「紅葉する老年」と云う言葉が好きです。初めての老年期、戸惑うことばかりです。友人や孫の名前が直ぐに出てこない!用事で、隣の部屋に入ったら、目的を失念!戻ったら思い出す・・・等。悩ましい年頃なのであります。永井荷風の「断腸亭日乗」は老年教本で愛読。これは荷風が80歳で孤独死するまでの日々の日記ですから・・・・。老生も既に74歳!あと6年で荷風に追いついてしまう・・・・。どうしよう!心の準備をせねばならぬ。怒涛の如くの、超高齢化社会の大きな流れにのまれ、自己を見失ってしまいそうです。一方、そんな些末事よりも、愛妻から、何故お迎えが来ないのであろうか!という事に心の重心が向かうこの頃。とは言いつつ、毎日の奮闘努力は怠れない。彼岸からこなたへと、老輩の気分が忙しく移動するのです。こうやっているとそれなりの疲労感を伴います・・・。これはその日々を綴るものです。

題して「カフェブロッサム繁昌記」2017年3月の巻きです。


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 2017年3月31日(金)曇後雨
早朝、市場にてヒラメを得る。朝食後、五枚にさばく。アラはフューメドポアソンの出汁にする。エシャロットとシャンピニオンを炒めベルモットを入れて煮詰める事暫し。アルベールソースがようやく完成。ヒラメをムニエルに拵えてソースで戴く・・・。美味也!!午後、読書。長椅子でうとうとしていると、予約の電話が入る。日曜日、東京から自転車で向かうと言う!片道100キロ。有り難き哉。晩餐は鯛の切り身、潮汁を拵え飯。
 2017年3月30日(木)晴、暖
風無く暖。春めいた日和となった。早速、布団を干す。朝食に上等なコーヒーを淹れ、トーストにバターをたっぷり塗って、ママレードで食べる。食後は先生に処方してもらった、コレステロール値を下げる薬も忘れずに服用する。食後、日の当たる所に、マットをひいて横臥し読書。まどろむ事暫し。何物にも代えがたき一時也。昼、粗食飯。再び読書。物語の舞台はサンフランシスコから、ドイツに移り、時代は1929年秋の、アメリカでの株価暴落に起因する世界大恐慌により、ワイマール共和国崩壊、続くナチス政権台頭、ホローコストに至る周知の、歴史の流れに翻弄される人々が描かれている。そういえば、昨日であったか、香港が中国に戻って20年経つというニュースをやっていた。老輩は現役時代、その香港が返還に決まって間もなくの頃、頻繁にカナダのヴァンクーヴァに出掛けたが、その都度、市中の住宅街の一角に、香港の人々が豪邸を建て移り住む事を目撃した。今より26年程前の事であった。其の頃は、「ずいぶん先走った人達だなぁ」と思っていたが、時代の変化とは恐ろしいモノだと思う次第。
 2017年3月29日(水)晴
朝より自転車で出勤。今日は予約があるので、その前に暖炉に火を入れ、料理の準備をしておかなければならないと思案しながら進んでいると、、ペダルを踏む脚にも必然的に力が入り、到着する時間は1時間半を切った。食事が済んだ後、皆さんと歓談暫し。10年前に乳癌を患ったという・・・。愛妻の闘病時代の事などもまじえ、しんみりとした時間を過ごす也・・・・。、
 2017年3月28日(火)晴後曇
朝より晴れたので布団を干し、自転車で出勤。道中の地面は日ごとに碧が増えていく。峠にかかると、鶯が「お爺さん!今日もがんばっていますねぇ!」と挨拶をする。頬にあたる空気もひところの冷たさは消えた。これで、桜の花などを見ながら走れれば、上等という次第。
 2017年3月27日(月)雨
朝より氷雨。今日は臨時休業して終日休息。他、特に記す事無。
 2017年3月26日(日)雨
終日雨。2月初旬よりカトリーヌ・パンコール著の小説を読み出したらあまりにも面白く、6冊の連続小説を読み終えてもう後に続くお話が無いと知った時、妙な侘しさをおぼえた。お話は始まれば何時かは終わるのだ!小説の世界がこんなにも面白く、老境に至ったモノを慰めてくれる。有り難い限りだ!新しいモノを探して、読みだした物語の舞台はサンフランシスコ・・・。時は1974年だ。老輩にとってこの年は非常に意味がある。1973年の秋に中東戦争に起因する「オイルショック」があり、若かった老輩は、人生で初めての時代の節目というモノに遭遇し、荒波にのみ込まれ、その高波の頂上から弾みでもって、岸の遠くに打ち上げられ、気付いてみたら、規格型の商店の跡継ぎという枠から外れた、ビジネスマンに変身した時節だ。老輩も1975年初めて西海岸を旅行した思い出がある。翻訳モノといえども、著者も違えば当然文体も違ってくる。読み慣れるまで暫くの時間を要するが、物語の展開が愉しみなところだ!
