韓国・台湾のアーティスト
KOREAN / CHINESE TAIPEI
韓国にはN.EX.T Kim Kyung Ho、台湾にはSeraphim、ChthoniCといった
アジアを代表するようなメタル系の素晴らしいアーティストがおり、
齊豫(CHYI)、許茹芸(VALEN HSU)をはじめとする実力派のヴォーカリストも多いです。
ここでは、メタル、プログレファン向けのバンドや歌手たちを紹介していきます。
緑川 とうせい

中国、台湾、韓国のCD、DVDが手軽に購入できます
CDレビュートップ 音楽ページTOP
N.EX.T
(NEW EXPERIMENT TEAM)
韓国といえば、まずはネクスト。
N.EX.TはVo、Keyさらには作曲も手がけるSHIN HAECHULを中心に1992年にデビュー。
キャッチーでメロディアスな大衆性にハードロック、メタル、プログレ的な感覚をも融合させ、
その高い演奏力とともに個性的なサウンドが光る素晴らしいバンドだった。
N.EX.T名義で4枚のアルバムを残した後、バンドは分裂、SHIN HAECHUL以外のメンバーはNOVASONICを結成。
その後、SHIN HAECHULはソロ活動を中心にアルバムを発表し続けていたが
2004年に新たなメンバーとともに新生N.EX.Tを結成した。
N.EX.T「HOME」
ネクストの記念すべきデビュー作。1992作
この可愛らしいジャケは裏ジャケとの対比(自然と機械化の対比)になっている。
メンバーはSHIN HAECHUL、LEE DONGYOO、CHUNG KISONGの三人で
写真などを見るとまるでTM NETWORKのよう…(笑)
この時点ではまだ、デジタリィなアレンジのポップロックというサウンドで、
所によりテクニカルなギターやシンフォニックなアレンジが入っているという程度。
ただしメロディのセンスにはやはり非凡なものがあり、
ラスト曲の“FOREVER”は後のライブ音源でも聴ける感動的なHR曲。
メロディアス度・・7 メタル度・・5 ポップ度・・8 総合・・7
N.EX.T「THE RETURN OF N.EX.T PARTT」
ネクストの2nd。1994作。ついに来た。ここからネクストの伝説が始まる。
なにやら壮大なイントロに続くのは、まるでDREAM THEATERのようなプログレメタルサウンド。
いったい何が彼らをそうさせたのかは定かではないが、とにかくこの吹っ切れ方は凄い
ハングルで歌われる感動的なバラードのCや、美しいシンセのメロディがシンフォニックなGなど、
前作からは考えられないほどの、ドラマティックでロックな進化を遂げている。
演奏がよりHR的になった分、メンバーの実力の高さがダイレクトに伝わってくる。
メロディアス度・・8 メタル度・・7 ドラマティック度・・8 総合・・8
N.EX.T「THE RETURN OF N.EX.T PART 2 WORLD」
ネクストの3rd。1995作。
前作が「T」だったのに何故「U」ではなく「2」と表記するのかとか
プックレットの曲名に添えられた奇妙な日本語…
例)「私たちが創造した世上さ見てください!」「私は無用之人だ!」 「そてもねたいした午後」
等に突っ込みを入れたくはなるものの、N.EX.Tだから許す。
サウンドの方は前作同様、大仰なイントロ…X JAPAN的な囁きナレーション入り…
から、ハードロックでかなりテクニカルギターの入った9分もある曲で幕を上げる。
ハングルの感動的なバラードや、ややダンサブルでファンキーな曲等をごた混ぜに収録した、
とてもクオリティの高い(…と思う)アルバム。やっぱり、素敵です…ネクスト。
メロディアス度・・8 メタル度・・7 ドラマティック度・・8 総合・・8
yesasia.comで見る
N.EX.T「W-Lazenca-A Spase Rock Opera」
ネクストの4th。1997作
とにかくもう、このジャケからして「俺たちの総決算をしようじゃねえか!」
という彼らの意気込みが伝わってきて、それだけで泣きそうになる。
イントロから5拍子のヘヴィなギターリフ。音のシリアスさからして今回は違う!
クラシカルでシンフォニック、そしてヘヴィメタリック…重厚すぎてちびります。
続くAの混声コーラスはまるでTHERIONさながら…凄すぎ。
Bではドラマテイックなサビから一転MANOWARばりの力強いメタル魂が炸裂。
Cのシンフォバラードに心洗われ、キャッチーなDでさえも、ギターとストリングスにうっとりとなる。
Eのプログレちっくなキーボードにはこのバンドのシンフォニックロックとしての側面も感じさせてくれる。
濃くて美しい、そして、そしてドラマティックな傑作。すごい…すごいアルバムだ。
メロディアス度・・8 メタル度・・8 ドラマティック度・・10 総合・・9
Amazon.co.jp で詳細を見る
N.EX.T「R.U.READY?」
ネクストのライブアルバム。CD2枚組
これ以前にも2枚ほどライブアルバムは出ているが、一番出来がいいのがこれ。
時期としては「W」を出す直前のライブで、演奏の方も素晴らしく気合が入っている。
ブックレットの写真などを見るとメンバーは皆男前で…
とくにDrのLEE SOOYONG、GのKIM SEHWANGはかなりのイケメン…
コスプレまがいの華やかな衣装とダンサーなども交えた豪華なステージが
このバンドの自国でのかつての物凄い人気ぶりを物語っている。
曲は1st〜3rdまでの曲に加え、カヴァー曲も演奏。
キャッチーでポップな中にも演奏の良さが光り、聴きどころは多い。
メロディアス度・・8 メタル度・・7 ライブ演奏・・9 総合・・8.5
Amazon.co.jp で詳細を見る
N.EX.T「THE RETURN OF N.EX.T PART V」
韓国伝説のプログレッシブ・メロディック・ハードロックバンド、ネクスト復活の5th。2004年作。
新作はCD2枚組みの大作だ。噂は聴いていたがまさか本当に復活するとは。
キャッチーかつポップでいながら、プログレメタル風味もあるという高度な音楽性で、
アルバム4作にライブアルバム3作を出したあとバンドは分裂、
リーダーであるCROM=シン・ヘチョルはソロに、他のメンバーはNOVASONICを結成し、
N.EX.Tの方は終わったものと思っていたが、若き新メンバーを迎えついにバンドは復活した。
DISC1の方は、ヘチョルのソロ作「MONOCROM」にも通じるデジタリィな感覚に、
メタリックな重厚さをミックスしたヘヴィロックで、これはこれでクオリティは高いが、
これまでのキャッチーなN.EX.Tを想像すると肩すかしをくう。
DISC2は、キャッチーかつメロディアスな曲が多く、「ああN.EX.Tだね」と一安心。
途中テクノちっくな曲もあるが、シンフォニックなバラードはやはり感動的。
メロディアス度・・7 メタル度・・7 プログレ度・・6 総合・・8
yesasia.comで見る
N.EX.T「Re Game?」

韓国のハードロックバンド、ネクストのアルバム。2006作
なんと往年のメンバーが復帰し、加えてツインギターにキーボード入りの6人編成となっている。
過去のアルバムからの人気曲をリアレンジした、ファン向けの企画アルバムということだが、
この編成で新作を出してくれるのではないかという期待も膨らむ。
ジャケはQUEENのパクりだし、PartT、Uに分かれた8分もあるイントロはさすがにウザいし、
曲の方のメタル色はほとんどなくなり、どれもキャッチーでポップなアレンジとなっていてガッカリ。
そんな中、かつての名バラード“The Dreamer”のシンフォニックなアレンジは嬉しい。
歳を経たシン・ヘチョルの歌声に瑞々しさはもうないが、韓国ロックシーンに輝いた彼らの
過去と現在をつなげる作品という点ではとても興味深い。
メロディアス度・・7 キャッチー度・・8 メタル度・・2 総合・・7.5
Yesasia.comで見る
N.EX.T「666」

