSamothに、
短髪になって一見普通の人に見えるTrymも、プレイの方は相変わらず超絶きわまりない。
高速ブラストと手数の多い正確無比のプレイでバンドのサウンドを支えている。
不満なのはカメラワークで、中央の固定カメラの他には左右のハンディが1台ずつなので、
演奏の凄さに比して映像的にあまりパッとしないのがなんとも惜しい。ドラム専用カメラがないのも痛く、
ハンディの片方がドラムの後ろに回って撮ったりと、スタッフ的にもややローカルな感じがする。
ライブ演奏の収録が
全9曲で44分というのも、DVDとしてはやや物足りない。
ツアードキュメントでは日本での滞在記もあって、なかなか興味深かった。
暴虐度・・8 ライブ演奏・・8 ライブ映像・・6 総合・・7.5
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VA/The Realm of NAPARM RECORDS
ナパームレコードのオムニバスCD+DVD。2006作
参加バンドは、ATROCITY、BATTLELORE、BESEECH、DARKWELL、ELIS、KORPIKLAANI
LACRIMAS PROFUNDERE、LEAVES' EYES、TYR、VISIONS OF ATLANTIS他
CDの方は聴いたものも多いのでどうということはないが、見どころはやはりDVD。
PVで印象に残ったのは、BATTLELOREのロード・オブ・ザ・リング並のコテコテのファンタジーさや、
今は亡きサビーネ嬢の動くお姿が見られるELIS、それにやはりリブ萌えLEAVES' EYESですな。
イマイチなところでは、KORPIKLAANIは曲もPVも質が落ちている気がするし、
LACRIMAS PROFUNDERE
まるでHIMみたいになっていて驚いたり。
ライブ映像だと、MIDNATTSOLのVoさんのあまりのリズム感のなさには愕然としたし(笑)
エレクトロ・古楽メタルという感じのSALTATIO MORTISのステージがなかなかユニークだった。
まあ、良くも悪くもマニア向けという感じですので、サンプラーとして聴く分にはよいかと。
参加バン度・・8 DVDは見所度・・8 ゴシック系が好きならどうぞ度・・8 総合・・7.5
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