 2017年3月25日(土)晴
今朝も自転車で出勤。三々五々人来。夕飯は、ハマグリを買って、吸い物を拵えるが、貝に力がないので味が薄くなってしまった・・・・・。他、特に記す事無。
 2017年3月24日(金)晴、風有
午前中布団を干す。昼前市中を歩。最近、足利美術館には若い女子の行列あり。1時、帰宅。歩すこと10キロ余。今日は、鯛の切り身でムニエルを拵え、アルベールソースを掛けて飯。この頃、森友劇場盛ん也。
 2017年3月23日(木)薄曇
早朝起床。今日は佐野厚生総合病院で検査の日だ。8時半までには臨床検査室に入って、血液採取をしなければならない。7時過ぎに自転車で渡良瀬河畔の堤をずんずん佐野市方面に向かう。途中、道が工事中で通行止めだ!しかたがないので、脇の砂利道をずんずん進む。ぎりぎりセーフで血液採取が出来た。先生にコレステロール値の高さを問題視され、数値を下げる薬を処方される。このところ、自転車生活をしているから、食欲は出ていて、先日来、朝食のトーストにバターを愛用、そのうえ魚のムニエルにもよくバターを使うようになってきたから、その結果が出てしまった!どうもいけない・・・。昼、森田屋で飯。帰路、アゲンストの風に会い難儀をする。しかし、ひところの冬の空気は去り、春風である。堤は菜の花に満ちており、これから自転車生活の楽しさが増すばかり也。晩餐はヒラメが手に入ったので、アルベールソースを拵え飯。美味也!
 2017年3月22日(水)晴、暖
自転車で出勤。店に到着後、間もなく、予約の電話が入り、暖炉に火を入れ、準備をする。外の席も用意したが、生憎、風が出て来たので、室内にて対応する。他、特に記す事無。
 2017年3月21日(火)雨
終日春雨。店は無来店。炉辺独読書。ラジオでテロ対策法案の報有。明治43年にあった、大逆事件の事を思い出す。他、特に記す事。石川啄木、徳富蘆花が居た時代の話した・・・・。話題の某学園スキャンダル、防衛大臣の出自・・・。何かが逆戻りしている感頻り也。
 2017年3月20日(月)晴、風無暖
最近、イギリス人の歌手ベラ・リンさんが100歳記念でアルバムを出すと云うニュースをみた。ヨーロッパの大戦、特に「バトル・オブ・ブリテン」と称されるイングランドをナチスドイツの攻撃から防ぐ「祖国防衛戦」の戦記などを読んでいると、「The white cliffs of Dover」や「We meet again」などという当時流行った流行歌の名前が各所に出て来る。今は、簡単にYou Tubeで検索すると簡単に聞く事が出来、そうすると1940年の歴史時代に容易に浸ることが出来るから、これらの曲はよく聞いていた。その時代はイギリスの人々は、戦時中の耐乏生活の真っ最中だ。老輩も幼年時代、困窮時代を体験したから、ベラ・リンさんの歌には、殊更に親しみを感じるのだ。今も健在だと知り驚く次第。
 2017年3月19日(日)晴、暖
朝より晴れ、自転車で出勤。飛駒の谷に入ると、周囲の山麓に旬の野鳥のさえずりが響き渡る。こういう鳴き声を耳にすると、出発して一時間ほど自転車をこいで、疲れてきた筋肉が元気になるんです。不思議です!車で通勤したときには味わえなかった、気分を体験する次第。
 2017年3月18日(土)晴
朝より晴。自転車で出勤。須花坂を登る途中で、鶯の初音を得る。今日はすっかり春の陽気だ。ローストビーフが焼きあがってから、外に出て、暫く庭の手入れをする。ミントの立ち枯れになった茎を片づけ、落ち葉が吹き寄せて積もっている処を、整理する。地面の草も取る。ついでに薪割もする也。
 2017年3月17日(金)晴
朝より晴。今日も布団を干す。陽射しを浴びて読書。昼、フキノトウのパスタを拵え飯。午後、読書。夕方より、貸し切り宴会のローストビーフを焼く為に、飛駒に出掛ける。このところ「森友学園騒動」の報道頻り。備忘の為に記。