韓国のロックバンド、ネクストのミニアルバム。2008作
前作「Re Game?」は往年のメンバーが復帰してファンを喜ばせたが、
あの1枚だけのプロジェクトだったようで、本作ではまた新メンバーによる体制となった。
イントロに続いて始まるのは、メロディアスなモダンロック調の楽曲で、
かつてのプログレッシブなメタル路線からするとずいぶん変わってきたものだ。
3曲目は普通のハードロック、4曲目はダンサブルなポップロック。
ラストの9分の大曲は、シン・ヘチョルの才能が垣間見える壮大な作風で、
こういう路線で1枚アルバムを作ってもらいたいものだ。
メロディアス度・・7 メタル度・・5 楽曲・・7 総合・・7
SHIN HAECHUL
「The Best Of Shin hae-Chul / Struggling」

N.EX.Tのリーダーでもある韓国のミュージシャン、シン・ヘチョルのベスト。
CD3枚+VCDの4枚組豪華ボックス入りで、カラーブックレットにイメージカード付き。
1989年のデビュー時から、N.EX.Tでの活動、その後のソロ転身への道のりを、それぞれ
「ロック」「ポップ」「バラード」という3枚のCDに振り分けた、まさにシン・ヘチョルの音楽自伝史。
こうしてあらためて聴き直しても、ハードロック/メタルの質感とプログレッシブな要素、
ときに壮大にときに繊細に、韓国らしい純粋な泣きのメロディを聴かせ、
そしてそこに独自のポップセンスやダンサブルな要素、民族性までもを折り込んだ、
シン・ヘチョルというアーティストの懐の深さとメロディメーカーとしての卓越した才能が感じ取れる。
旧N.EX.T時代の曲も多く収録されており、過去のアルバムが入手困難な今となっては、
これからN.EX.Tを聴いてみたいという方にもうってつけ。
VCDでは当時のN.EX.Tのライブ映像が短いながらも見ることができ、嬉しい。
メロディアス度・・8 N.EX.T度・・8 豪華なボックスだよ度・・10 総合・・8
yesasia.comで見る
NOVASONIC「1999-2002 REMASTERING」
元N.EX.Tの演奏陣を中心にしたノヴァソニックのアルバム。
彼らの1stから3rdまでの曲をリマスターしたCD2枚組み。
メロディアスHR+ヘヴィロックを基本に、そこにラップやダンサブルなデジタル感覚、
それに民族色などを取り入れたサウンドは、N.EX.Tとははやや趣を異にした雰囲気。
楽器陣の演奏に関しては一流であるので、ノリのよいヘヴィロックとしてもそこそこ楽しめる。
メロディアス度・・7 ロック度・・7 ラップ度・・7 総合・・7
yesasia.comで見る
NOVASONIC「4」
元N.EX.Tの3人のメンバーによるノヴァソニックの4rhアルバム。2003作
このバンドを聴くのは初めてなのだが、のっけからメロディアスなギターが鳴り響くと思わずにんまり。
2曲目以降は、ヘヴィでメタリックかつサイケ風な曲や、キャッチーなロック曲など、
かつてのネクストのようなプログレッシブなサウンドではないが、なかなか楽しめる。
演奏はしっかりとしたテクニックに裏打ちされたもので、
流麗なギター、安定したドラムなどはさすがN.EX.Tの演奏陣というところ。
ヘヴィラップ調の曲は個人的には好みではないが、全体的にセンスの良さを感じるアルバム。
変形のボール紙ジャケットでDVD付き(内容はCDと同じ)。
メロディアス度・・8 メタル度・・7 プログレ度・・6 総合・・8
yesasia.comで見る
ギルティギア イグゼクス#RELORD
オリジナルサウンドトラック KOREAN VERSION
GUILTY GEAR XXシリーズのサントラ。2003作
私自身はゲームはまったくやらないので、ゲーム内容については言及できないが、
このギルティギアシリーズはゲーム音楽でありながらも、HR/HM要素をかなり取り入れている。
さて、このKOREAN VERSIONだが、なんと作曲は韓国伝説のHRバンド
N.EX.Tのシン・ヘチョルが手がけている。演奏陣も現N.EX.Tのメンバー。
のっけからサントラとは思えぬハードロック全開の楽曲で、N.EX.Tを思わせるような
華麗なシンセも入っていて、シンフォニックな味付けがなされているのが嬉しい。
ゲームサントラなので1曲ごとが短いのだが、メロディアスなロック音楽としても純粋に楽しめる。
メロディアス度・・8 メタル度・・8 ヘチョル度・・8 総合・・8
Amazon.co.jp で詳細を見る
KIM KYUNG HO
キム・ギョン・ホは韓国のHR系アーティストとしては日本では最も知名度が高いだろう。
来日公演などもしているので、一般のメタルリスナーも名前くらいは聞いたことがあると思う。
彼の魅力はなんといってもその絶品の歌唱力。
素晴らしい高音の伸びと、コブシの効いた表現力はアジアのメタルシンガーとしては屈指の存在だろう。
KIM・KYUNG・HO
キム・ギョン・ホの1st。1994作
のっけからイングヴェイ的なギターがいかにもな感じ、
リズムは打ち込みっぽいが、3拍子のリズムにピアノがクラシカルな雰囲気で、
そこに彼のヴォーカルが乗ると、それだけで説得力がぐんとアップ。
キーボードとギターの絡む様式美色もあるが、この時点ではまだメタル色はややおとなしめで、
ギョン・ホのVoをメインにしたしっとり系の曲が目立っている。
メロディアス度・・8 メタル度・・6 歌唱度・・8 総合・・7.5
KIM:KYUNG HO「1997」
キム・ギョン・ホの2nd。1997作
リズムが打ち込みだったり生演奏だったりと、曲ごとにプロダクションが違うのが
やや散漫な印象だが、ギョン・ホのヴォーカルの表現力は着実にアップ。
キャッチーで明るい曲も、バラード曲もそれに合わせた歌唱が見事で、
とくにギョン・ホ史上最高のバラードともいえるHのサビでの歌声には
いつ聴いても震えが起こるほどの素晴らしさ。
メロディアス度・・8 メタル度・・7 歌唱度・・9 総合・・7.5
yesasia.comで見る
KYUNG-HO KIM「03」
キム・ギョン・ホの3rd。1998作
ジャケの雰囲気通り、メタル色が強くなったアルバム。
テクニカルなギターに、どこか北欧的な爽やかなキーボード、
そこ乗るギョン・ホのVoも、これぞまさにメタルVoという力強さ。
もちろん美しいバラードも収録した充実の一作。メタルファンにお勧めできる作品。
メロディアス度・・8 メタル度・・8 歌唱度・・9 総合・・8
yesasia.comで見る
KYUNG-HO KIM 「W」
韓国のHR系ヴォーカリスト、キム・ギョン・ホの4th。1999作
今回は曲の方は様式美メタルからアメリカンなハードポップ、泣きのバラードと
前作に比べると拡散傾向にありますが、やはりハングルで歌われるバラードなどは
その情感の込められた歌唱にいつ聴いても心打たれます。
世界のメタル界のヴォーカリストの中でも、彼の実力は最高クラスの一人でしょう。
メロディアス度・・8 楽曲多様度・・8 歌唱力・・10 総合・・8
yesasia.comで見る
KIM KYUNGHO「5th」
韓国のHR系ヴォーカリスト、キム・ギョンホの5th。
メタル系のヴォーカルとしてはアジアでも屈指の存在、
今回もハードロック曲からクラシックをアレンジしたバラードまで、その絶品の歌唱を聴かせてくれている。
楽曲によってはややダンサブルな雰囲気のものもあるが、こうしてポップスとハードロックを
上手く融合しているのだから、韓国のメジャーシーンで活躍できるのもうなずける。
それにしても、やはりバラード曲のサビでの声の伸び方は素晴らしい。
メロディアス度・・8 メタル度・・7 歌唱度・・9 総合・・8
KIM KYUNG HO 「LIVE」