 2017年3月16日(木)晴
朝より晴れ。布団を干す。昼、アサリを買いパスタを拵えたが、アサリに力がない。季節早々也。午後、読書。他、特に記す事無。
 2017年3月15日(水)曇
朝より寒。今日も自転車で出勤。冬に戻った様で、暖炉を頻りに燃す。昼に至り人来。暖炉の前の席で寛いでもらう。お客様がすんで、暫く、暖炉の前で読書。他、特に記す事無。
2017年3月14日(火)曇後雨
今日も自転車で出勤。最近、飛駒小学校付近で道路拡張工事が始まった。その隣にある飛駒で唯一の八百屋さんの店も壊されてしまうのだ。工事の間、仮店は何処に開くのかと尋ねると、その店はそのまま無くなって終う。その代わりに、村役場の駐車場に毎週木曜日に引き売りの車が来て便宜を計るというのだ。飛駒でも、宅配の車が頻りに行き交う。ネット通販が盛んになる所以だ!
 2017年3月13日(月)曇
終日曇。今日も自転車で出勤。去年の今頃は、左の親指と人差し指に不具合が生じモノを掴むの事に苦労をしたが、自転車に乗るようになり、いつの間にか、それは治ってしまった。店に向かう道中、心なしか周辺の山の景色が変わってきた様に思う。ヨーコさんも生前、老輩の運転する車に乗り、今頃になると「勝っちゃん!もうそろそろ春だねぇ!山の景色も変わってきましたねぇ!」と言っていた事を思い出した次第。無来客。本を読んで一時を過ごし、戸締りをして歸。他特に記す事無。
 2017年3月12日(日)晴、風無暖
朝、6時半に自転車で出勤。早朝は結構冷え込む。名草小学校辺りまで来ると手袋の指が凍えて来る。しかも、トンネルをくぐり飛駒の谷に降りると更に激しくなる。8時には店に到着。暖炉に薪を入れ、ローストビーフを焼く準備をする。昼を回り、車愛好家の一行30台余来。ナンバープレートは都内の地名が多いが、赤いメルセデスで福岡のナンバープレートもある。終日暖炉の火を絶やさず、応対に努める。帰路、5時を回り渡良瀬河畔に到着、落日に遭遇、陽が伸びていることを実感する。この頃、デジタル世界30年後を語る本を読んでいる。老輩の30年後は生きていれば百歳を越えてしまうが、今の世の中の延長を知りたいから興味深く読める。途中でこんな一文に出会った。<<<本の持つより高次の力とは、われわれの注意を引くことだーーーそれこそが、この経済においていまでも希少なものなのだ。本とは注意を引く単位なのだ。事実は興味深く、アイディアも重要だが、唯一人々を楽しませ、忘れられることがないものは物語や素晴らしい論議、それによくできたお話だ。詩人のミュリエル・ルカイザアーが言うように、「宇宙は原子ではなく物語からできている」>>>
 2017年3月11日(土)晴
今日は震災の日だ。6年前の3月11日金曜日、ヨーコさんと翌日からの営業に向けて準備をしていたら、携帯が「地震がきます、地震がきます!」と警報が鳴りだし、直後に揺れがきた。その日は停電して夢中で過ごして、翌日のテレビで津波や原発の報道を見た。あの時は、もし、老輩が真珠湾奇襲攻撃のニュースを直接聞いていたなら、こういう気持ちになったであろうと云うような心境になり、長い一生の間で、印象に残る事は何かと尋ねられれば、迷わずこの震災の事に思い至ると思うぐらい、大きな事であったと思う次第。
 2017年3月10日(金)晴