韓国を代表するロックシンガー、キム・ギョン・ホのライブアルバム。1998作
相変わらずのその素晴らしい歌唱力で、のっけからイングヴェイを熱唱、
その後もQUEEN、はてはDREAM THEATERなどもカヴァーしてます。
しかし、この黄色い声援の多さはなんでしょう?
韓国女性たちがイングヴェイに絶叫する様は「なんか違う」気もしますが…(^^;)
メロディアス度・・7 歌唱力・・9 楽曲・・7 総合・・7
yesasia.comで見る
KIM KYUNG HO 「THE LIFE」

キム・ギョン・ホの6th。2001作
前作あたりからずいぶんポップになってきたという印象だったが、
今回はイントロに続く2曲めから激しく疾走するメタル曲でびっくり。
相変わらず見事なハイトーンヴォーカルとともに、随所にネオクラシカルなギターも聴かせつつ、
ノリのいいハードロックナンバーがたっぷり楽しめる。メロディアスなバラードも絶品だ。
メロディアス度・・8 メタル度・・8 歌唱度・・9 総合・・8
KIM KYUNG HO「BEST & LIVE」
キム・ギョン・ホのライブアルバム。2002作
CD2枚+VCD2枚という4枚組みの豪華版。
その類まれなる歌声は、アジアだけでなく間違いなく世界レベルの実力で、
それはこのライブ音源でも同様、時にポップに、時に王道HR風な曲もやりながら
ヴォーカリストとしての彼の魅力がたっぷりと表現されている。
ファンの黄色い歌唱が微笑ましいが、地元ではHRという垣根を超えて人気があるのだろう。
バックの演奏陣も技巧派揃い。そしてやはりバラード曲での絶品の歌唱は言葉の壁を超えて胸をうつ。
メロディアス度・・8 HR度・・7 歌唱度・・9 総合・・8
Amazon.co.jp で詳細を見る
KIM KYUNG HO「OPEN YOUR EYES」
キム・ギョン・ホの7th。2003作
もっとポップ化しているかと思ったら、まだまだしっかりロックしていて嬉しい。
曲のアレンジはさすがに4thまでと比べて今風になっているものの、
そこはこの熱い歌唱で全てはOK。ハングルのバラード曲Cにしても
この情感溢れる歌声が加われば、普通に名曲レベルになります。
初期の野暮ったさがとれて、メタル系以外のリスナーにもお勧めできる、
爽やかでノリのいいロックアルバム。
メロディアス度・・8 HR度・・7 歌唱度・・9 総合・・8
yesasia.comで見る
KIM KYUNG HO「始作」
キム・ギョン・ホのデビュー10周年記念のアルバム。2004作
曲はRAINBOWや何とWITHIN TEMPTATION等のカヴァーを含む17曲。
カヴァーやリメイク曲がメインのアルバムだが、曲のバラエティに富んでいて素晴らしき歌唱が色々楽しめる。
「MAN ON THE SILVER MOUNTAIN」もいいが、Cのメタル疾走曲(新曲?)もすごく格好いいし、
そして極めつけは「MOTHER EARTH」のカヴァー!韓国人である彼もゴシックメタルを聴くのだなあとちょっぴり感動。
しかもちゃんと歌いこなせているのがまた凄い。だってねえ…シャロンさんですよ!
Jermaine Jacksonのメタルカヴァーも良い感じだし、ボーナストラックの過去のリメイク曲も感動的。
メロディアス度・・9 HR度・・8 歌唱度・・10 総合・・8.5
Amazon.co.jp で詳細を見る
KIM・KYUNG・HO「UNLIMITED」

韓国のロックシンガー、キム・ギョン・ホの8th。2006作
その絶品の歌唱力から、日本のメタルリスナーからも広く支持されている彼だが、
今作でも存分にその歌声を聴かせてくれる。HRというよりはもはやただのロックであるが、
陽性で爽やかなメロディとともに歌われる楽曲は、普遍的な魅力に満ちていて
バックのシンセやギターのアレンジなども堂に入った見事なものだ。
チューブのカヴァー(!)や、内ジャケの韓流タレントばりの写真など、
あるいは日本の奥さま方にも向けられた(笑)作品なのかも。
メロディアス度・・8 HR度・・7 歌唱力・・10 総合・・8
Amazon.co.jp で詳細を見る
Kim Kyung Ho 「9th - Infinity」

韓国のロックシンガー、キム・ギョン・ホの9th。2007作
今作はややモダンなアレンジが強まったキャッチーなポップ/ロックで、
ハードロック的なナンバーはほとんどないのだが、その中でも
しっとりとしたバラードでの美しさと、伸びやかな歌唱力はさすが。
韓国語で歌われる曲では、あらためて彼のシンガーとしての表現力に唸らされる。
メロディアス度・・8 HR度・・6 歌唱度・・9 総合・・8
Amazon.co.jp で詳細を見る
Kim Kyung Ho 「Alive」

韓国を代表するロックシンガー、キム・ギョン・ホの2009作
日本デビュー作となった「Chapter Zero」に続く7曲+インスト3曲のミニアルバム。
イントロに続く2曲目はパワフルに疾走するメタル曲で、久々にメタルシンガーとしての
彼の歌唱が楽しめる。続く3曲目の美しいバラードでは伸びやかな歌声が絶品。
その後もQUEEN的なロック曲やバラード曲など、メロディアスでキャッチーな楽曲とともに
アジア最高のロックシンガーの歌声が楽しめる。早いところフルアルバムを出してもらいたい。
メロディアス度・・8 メタル度・・6 歌唱度・・9 総合・・7.5
Amazon.co.jp で詳細を見る
JEREMY
イェレミーのデビューはおそらく1998年前後と思われる。
韓国HRシーンではN.EX.Tの次の世代の若手として登場、
世代的にはDREAM THEATERやSTRATOVARIUSなどからも影響を受けており、
サウンド的にはN.EX.Tよりもっと濃密でプログレメタル寄り。
現在までに7枚のアルバムを発表し、日本での知名度も上がりつつある。全員がクリスチャンらしい。
JEREMY「OUT OF FEAR」
イェレミーの2nd。1999作
N.EX.Tなきあとは、KIM KYONG HOなどとともに韓国のメタルシーンを引っ張っている彼ら、
DREAM THEATERやSYMPHONY Xなどを通過した世代だけあって、
楽曲にはリズム的なプログレアプローチや様式美的なギターメロディを混在させた色が見える。
この2ndではVoが韓国語で歌っており、それが良い個性となっていて、メタル音像の中にも
曲によってはポップなキャッチーさが心地よく、アルバムの中でいいバランスで混じっている。
キーボードのシンフォニックな味付けが素晴らしく、韓国という地域性を抜きにしてもクオリティは高い。
メロディアス度・・8 プログレ度・・7 楽曲・・7 総合・・7.5
JEREMY「FLYNG OF EAGLE」
イェレミーの3rd。2000作
韓国らしい叙情性とキャッチーさに、様式美、さらにDREAM THEATER的展開美
などを融合させたN.EX.T以来の韓国産高品質プログレメタルサウンドが良い感じ。
今作ではインストパートの壮大さが増して、より音の厚みとダイナミックさがついている。
そこに乗る韓国語の歌唱にもなんともいえない情緒があり、
この爽快なポップ性ともいうべきメロディラインこそが彼らの生命線だと思う。
今後メジャーになってもこの「韓国的ごった煮感」は失わないで欲しい。
蛇足だが、英語に置き換えられている日本盤よりハングルで歌われている韓国盤がオススメ。
メロディアス度・・8 プログレ・・7 爽快度・・8 総合・・8
yesasia.comで見る Amazon.co.jp で見る
JEREMY「EXODUS PARTU」
イェレミーのミニアルバム。2001作
5つのパートに分かれた24分の組曲で、シンフォニックかつヘヴィな音像に
変拍子リズムを取り入れたプログレ的なアレンジも聴かせてくれる。
シンフォニック度・・8 プログレ度・・8 壮大度・・8 総合・・7.5
yesasia.comで見る
JEREMY「EDGE ON THE HISTORY」
イェレミーの4th。2002作
今作も、録音、演奏ともに着実な成長の見える仕上がりとなっていて、
シンフォニックなキーボード(女性奏者)、メタリックなギターによる楽曲は、ドラマティックなメロディに加え
プログレ的展開美を持ち込んでおり、歌詞が英詞なので、とくに韓国産ということを意識せずに聴ける。
バラードにおけるメロディは、同郷の先輩N.EX.Tにも通じる聴きやすさがあり、とてもなごめるのだが、
個人的には英語よりも母国語(ハングル)での歌唱の方がバンドの個性を引き出すのではないかと思う。
キャッチーなメロディという点では、前作、前々作の韓国盤をまずお薦めしたい。
メロディアス度・・7 プログレ度・・7 韓国度・・7 総合・・7.5
yesasia.comで見る
JEREMY「ACCESS ALL AREMS」
イェレミーのライブアルバム。2004作
楽曲、演奏力ともデビュー時からかなりのものを持っていたバンドなので、
ライブ演奏も安定感があり、ときにプログレメタル的な変拍子をまじえながら、
ときに様式美的に、ときにキャッチーに、アルバム同様の複雑な楽曲をよく再現している。
Voのハイトーンがややヨレ気味になるので、やはり英語曲よりも韓国語の歌唱の方が
しっくりといっている気がする。なんにしても、欧州のメロスピやDREAM THEATERあたりの
音楽性を巧みに取り入れながら、独自のメタルサウンドを再構築する手腕は見事だと思う。
メロディアス度・・8 プログレ度・・7 ライブ演奏・・8 総合・・8
yesasia.comで見る
JEREMY「TRIVIAL LIFE」
イェレミーの5th。2003作
プログレッシブな感覚をたっぷりと折り込んだメロディアスなサウンドのクオリティは前作以上に高い。
メロディの充実度も素晴らしく、テクニカルな変拍子とともに歌メロのキャッチーさと
ネオクラ色もあるギターワーク、キーボードの美しさなどが光る楽曲が揃っている。
また、ハングルによるバラードの泣きの煽情力はかつてのN.EX.Tを思わせるほど美しい。
メロディアス度・・8 プログレ度・・7 楽曲・・8 総合・・8
JEREMY「The 2nd Advent」

韓国のメタルバンド、イェレミーの6th。2006作
韓国産シンフォニックメタルとして活動を続ける彼らも、ついにデビュー10年のベテランとなった。
クリスチャンバンドらしい、厳かなチャント的なイントロで幕をあげる今作も、
聴きやすいメロディとテクニカルな展開美にこだわった良質の作品だ。
DREAM THEATERなどからの影響を感じさせつつも、決して難解になることなく、
「弾きすぎない」バランスの取れた落ち着きが今回の音には感じ取れる。
プログレメタル的にはやや物足りないものの、普遍的なドラマティックさを追求したという印象だ。
ただし、彼らの場合、やはり英語の歌唱よりは、母国語のハングルにこそ持ち味があると思うのだが。
メロディアス度・・7 プログレ度・・7 楽曲・・7 総合・・7.5
Amazon.co.jp で詳細を見る
Jeremy「Quo Vadis, Domine?」

韓国のメタルバンド、イェレミーの7th。2008作
すでにデビューから10年を超え、このバンドも中堅の域にきた。
壮麗でシンフォニックなイントロから引き込まれるが、
ザクザクのギターで疾走を始めると、一気にメタリックなサウンドに。
ハングルによる歌唱はやはり彼らならではの持ち味だし、
ヘヴィさの中にも美しいパートを上手く盛り込んで聴かせるセンスもさすが。
ギターの泣きのフレーズやここぞというときのシンセアレンジも効果的で、
ドラマティックな展開力とともにベテランらしい堂々とした自信が感じられる出来だ。
メロディアス度・・8 プログレ度・・7 楽曲アレンジ・・8 総合・・8
Amazon.co.jp で詳細を見る
韓国 その他のアーティスト
SAHARA「Self Ego」

韓国のメタルバンド、サハラの2nd。1996作
以前にちらっと聴いたことはあつたが、格安だったのであらためて購入。
韓国のメタルバンドといえば、一番有名なのはJEREMYだろうが、
このバンドも安定した演奏力と展開美ず聴かせる質の高さが光る。
DREAM THEATERとまではいかないが、プログレッシブな知的さを感じさせる
楽曲アレンジと、甘くなりすぎないメロディと適度な硬質感にセンスを感じさせる。
英語とハングルを歌いわけながら、地域性にとらわれないHRとしての普遍性もある。
メロディアス度・・7 テクニカル度・・7 楽曲センス・・8 総合・・7.5
MAHATMA「Perseverance」

韓国のスラッシュメタルバンド、マハトマのアルバム。2008作
これまで韓国に本格派スラッシュメタルバンドがいるなど知りもしなかったが、
「不屈のスラッシュ魂」という邦題がつけられた本作はこのバンドの2ndで、
全編これスラッシュメタルの塊のようなアルバム。ときにブラストを含む強力な疾走と
迫力たっぷりの吐き捨て形のヴォーカル、そしてツインギターによるリフは
TESTAMENTやEXODUSばりのオールドスタイルのクランチでザクザクと聴かせる。
なにも知らずに聴けば、アメリカのスラッシュバンドだろうと思ってしまいそうなほどだ。
JUDUS PRIESTの“Painkiller”のカヴァーや、ボーナスにはTESTAMENTのカヴァーも収録。
ドラマティック度・・7 疾走度・・8 スラッシュ度・・9 総合・・8
Amazon.co.jp で詳細を見る
OATHEAN「The Last Desperate 10 Years As Ever」

韓国のメロディックデス・ブラックメタル、オーセアンの2003年作
SAD LEGENDと並び90年代から活動する、韓国を代表するブラックメタル系バンド。本作は
結成10周年記念のアルバムで、新曲3曲、再録1曲、リマスター2曲、デモ3曲、ライブ1曲を収録。
以前に聴いた1stよりも美麗なシンセワークが増していて、ダミ声ヴォーカルの他に、
女性コーラスや韓国語によるノーマルな語りなども入って、もの悲しいメロディには
ゴシック的な耽美さも感じられる。笛やヘグムの音色なども含めて、もの悲しい美しさがよいですね。
ドラマティック度・・8 暴虐度・・7 耽美度・・8 総合・・7.5
Oathean「Fading Away Into the Grave of Nothingness」

韓国のメロディックデス・ブラックメタル、オーゼーンの4th。2004年作
女性シンセ奏者を擁する5人組で、シンフォニックなシンセワークと
古き良きメロデスを思わせるギターリフで疾走するサウンド。
初期CHILDLEN OF BODOMなどからの影響も匂わせつつ、よりメロウ質感で、
ときに艶やかなヘグムの音色も含みながらクラシカルな優雅さも聴かせてくれる。
うっすらとしたシンセをバックにしたギターのフレーズもとても煽情的で、
そこいらの北欧メロデスよりもはるかに日本人の琴線に触れるだろう。
メロディアス度・・8 暴虐度・・7 美旋律度・・9 総合・・8
Amazon.co.jp で詳細を見る
Oathean「 Vol. 5」