朝より晴れたので布団を干す。今日は午前、午後と休息して読書を楽しむ。この頃は小説をよく読む。面白いのだ!しかし、数年前までは、年下の著者の書いたモノなど読むには足らぬものとして、小説の類は読んだ事が無かった。読書は趣味の一つであるから主にノンフィクション、特にヨーロッパ戦線を扱ったものを読んでいた。今でも思い出すのは、ヨーコさんが抗がん剤治療為の入院中は、ヤルタ会談を扱った分厚い本を持ち込んで、ヨーコさんの枕元で読んでいたら、看護婦さんが「ご主人は大学の先生ですか?」とヨーコさんに訊いているのを耳にして驚いた次第。最近ふとしたきっかけで小説を読みだしたら、これが限りなく面白い!老輩は物語というモノは何処にでも転がっていて、人の数だけあると思うのだ。そおして、世間に小説家は沢山いるから、十年いや、三十年経っても読もうと思う小説は尽きないはずだ!眼鏡と目は大切にしようとつくづくと思う次第。夕刻、運動の為に市中を10キロ歩。
 2017年3月9日(木)晴
所要にて都心に出掛ける。夕刻、東京駅に立ち、今日の晩御飯はどうしようかなぁと考える。晩年、ヨーコさんは「なんで、人間は時間が経つとお腹がすいて来るんでしょうねぇ!其の度、毎度毎度ご飯を拵えなくちゃならないんだから、本当に困っちゃいますよぉ!」と、よくこぼしていたが、老輩はこの頃、お腹がすいてくるが、何を食べようかまったく不明!浅草の大黒屋にでも寄って、天婦羅でも食べようかと思案するも、そういえば、昼は、八丁堀で定食の「揚げ出しタラ」を食べたから、二回揚げ物ではどうも面白くない・・・。「ヨーコさんどうしませう?」とl迷っていると、天の啓示があり、京橋に「シェ・イノ」と云うフレンチが在ることを思い出した。早速携帯で舌平目のアルベールソースはやっていますかと尋ねると、「あります!」との答えを得る。独りですが大丈夫かと再び尋ねると「問題ありません」との答えを得た。やっぱり、陽気が良くなる時節、舌平目は体が欲しくなるんだと、つくづく思う次第。
 2017年3月8日(水)晴、風有
今朝も元気に自転車で出勤。飛駒は、風があるが陽射し燦々・・・。しかし、昼に至れど無人影。昨日同様、暖炉の前で読書。今週は英気を養う週也。他、特に記す事無。
 2017年3月7日(火)曇後晴後雨後曇
今朝は曇っている。天気予報では午後は晴れとあったので、自転車で出勤。暖炉に火を入れ、室内を温め、来店に備える。しかし、今日は、訪れる人無・・・・。では!と作戦をかえ、アームチェアを暖炉の前に備えて、腰を下し、読みかけのカトリーヌ・パンコール著「月曜日のリスはさびしい」を読む。午前中から暖炉は稼働しているから、室温は徐々に上がり、1時には28度だ。シャツ一枚で十分。一方、雲行きの方は俄かに怪しくなる!南西に暗雲わき出でて店の方に向かってくる。あたりは、陽射しが遮られ、フロアースタンドの電灯を点け読書を楽しんでいると、其の内に、雨が降り出してきた。時計を見ると2時30分である。慌てて、「ヤフー天気」雨雲ズームレーダーで確認すると、4時を過ぎれば雨雲は去るという事が解り、再び暖炉に薪を入れ読書を続ける。外は冷たい雨。暖炉からは薪のはぜる心地よい音が聞こえる・・・。既に、室温は31度。体は限りなく緩む。暖かいフロアースタンドの光、面白い物語・・・、不思議な居心地の良さにひたり一時を過ごす。外をみると4時を回り雨は止んだ!ズームレーダーで安全を確認して、自転車に飛び乗り、一目散で足利に向かう。しかし、予想外の展開。飛駒の空気はいつの間にか、真冬の空気に変わり、凍り付くようだ!先ほどまでは、31度の室温にひたっていたのが、零度近いの空気の中を、自転車で移動するのであるから、手足は痺れて、血糖値が急激に下がったような、アンビリバボーな状態になる。世が世であれば、ヨーコさんに電話して、「もう動けないからヨーコさん車で迎えに来てチョ!」と出来るわけだが、聞くも涙、語るも涙の物語でそれもかなわぬ!20キロの道のりを、体をだまし、だましして、ようやく帰宅出来た。凍える体を風呂に浸けて、なんとか人心地を得る。拵えてあったブフブルギョンを温める。こういう時にはワインに限ると、ジュブレー・シャンベルタンを開けて労をねぎらう次第。かくの如くして、ドラスティクに変化する一日が終了!