韓国のメロディックデス・ブラックメタル、オーゼーンの5th。2010年作
美麗なシンセアレンジはやや控えめになり、メロディ主体だったギターが
鋭角的なリフの感触を強めたことで、よりヘヴィで重厚な仕上がりになっている。
6〜8分台の楽曲は、疾走とスローパートの緩急を付けたアレンジが光っていて、
激しさだけではないしっとりとした叙情パートなども盛り込みながら、
随所に聴かせるメロウなフレーズやアコースティカルな要素を引き立たせている。
シンフォニック性は薄まったが知的な構築センスが素晴らしい、ドラマティックな傑作である。
ドラマティック度・・8 暴虐度・・7 知的アレンジ度・・9 総合・・8
Amazon.co.jp で詳細を見る
SAD LEGEND「SAD LEGEND」
韓国のメロディックブラックメタルバンド、サッドレジェンドのアルバム。
「儒教の国」韓国で「反キリストの音楽」ブラックメタルが存在するとは。
これが本気なのかエンターテイメントなのかはともかく、その音楽性は非常に高い。
激速ブラストビート、荘厳なキーボード、絶叫ヴォーカル(ハングル)に女性コーラス、
どれをとっても北欧ブラックメタル勢の一級品と遜色ないレベル。
メロデス寄りの同郷のOATHEANに比べシンフォニック度が高いのもよろしい。
メロディアス度・・8 暴虐度・・7 楽曲レベル・・8 総合・・8
Dark Mirror Ov Tragedy
韓国のシンフォブラックメタルバンド、ダーク・ミラー・オヴ・トラジェディーの2004年作
クラシカルなピアノに導かれて曲が始まると、美しいシンセをバックに疾走、
ダミ声ヴォーカルの絶叫と、メロウなフレーズを奏でるツインギターもいい感じで、
クオリティとしては日本のTYRANTや台湾のChthoniCあたりにも負けていない。
とくに静寂パートでの美しさは特筆もので、物哀しさを漂わせる叙情美はシンセ奏者のセンスの良さか。
ラスト2曲はそれぞれ7分を超える曲で、起伏に富んだ展開でドラマティックに聴かせる。
SAD LEGEND、OATHEANに続く韓国産ブラックの若手として期待したい。
20011年の再発盤ではジャケも変わり、ボーナス3曲が追加されている。
シンフォニック度・・8 暴虐度・・7 叙情美度・・8 総合・・7.5
Amazon.co.jp で詳細を見る
Dark Mirror Ov Tragedy「Pregnant of Despair」

韓国のシンフォブラックメタル、ダーク・ミラー・オヴ・トラジェディーの2011年作
2004年の1stもなかなか美麗なシンフォブラックであったが、本作は7年ぶりの2作目。
耽美なイントロに続き、いきなり10分を超える大曲で、シンフォニックなシンセと
流麗なフレーズを奏でるツインギター、ダミ声ヴォーカルの絶叫を乗せて疾走する。
ストリングスの音色がもの悲しい静寂パートなどを織り込みながら、
ドラマティックに構築されるサウンドは、暴虐さよりも耽美さが前に出ていて、
日本のSERPENTなどにも通じるような聴き心地である。美しさに磨きがかかった力作だ。
シンフォニック度・・8 暴虐度・・7 耽美度・・8 総合・・8
Amazon.co.jp で詳細を見る
GAIA「NOSTALGIA」
韓国のクラシカル・ゴシックメタルバンド、ガイアの2004年作
女性3人、男性3人の6人組みで、ゲストの女性Voを含めて女性度がとても高い。
女性陣の担当は、ピアノ/キーボード、ヴァイオリン、ヘグム(韓国の民族楽器)で、
それらが非常に美しいメロディを奏でつつ、女性Voの歌声が乗るともうウットリ…。
歌唱は英語が基本だが2曲でハングルで歌っていて、ピアノとヘグムの音色がしっとりと響く。
プロダクションのせいもあるが音に重厚さがないのがかえってメタル度を薄くしている。
その分民族調の部分が目立っているので、メタラーよりもプログレリスナーに心地よい音かもしれない。
ともかく、韓国からクラシカルなゴシックメタルバンドが出現したということで、今後も注目してゆきたい。
クラシカル度・・8 ゴシック度・・7 女性Vo度・・8 総合・・7.5
Amazon.co.jp で詳細を見る
ZINNIA 「U」
韓国の歌謡シンフォバンド、ジニアのアルバム。1998作。「U」とあるからたぶん2ndなのだろう。
ゲームキャラのコスプレみたいな格好の二人の男Voと、天使みたいな女の子のジャケは、
日本の自主制作同人ものみたいな雰囲気だが、音のほうはけっこうまともなシンフォポップ。
キーボードをメインにしたゆるやかな曲調で甘い声質の男Voがハングルで歌を載せる。
バックにはフルート、ヴァイオリンも登場し、盛り上がる場面はN.EX.Tばりに壮大。
このメロディの甘さ、旋律の美しさは、マンガちっくな失笑を超えるレベルで
プログレ度は高くないがハングル・シンフォロックとしての質は高い。
シンフォニック度・・8 ロック度・・7 キャッチー度・・9 総合・・7.5
HAN UI SU「A-MEN」
韓国のミュージシャン、ハン・ヴィ・シュのアルバム。詳細は不明、年度も不明。
内容の方は“A-MEN”と名付けられたPART1〜4までの組曲で、全50分。
メタル色はほぼ皆無で、全編打ち込みやシンセオーケストレイションによるサウンド。
硬質感のあるシンフォニックという点で、部分的には英国のTHE ENIDあたりも思わせるが
こちらはもう少しゴシック寄り…というかゲーム音楽っぽい雰囲気もする。
壮大かつややダークな映画サントラという感じもするし、プログレの香りもちらほら。
じっくり聴けばかなりクオリティも高く、単なる雰囲気もの以上にちゃんと作品となっている。
シンフォニック度・・8 ロック度・・2 壮大度・・8 総合・・7.5
台湾、中国のバンド
SERAPHIM/六翼天使「不死魂」
台湾のシンフォニック・(デス)・メタルバンド、セラフィムの1st。2001作
キーボード入りで疾走する曲にわめき系のデス声とソプラノ女性Voが乗る、というスタイル。
NIGHTWISHのターヤとEDENBRIDGEのサビーネ嬢の中間といった女性声はなかなか魅力的で、
歌メロに平坦さを感じるものの、良い雰囲気をかもし出している。
バックの演奏については個性と技量が足りない部分もあるが(特にドラム。ばたばたしたバスドラが耳障り)、
バンドのやりたいこと (NIGHTWISH+疾走+デス色という) はまあ分かる。
曲によってはCHILDREN OF BODOMみたいな雰囲気のものもあったりするが、
こうしたデス要素は特になくてもいいような気もする。
メロディアス度・・7 シンフォニック度・・8 女性Vo度・・7 総合・・7
SERAPHIM/六翼天使「平等精霊」
台湾のシンフォニック・(デス)・メタルバンド、セラフィムの2nd。2002作
1stに比べまず叙情度UP。ギターの弾くメロディやバックの音の重ねに説得力が増した。
デス色を後退させ、女性Voメインにしたのも正解だろう。
ただ曲の展開や一つずつのリフをとると、まだ類型の域を出るものはなく、
イントロがBLIND GUARDIANで曲が始まるとNIGHTWISH、
サビの歌メロはSTRATOVARIUSなんていう曲もあるので(笑)
今後は真のオリジナル性を身に付けてもらいたい(メンバーもまだ若そうだし)。
メロディアス度・・8 シンフォニック度・・8 女性Vo度・・8 総合・・7.5
Amazon.co.jp で詳細を見る
SERAFIM/六翼天使「AI/愛」
台湾のシンフォニックメタルバンド、セラフィムの3rd。2004作
美声の女性Voに、疾走メタルという組み合わせで、過去2作もなかなか良かったが、
続くこの3rdでも基本路線は同じ、ストヴァリ風に疾走し、NIGHTWISH風にシンフォニックで
時折チルボド風のメロデス風味もあるという、いわば美味しいとこどりサウンドだ。
5分以上の曲が多く、展開も多いので1曲ごとの印象が薄いのも相変わらずだし、
バタバタとせわしなく、ややリズム感の悪いドラムが時々耳障りなので、今後の改善ポイント。
尚、Voパイ嬢はこのアルバムを最後に脱退、現在はより美人な(^-^)クイン嬢が加入している。
メロディアス度・・8 疾走度・・8 女性Vo度・・8 総合・・7.5
Amazon.co.jp で購入
SERAPHIM「RISING」

台湾のシンフォニックメタルバンド、セラフィムの4th。2007作
リーダーであるギター以外のメンバーが交代した本作であるが。
美しい女性ヴォーカルの歌声でシンフォニックに疾走するサウンドは健在。
新Voのクイン嬢の歌唱は力量、表現力的ともにまだ物足りないが
そのオペラティックな声質は楽曲に優美な格調をもたらしており、
ありがちながらクサいフレーズを奏でるツインギターもなかなかいい感じだ。
初期にあったドタバタとしたマイナー臭さが減った分、だいぶ聴きやすくなっている。
そしてやはり女性Voの歌う、美しいサビのメロディの爽快感はこのバンドの持ち味だろう。
シンフォニック度・・8 疾走度・・8 女性Vo度・・7 総合・・7.5
Amazon.co.jp で詳細を見る
CHTHONIC「9TH EMPYREAN」
女性3人を含む5人組、シンフォニックブラックメタルバンド、ソニックの2nd。
しかしまさか台湾から「ブラックメタル」とは・・(まあ日本や韓国にもいるわけだしね)、
サウンドはキーボードと女性コーラスを効果的に配した、なかなかのシンフォブラックで、
ダミ声で歌うおねいさんの歌唱も堂に入ったもの。暴虐パートとピアノによる静謐パートで
しっかり場をつないで、少々強引な曲展開もかえって新鮮に聴かせてくれる。
やはりヨーロッパのバンドとは質感がやや異なり、我々日本人に近しい感覚が音に表れている。
ドラムの技量がいまひとつなのが惜しいが、今後も充分に存在価値のあるバンドと思う。
私が買ったのは英語版だが、中国語版も出ている(本当はそっちを聴きたかった・・)。
シンフォニック度・・8 暴虐度・・7 アジア度・・7 総合・・7.5
CHTHONIC「RELENTLESS RECURRENCE」
台湾のシンフォニック・ブラックメタルバンド、ソニックの3rd。2002作
シンフォニックなキーボードにメロブラ風のギターリフ、そこにブラック声が乗るスタイルで
一聴して前作より音に説得力が増した。シンセ担当の女性奏者はときおりフィメールヴォイスも担当。
二胡と呼ばれる台湾伝統の二弦楽器を使用しており、アジアンなミステリアスさをかもしだしつつ
全体的に暴虐さよりも、もの悲しい美しさが印象的でドラマティックかつ耽美に聴かせてくれる。
中国語によるデスヴォイスは独特な響きで、二胡の音色ととも不思議な雰囲気をかもしだしている。
シンフォニック度・・8 暴虐度・・7 台湾度・・8 総合・・7.5
ChthoniC「Seediq Bale」

台湾のシンフォニック・ブラックメタルバンド、ソニックの4th。2007作
台湾産のブラックメタルバンドとして2ndの頃から注目していたが、ついに日本盤デビュー。
CRADLE OF FILTHあたりを思わせる禍々しくも美しい世界観で疾走するサウンドは
以前は弱点だったドラムの弱さも克服されていて、堂々たるレベルに仕上がっている。
シンフォニックなキーボードアレンジはどこか幽玄を感じさせる空気があり、
ダミ声絶叫Voに絡む女性Voや、もの悲しい二胡の音色にも注目だ。
どうせなら英語版ではなく中国語のまま配給して欲しかったが、
メロディの雰囲気や怨念の込められたような音には充分地域性を感じ取れる。
日本盤にはライブ映像とPVの入ったDVDが付属していてお得ですよ。
シンフォニック度・・8 暴虐度・・8 台湾度・・8 総合・・8
Amazon.co.jp で詳細を見る
CHTHONIC「Mirror of Retribution」

台湾のシンフォニック・ブラックメタルバンド、ソニックの2009作
本作は5作目で、日本デビューとなった前作はCradle of Filthばりの傑作であったが、
今作もクサメロを撒き散らして強力に疾走。そして二胡によるもの悲しいメロディで
アジアンな雰囲気を漂わせつつ、ダークかつドラマティックに聴かせる力作だ。
ここまでのクオリティになると台湾のバンドうんぬんという地域性をあまり感じさせないほどだが、
個人的には中国語によるもっと土着的な怨念のようなものを聴きたい気もしないでもない。
シンフォニック度・・7 暴虐度・・7 台湾度・・7 総合・・8
Amazon.co.jp で詳細を見る
ChthoniC「Takasago Army」

台湾のシンフォニックブラックメタル、ソニックの2011年作
今やアジアという枠を飛び越えて、世界レベルの質の高さを身につけたといっていいこのバンド、
6作目となる本作は、太平洋戦争における台湾の戦士たち、高砂義勇隊をテーマにしたコンセプト作。
美しいシンセ、オーケストレーションをバックに、ヘヴィなギターと吐き捨てヴォーカルを乗せて疾走するスタイルは、
いっそう迫力を増していて、歴史的なテーマにそった重厚さ、怒りや悲しみなどが音を通して伝わってくる。
民族的な二胡の音色は、台湾文化特有の感触を楽曲に付加していて、いいアクセントになっている。
全体的にはシンフォニックさよりもヘヴィネスが上回っているので、メロディ派のリスナーにはやや物足りないかも。
シンフォニック度・・7 暴虐度・・8 重厚度・・8 総合・・8
Amazon.co.jp で詳細を見る
CHTHONIC「醒靈寺大決戦 Final Battle at Sing Ling Temple」

台湾のメロディック・ブラックメタル、ソニックのライブアルバム。2012年作
いまや台湾の国民的バンドとなった彼らだが、本作は歴史的意義を含む
二.二八事件の舞台となった醒靈寺で行われた2011年のライブを収録。
美麗なシンセを含んで激しく疾走するサウンドはCradle of Filthを思わせる
荘厳なシンフォブラックの質感に、アジアンな土着性が加わった独自のもので、
ライブでのタイトな演奏力はアルバム以上の迫力をかもしだしている。
野外ということでドラムの音も含めてやや輪郭がぼやけた音質だが、それもかえって
神秘的な臨場感に包まれている。 Disc2は「Takasago Army」の全曲を演奏。
激しくもドラマティックな楽曲が、よりパワフルに展開されてゆく様は圧巻だ。
付属DVDの映像を見れば、バンドのヴィジュアルも含めていっそう楽しめるだろう。
ドラマティック度・・9 ライブ演奏・・8 音質・・7 総合・・8
Amazon.co.jp で詳細を見る
幻世狂想楽隊 ILLUSION「乱世無双」