 2017年3月6日(月)曇、風無暖
今朝は曇天であるが、風は無い。念のため、昨日より着るものを一枚薄くして、自転車で出掛ける。途中の坂で熱くなってきて、上着を一枚脱いで峠を越えることが出来た。鹿沼方面、牛久方面より人来。帰宅後、久しぶりにニョッキを拵え、ヨーコさんが良く作ってくれたセージバターで飯。他、特に記す事無。
 2017年3月5日(日)晴後曇
早朝より自転車で店に向かう。今日も風無く昨日より暖。こう言う空気の微妙な推移が、解るのは面白い。所定の時間内に店に到着。途中、ロードバイクで本格手的な格好をした、若者の自転車に追い抜かれてしまったが、これは、仕方がないのだ。昼に至り、久しぶりのお客さんが来店。お話をしていると、話が店のイベントやら、飛駒の観光開発の方に向かっていった。殊更に耳目をひく名産、観光名物はない土地柄であるが、周囲に山だけは沢山ある。なにしろ、盆地であるから、見渡す限りの山々である。中にも北に前日光山塊の一部が望め、その一つである丸岩岳、この山は変哲もない山容をして、店の裏にある原っぱから見える。しかし、山頂は1100メートルを超すのである。l昔、愛犬が元気な頃、登ったことがある。黒沢を辿り、山頂まで一気に登ったら、関東平野が眺望できた。途中で、筑波山も見えたと思う。なにしろ利根川が眺望できる。山頂には白樺の樹が数本見えた。老輩はその時、昔読んだヘミングウェイの「キリマンジャロの雪」を思い出した。四千メートルを超えるキリマンジャロの山頂に豹の死体が横たわっていたという短編小説であったが、坊主山の北に予期せぬ白樺が目にとまったので意外な気持ちになったのだ。兎に角にも、平凡な環境の僻地だが、手の届くところに千メートルを超える山があるのが面白いのだ。しかも、この山は深田久弥の「日本百名山」に掲載されていない。お客さんは、「飛駒ハイキングコースを作りましょう」と言うのだ!丸岩岳まで路がないなら、カフェブロッサムでフェイスブックで呼びかけて、ハイキングのイベントを起こし計画をすれば全国から有志が集まるでしょうと弁ずるのだ。人が多く歩くようになれば、それは路になるのだ!遠方からこの店に出掛けて来るお客さんが沢山いるのだから、ハイキングで楽しんで行って戴ければ、来た人は喜ぶだろう・・・。一考の価値ありであると思う次第。
 2017年3月4日(土)晴、暖
早朝より(6時半ころ)、自転車で店に向かう。今朝は風が無い。しかし、空気が冷たい。今日は午前中に高速道路で事故が発生した事もあり、来店時間が1時頃に集中。老輩も階段を幾たびか駆け上がり、注文とりと、お運びに精を出す。若い人が多いので、其の内の一人に「どうしてここに来たの?」と尋ねたら「インスタグラム!」という答えが返ってきた。驚くべし!そうして、若い方から「ローストビーフもビーフステーキ・クラシックも両方とも美味しかった!」とお褒めの言葉を戴く。記念写真も撮ってもらう。そんなことで、今日も、朝起きした甲斐があったと思う次第・・・・。有り難い限りだ!
 2017年3月3日(金)晴、風有
午前中より布団を干す。午後、陽射し浴び読書。夕方、市中を散歩する。他、特に記す事無。
 2017年3月2日(木)曇後雨
朝より曇。終日読書。陽射しの無い日は、どうも、メランコリックな気分になっていけない・・・。他、特に記す事無。
 2017年3月1日(水)曇後雨
雨が心配なので車で店に向かう。暖炉に火を入れ、火勢が盛んになるころ、人来。店が一段落した後、奥の部屋より椅子を持ち出し、「インターネットの次に来るもの」を読む。こうして、辺境の地で、火にあたりながら、未来を予想する事柄に接するのは面白い。孫との話題作りには一番だ!fまた、今日は非常に興味深い出来事に遭遇した。夕方より足利市内の商店の人に誘われ「山姥切国広展」協賛企画会議に出席した。この刀剣の展示会には数万単位の若い女性が全国から見学に訪れる予想だと云う。老輩には全く信じられない!けれども、商店街の展覧会によせる熱い期待が、老輩の胸にも徐々に伝わって来る。根拠となるのは「刀剣乱舞」と云うゲームによるものであるらしい!驚くべし驚くべし!


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