中国のシンフォニックメタルユニット、イリュージョンのアルバム。2006作
イントロの壮麗なシンセとクサメロのギターにわくわくしつつ、
DRAGONFORCEやX JAPANなどを思わせるメロスピサウンドが炸裂。
音は軽めながら、キャッチーでポップなメロディと、中国語の歌唱が個性的で、
台湾のSERAPHIMなどがOKならば充分楽しめるだろう。美しいピアノや女性コーラス、
シンセのアレンジも美麗で、マイナー系のシンフォニックメタルリスナーもにんまりだ。
ただ中盤以降は疾走は抑え目で、ProgMetal的な雰囲気にもなったりと、
作品全体としてはやや散漫な印象になってしまっているのが残念。
シンフォニック度・・8 疾走度・・8 中華度・・8 総合・・7.5
台湾系女性歌手
台湾には素晴らしい美声の女性歌手が多いですが、
中でも齊豫(CHYI)、許茹芸(VALEN HSU)の二人は
プログレ、シンフォファンにも勧められるアーティストです

齊豫 許茹芸
齊豫/CHYI「故事/ STORIES」
チー・イーのアルバム。1987作
台湾系の美声歌手としては今や大御所の彼女。このアルバムは全編英語、
その絶品の歌唱力で、アラン・ペイジやジャニス・イアン、ドン・マクレーン
などのカヴァー曲を堂々と歌い上げています。
英語の発音も素晴らしく、曲だけ聴けば欧米の歌手だと思ってしまいそうなほど。
シンセの美しいシンフォニックな部分もあって、しっとりと美しいアルバムです。
シンフォニック度・・7 しっとり度・・9 女性Vo度・・9 総合・・8
yesasia.comで見る
齊豫「有没有這種説法」
チー・イーのアルバム。1988作
このアルバムは全曲中国語によるオリジナル作。
ピアノやシンセなどによるしっとりとした曲に、彼女の美声が映える。
中国語の歌唱なのだが、あまり違和感なく聴けてしまうのは
やはりこの美しい発声によるところなのだろう。
シンフォニック度・・7 しっとり度・・9 女性Vo度・・9 総合・・7.5
yesasia.comで見る
CHYI「PARADISE BIRD/天堂鳥」
チー・イーのアルバム。1988作
英語によるカヴァー曲集、スザンヌ・ヴェガやマイク・オールドフィールドなどの曲を
彼女の美声でしっとりと歌い上げています。シンフォニックなキーボードもポイントし。
シンフォニック度・・8 しっとり度・・9 女性Vo度・・10 総合・・8.5
yesasia.comで見る
CHYI
「WHERE HAVE ALL THE FLOWERS GONE」
チー・イー(齊豫)のアルバム。1990作
これも英語によるカヴァー曲集で、LAでのレコーディング。
のっけからシンフォニックなイントロ、曲によってはギターも入って
とても台湾の歌手のアルバムとは思えない。この人にはやはり英語曲がよく似合う。
しっとり系の曲に乗る美声には艶やかさも加わっていて、もう絶品です。
シンフォニック度・・8 しっとり度・・9 女性Vo度・・9 総合・・8
yesasia.comで見る
CHYI「LOVE OF MY LIFE/蔵愛的女人」
チー・イー(齊豫)のアルバム。1993作
100人のロシア国家交響楽団とともにモスクワで録音されたアルバム。
ベートーベンやシューベルト、チャイコフスキー、サン・サーンス、ショパンなどの名曲を
オーケストラをバックに彼女が歌い上げます。クラシカルかつ優雅なアルバム。
シンフォニック度・・9 クラシカル度・・9 女性Vo度・・9 総合・・8.5
CHYI「駱駝・飛鳥・魚」
チー・イー(齊豫)のアルバム。1997作
台湾の女性Voの中でも、特にプログレファン向きなのがこの人。
これまでにも英詞によるカヴァーアルバムを出したりと、欧米のロックにも造詣があるところを
見せつけており、その絶品の歌唱力はまったくもってワールドクラス。
今作は、初期のようなシンフォッニックなアレンジからはやや脱却し、
どちらかというと静謐感ただようしっとりとした楽曲が中心となっている。
中国語の響きも美しく、落ち着いたアンビエントな雰囲気を堪能できる美しいアルバム。
シンフォニック度・・7 しっとり静謐度・・9 女性Vo度・・9 総合・・8
Amazon.co.jp で詳細を見る
YU CHYI「C'est la vie」
ユー・チー(齊豫/チー・イー)のアルバム。1999作
台湾の美声の歌姫としては代表格の彼女。今回は英詞によるカヴァーアルバムである。
なにしろのっけからEL&Pのカヴァー(タイトル曲)、続く2曲目はこともあろうに
北欧メタルの大御所STRATOVARIUSのカヴァーである(バラード曲「FOREVER」)。
どの曲も彼女の絶品の歌唱力によって、しっとりと情感豊かに胸に響く。
曲のアレンジもシンフォニックなものが多く、女性Voファンのみならず
シンフォ好きリスナーにもお薦めできよう。
シンフォニック度・・8 しっとり度・・10 女性Vo度・・9 総合・・8
yesasia.comで見る
CHYI「The unheard of Chyi」
チー・イー(齊豫)のライブアルバム。2003作
2002年香港コロシアムでの録音。CD2枚組。DVDケース入りの全36曲。
こんな豪華なアルバムが出るわけだから、地元での人気も相当なものなのだろう。
この絶品の歌唱力がライブ音源で聴けるのだから、それだけでも感動ものなのだが、
選曲の方も新旧取り混ぜたベスト的なもので、シンフォニックかつメロディアスなものが多い。
(例のストヴァリ、ELPのカヴァーもばっちり収録されており大満足 ^ー^)。
中国語圏のみにとどまらず、まさにワールドワイドな女性ヴォーカリストといえよう。
ただし、コピーコントロールCDのせいか、PCで再生すると何故か音飛びがあります。
シンフォニック度・・8 絶品歌唱度・・10 楽曲度・・9 総合・・8.5
yesasia.comで見る
齊豫/YU CHYI「2002 音樂難得有奇遇演唱會」
ユー・チー(チー・イー)のライブDVD。2002年香港コロシアムでの映像。
デビュー23年ということで、中国語圏においてはかなりの知名度らしく、広いステージに客席は満員。
ライティングや派手な衣装などは、ライブというよりは歌謡曲のコンサートのノリ(客席にはごく普通のおばちゃんも…)
そんな中、ELPやSTRATOVARIUSのカヴァーが歌われるのは、どうにも妙な感じがするな(笑)
映像的に見ればさすがに本人はベテランの域なので(横顔は森口博子似?)、さして見て楽しいというものではないが、
英語、中国語の曲ともに、その絶品の歌唱力にはやはり国境を超えた素晴らしさがある。
ちなみに同ライブを収録した2枚組CDもあり、こちらのDVDはそれよりも数曲少ない内容となっている。
ライブ映像・・7 ライブ歌唱・・9 しっとり度・・8 総合・・7.5
yesasia.comで見る
許茹芸「討好」
台湾の女性歌手、ヴァレン・シュー(VALEN
HSU)の1st。1995作
このデビュー作からすでに、内面を表現するようなしっとりとした歌唱が見事。
曲の方もしっとりとしたピアノ、シンセにオーケストレーションが美しく、
ときにシンフォニックに盛り上がる「泣き」が情感をともなって胸に迫ってくる。
我々日本人が忘れかけた、純粋で清浄な歌と音楽がここにある。
DはどうもKATE BUSHっぽい曲だなと思ったら、どうやら本当にケイトのカヴァーらしい。
メロディアス度・・8 シンフォニック度・・8 女性Vo度・・9 総合・・8
許茹芸「涙海」
ヴァレン・シュー(VALEN
HSU)の2nd。1996作
方向性は前作と同様。しっとりと美しく、素朴で素直。
彼女の歌唱の魅力が最大限に生きる、ゆったりとした曲調で
我々日本人にも懐かしさを感じさせるような歌メロがとても心地よい。
今回もCにKATE BUSHのカヴァーを取り上げている。よほど好きらしい。
ピアノのストリングスが美しいラスト曲などは感動必至。
メロディアス度・・8 しっとり度・・9 女性Vo度・・9 総合・・8
yesasia.comで見る
許茹芸「如果雲知道」
ヴァレン・シュー(VALEN
HSU)の3rd。1996作
こんなものが地元ブックオフで見つかるとは…今後もこの店はチェックしよう。
さて、彼女のとくに5枚目までのアルバムはその清純な美声と、
シンフォニックな楽曲で、プログレファンにもアピールするものだ。
このアルバムも1曲めのサビでの溢れだすような情感には、分かっていてもグッとくる。
バックのピアノ、シンセも美しいのだが、それらもやはり彼女の美声を引き立てる役になる。
余談だが、ハイビジョンで放映している日本マンガ原作の台湾ドラマ、
「部屋においでよ」に彼女が主演で出演していて少しびっくり。
シンフォニック度・・8 女性Vo度・・10 楽曲・・8 総合・・8.5
yesasia.comで見る
許茹芸「日光機場」
ヴァレン・シュー(VALEN HSU)の4th。1997作
その清純な美声と、ブログレファン受けするシンフォニックな楽曲から、
その筋での人気も高い彼女。これはその代表作ともいえるアルバム。
デジタル&ポップに移行する直前の台湾シーンのしっとりとした叙情要素が満載のサウンド。
美しいシンセ、ピアノが盛り上げる楽曲に、彼女の美声が加われば、
全てのシンフォ系女性ヴォーカルファンはもう降参です。
シンフォニック度・・8 しっとり度・・9 女性Vo度・・10 総合・・8.5
yesasia.comで見る
許茹芸「我依然愛イ尓」
ヴァレン・シュー(VALEN HSU)の5th。1998作
しっとりとしたピアノで始まる表題曲の美しさがやはり素晴らしい。
3rdあたりまでの過剰な情感はやや薄まったが、
一人の女性としての成長を感じさせる強さと自信とが備わった
その歌声には、やはり心揺さぶられる響きがある。
ちなみに、画像のジャケには彼女の直筆サインが入っています♪
シンフォニック度・・8 しっとり度・・8 女性Vo度・・10 総合・・8
許茹芸「イ尓是最愛」
ヴァレン・シュー(VALEN
HSU)の6th。1998作
キャリアを経て、ジャケといいなんとなく「今風」になっているが、本質は変わらず。
清純なだけでなく、大人っぽい深みを増した彼女の美声は、
いっそうの説得力とともに胸にしみ入ります。
曲の雰囲気は初期の頃よりもロック/ポップス風にはなってきているものの、
バラード曲の美しさなどは不変。さりげないシンセのアレンジも良い。
メロディアス度・・8 しっとり度・・8 女性Vo度・・9 総合・・8
許茹芸
「1995-2001 光華真紀録 單身日記 Lonly Diary」
ヴァレン・シュー(VALEN HSU)のベスト選曲集(+新曲)。
清純派の美声ヴォーカルとして、人気の高い彼女。
プログレ関係からも評価が高く、ユーロロックプレスなどには特集記事が載るほど。
このアルバムは、彼女のデビューから2001年までのアルバムからの選曲となっており、
過去のCDが手に入りにくい今となっては、ファンにとっては実にありがたい内容。
彼女の魅力はやはりその透き通るような美声で、チーイーのような深みのある大人の声ではなく、
どこかに初々しさを残した清涼さがある点だろう。もちろん歌唱力と表現力もかね揃えていて、
しっとりとした静か目の曲では思わずうっとりと聞き惚れてしまう。
選曲的に全体的にシンフォニックなものが多く、シンフォ系の女性Vo好きにも大推薦。
シンフォニック度・・8 しっとり&清純度・・9 女性Vo度・・10 総合・・9
yesasia.comで見る
許茹芸
ヴァレン・シュー(VALEN HSU)のベスト。2005作
この方の初期から1998年くらいまでのアルバムは、
清純な美声とシンフォニックかつしっとり叙情的な楽曲が合わさって
どれもが素晴らしいのだが、これはそんな彼女のこれまでの曲を集めたもの。
プログレ、シンフォファン対応の歌い手としては台湾の一番手といってよいかと。
繊細なピアノにうっとり、歌メロの盛り上がりに思わずじーんとなるのです…
シンフォニック度・・9 しっとり度・・9 女性Vo度・・10 総合・・9
yesasia.comで見る
許景淳「専輯〜「王攵]瑰人生 睡[ロ巴]!我的愛」
台湾の清純派美声Vo、クリスティン・シューの初期のベストアルバム。1994作
台湾にはチー・イー、ヴァレン・シュー、といった実力派の美声女性シンガーが多いですが、
この許景淳も母国ではかなりの人気歌手と思われます。
90年代前半の台湾の音楽は、日本のような曲のデジタル化が進んでおらず、
その分しっとりとしたメロディを聴かせてくれる正統派の歌謡曲が多かったのだと思われます。
そういう部分で、シンフォニックで大盛り上がりのクサめの曲が、わが国の女性Voフリーク、
プログレ系リスナーにも受ける要因だったのでしょう。私もチー・イーのCDをけっこう持ってますし。
さて、許景淳のこのアルバムも、その美しいソプラノVoを生かした曲が堪能できます。
しっとりめの曲が多く、やわらかで清純な歌唱が心地よいのであります。
しっとり度・・9 ロック度・・2 女性Vo度・・9 総合・・7.5
yesasia.comで見る
孟庭葦「誰的眼涙在飛」

台湾の女性歌手、モン・ティン・ウェイの5th。1993作
バラード中心のしっとりとした楽曲に、はかなげな美声を乗せた、
ゆるやかに癒されるようなアルバム。許茹芸に比べると華やかさはないが、
むしろこの素朴な味わいが彼女の魅力なのだろう。
メロディアス度・・8 女性Vo度・・9 しっとり度・・9 総合・・8
孟庭葦「鑽石金選集1990-1994」
台湾の女性歌手、モン・ティン・ウェイの1990〜1994年までのベスト。CD2枚組
美声ヴォーカルの宝庫、台湾のベテランの一人。聴くのはこれが初めて。
曲調としては、やや古めのしっとり系台湾歌謡という感じで、
繊細なピアノやギター、シンセなどによる中華風味の雰囲気が出ているサウンドで、
そこに乗る彼女の歌声は、チー・イー(齊豫)やヴァレン・シュー(許茹芸)とはまた違った、
華やかさはあまりないがしっとりとした素朴な情感に満ちている。
聴いていてどこか安堵感を覚えるようなヴォーカリストです。
メロディアス度・・8 女性Vo度・・9 しっとり度・・9 総合・・7.5
yesasia.comで見る
梁詠h
中国のアイドル、gigiことジジ・リョンのアルバム。1998作
中国ではもちろん、日本でもけっこう有名であるらしい。
外見の美少女っぽさに反して歌唱の方はなかなか本格派で、しっかりと情感が伝わってくる。
曲の方も打ち込みなしで、シンセやギター、アコギなどがメインの
ロック&ポップスという雰囲気で、これも好印象。
台湾系の美声歌手と同様の耳で聴けるので、女性Vo好きにはお勧め。
メロディアス度・・8 女性Vo度・・8 案外聴けます度・・8 総合・・7.5

中国、台湾、韓国のCD、DVDが手軽に購入できます
■CDレビューの方も合わせてご覧ください